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八峰町白神ガイド研鑽会【十二湖編】

昨日の、留山研鑽会の続きです。
留山を終了して、3名をバスから降ろした後、今度は十二湖へ向かいます。
十二湖は、お隣りの青森県になります。

留山研鑽の話はこちらです。↓

午後から12名で、まずはアオーネ白神十二湖へ行き、お昼ご飯です。
12名中8名がお弁当持参でした。私は、外食組です。

アオーネ白神十二湖内にある「レストラン アカショウビン」でランチです。一人は、カツカレーを頼みましたが、あとの3名はミニ海鮮丼とそばセットを注文。

ミニ海鮮丼とそばセット

お蕎麦の量が多くて(1.5人分くらいありそう)残してしまいました。ミニ海鮮丼はしっかりいただきましたが・・(笑)

日当たりがいいせいか、アオダモの花が咲いていました。八重桜も見ごろでしたよ~(⌒∇⌒)

アオダモの花

お腹もいっぱいになったところで、十二湖へ移動です。

十二湖駐車場で下車し、ここから歩きです。売店のキョロロの名前の由来を話したり、ブナの花を見ながら進みます。

鶏頭場の池を歩いていくと、崩山が奥に見えてきます。山が崩れているところが大崩と言って、300年ほど前の大地震で山が一つ地すべりを起こして消えてしまった。という名残になります。

鶏頭場の池から見る崩山

その地すべりを起こして崩れてきた場所が、この十二湖になります。そして、十二湖の名前の由来は、大崩に登って眼下を見たときに12個の池が見えることから、十二湖と名前が付いたそうです。

でも、実際は33個の池があるそうです。私たちガイドではやっていませんが、青森県の十二湖専門にガイドしている人は、三十三湖巡りというのを一日かけて案内している人もいます。

こういった景色を見ながら、勉強しながら十二湖で最も有名な「青池」に到着です。

青池

青池は深さが、約9m。透明度が高くインクを落としたような青色をしています。一番青く見えるのは、夏至だそうです。水の色が青いのは、未だ解明されていないそうですが、透明度が高いのと湖底にある鉱物のせいではないかと考えられています。

周辺の倒れた木々もありますが、水温が低いので腐らずに残っていたりもします。秋は枯れ葉が落ちて池を埋め尽くしてしまうので、見たい方は秋は避けた方がいいかもしれません。

青池を堪能した後は、階段を登ってブナ自然林を歩きます。

ぶなの自然林

留山とは違った雰囲気の場所です。
秋田・青森の白神山地周辺には、ブナの森を楽しめる場所がいくつもあります。同じブナの森なのに、なぜか雰囲気がどこも違うんですよね。

白神山地ブナの森巡りをしてみるのもいいかもしれません。

ブナの自然林を抜けて、沸壷の池へ向かいます。
途中に、エンレイソウがたくさん咲いていました。このエンレイソウは、種が落ちて花が咲くまで15年かかるそうです。そういったこともあって、長生きをしないと見られない花と言われているんですよ。

エンレイソウ

でも、どこにでも咲いているので、長生きしなくても見れます。(笑)

続いて、沸壷の池です。
ここも、青い色をしていますが、少し青池とは色が違います。湖底にある鉱物も違うそうです。青池に次いで、人気のあるスポットになっています。

沸壷の池

ここからは、みんなまたスタスタと進み始めたので、写真ありません。

仲道の池を目指して、スタスタスタスタ~~
お~~~い、研鑽はどうなったんだぁ~??後から聞いた話だと、先頭組だけが研鑽っぽいことをしていたらしく、遅い人はスルーされたらしい( ノД`)

まっ、私は写真を撮ったり虫を見つけては楽しんだりしているので、いつも遅組です(笑)ガイド始まる前の復讐かねての研鑽なので、いつも聞く話は一緒です。

ぐるっと回って、王池駐車場に到着。待っていてくれたバスに乗り込み、最後は日本キャニオン直下へ行きます。

この場所へ初めて来たときは、別世界だともの凄い感動したのを覚えています。もう何十年も前の話ですが・・

日本キャニオン

ジオの勉強してから分かったのは、崩山の手前に黒森という山があって、その山が大地震で地すべりを起こして山が無くなったそうですが、その地すべりの端っこがこの場所なんだそうです。

日本キャニオン

そして、私たちはこの上を歩いてきたんですね。

その昔、海の底で火山活動が起こり、その灰が積み重なって凝灰岩となり隆起して山になったものが、丸ごとひとつ山が崩れて、その端っこが日本キャニオンと呼ばれている場所。

こうやって、まじまじ見るとすごい量の灰だよなぁ~と、海底での火山活動がどれだけ凄かったんだろう?と想像してしまう場所です。

こんな感じで、研鑽会は終了しました。
天気もよくて、素敵な一日になりました。

今日は、この辺で!

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