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八峰町白神ガイド研鑽会【留山編】

今日は、八峰町白神ガイドの研鑽会の日。
昨夜は、すごい勢いで雨が降っていたけど、とてもいい天気になりました。
午前中は、動かないと少し寒いくらいでしたが、歩く分にはちょどいい気候でした。午後は、場所を変えての研鑽でしたが、午後も気持ちよく歩いてきましたよ。

9:00ハタハタ館出発 15名のガイドがバスに乗り込み留山

留山は、藩政時代に田んぼや生活用水などに利用していた川の水が枯れだし、調査をしたところ広葉樹を伐採していることが原因と判明しました。
それ以来、樹木の伐採を止め木を山に留めたことから「留山」と呼ばれるようになりました。その時から集落の人たちが森を守り、ほとんど人の手が入ることなく今に至っている場所です。

そういった場所なので、八峰町で認定したガイドの同行がないと入ることは出来ません。

留山研鑽開始

ブナの森を守るため、木道が設置されています。留山は、集落から直線距離で約2㎞のところにある身近な森で、樹齢200年~300年のブナの樹を見ることができます。

新緑が気持ちいい(o^―^o)

オオカメノキの花が咲いていました。

オオカメノキ(ムシカリ)の花


留山でメインのブナの樹です。樹齢およそ350~400年と言われています。このブナの樹には、熊さんの爪痕も残っています。

巨木ブナ


別のアングルからの撮影です。

巨木ブナ違う角度から


ここから先は、みなさんスタスタ進んで行くので、写真を撮っている余裕がありませんでした。(;^_^A


ブナの森を抜けると、小川にでます。この小さな川が集まって、集落に流れる川になります。

毎年のことですが、雪解け水が溜まる場所があります。そこには、クロサンショウウオが産卵していきます。

クロサンショウウオの卵嚢

ひとつの卵嚢には40個くらいの卵が入っています。この場所で孵って、大きくなるクロサンショウウオは、ほんの数匹です。

大きくなったクロサンショウウオは、夏の終わりに沢を登り、秋には土にもぐり冬眠の準備をします。そしてまた、春にここへ・・。

そんな話をしながら、約2時間の留山研鑽が終了しました。

この後、午後からは十二湖の研鑽です。ハタハタ館で午前中組が下車して、十二湖へは12名の参加となります。

そして、十二湖の話は明日にしようと思います。

今日は、この辺で!


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