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はじめての介護の仕事。

こんばんは40代独身ニートのシラカバです。
今日から介護の施設で働くことになりました。特別養護老人ホームで所属は小規模多機能。今日がその初日でした。

9時開始のところを8時半に到着、少し早めについたので車の中でタバコを一本吸って更衣室に向かいました。ロッカーで着替えタイムカードをつく。会う人みんなに「おはようございます」と元気よくあいさつし、小規模多機能の部屋に向かった。

早出、遅出の人たち含めて今日は女性ばかりのスタッフ陣。男性は私だけ。これまで鉄工所勤めだった環境とはまるで違います。部屋にはすでに数人の利用者がテーブルについていて、この人たちは泊りの人たち。皆真剣にテレビを見ていた。

まずは調理場周辺で朝のミーティング/申し送り。休日明けの人は資料をくまなく見ていた。やはり情報交換は大事のようだ。みんなと初めましての挨拶を交わしたがその尻からもう名前が出てこない。そして私は完全に浮いている。。。

今日はリーダーの綺麗な女性が私の研修の担当をしてくれた。目のクリっとした。20代半ばくらいのとてもほっそりした人。ちょっと見とれるくらいのきれいな人。

「今日は初日なんで一日の流れをつかむだけで結構です」と言われ、いちいち彼女の後について業務を見学しました。メモを取ることはほぼせず、やっていることを見て「どういう感じなのか」だけを学んだ。

彼女が送迎に外に出るときは別のスタッフが私の担当になり、その都度その人の後について行って目の前のやっていることを見て学ぶ。そして少し間ができると利用者さんたちとコミュニケーションをとった。


常に車いすでコミュニケーションのとれない利用者さんもいるが比較的元気な利用者さんが多い。耳は遠いが少し大きな声で話すと普通に会話もできる。なんてことない普通の高齢者なのです。身構える必要は全くありませんでした。

名前を聞いたり出身を聞いたり、今度は自己紹介をしたりとメモを取りながら名前を覚えていく。私は人前で話すのは苦手だけど、基本人見知りではないので、初対面の人とマンツーマンで話すのは苦手ではありません。利用者さんとも丁寧な言葉で話をすればなんら問題はありません。

また、送迎で来た通所利用の人たちは元気そのもの。コミュニケーションも問題なくとれるし楽しいくらいです。スタッフたちも皆さん話しやすい人たちでとてもいい感じの職場でした。

今日は人手が多かったのか手を余らせる場面も多々あり、何をしていいものかと立ちすくむ場面もありました。終始困ったのは「何かやりたい」と思っても「勝手にやってはいけない」ということ。

介護の仕事はこれと言って決まった仕事はありません。逆に言うと利用者の介助、支援の全てが仕事です。私はまだまだ研修の身分です。トイレ介助や食事介助も手伝いたいけど手伝えない。終始見守りの介助しかできません。


その他、洗濯やシーツ交換、おむつ交換、掃除、車いす移乗、ベッド移乗など場面場面で担当者の後ろについて見学させてもらいました。皆さんは慣れた手つきでこなしますが、いざ自分がやるとなると難しいんだろうなとも感じました。

今日は一日長く感じました。ずっと立っているし覚えることばかりだし、慣れないことばかりだし初めてのことばかりなので、はっきり言って疲れました。ほとんど具体的には何もやっていないのに。。。


でも一日職場にいて居心地の良さは実感しました。やっていけそうな感じもあります。「もしかしたら初日で嫌になるかもしれない」と想像もしてたけど、そんな感じは全くありません。体の疲れは想像以上でしたが。。。


17時半になり初日の仕事は終わりました。
皆さんに「お疲れ様、また明日よろしくお願いします」と言い、帰宅の途につきました。

約2年ぶりの仕事でした。久しぶりの仕事終わりのホッとする感覚。充実感でいっぱいです。自分が社会の一部になっている充実した感覚。昨日までは完全に社会と分断されていましたから。。。


明日も見習いです。一日長いだろうけど頑張ろう。。。

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