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ロレンツォの恋愛√についてその③

 2021年が終わってしまう…。寒波が到来していますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。このレポートを書くためにスイッチを起動して画面を見ながらキーボードをバチバチ叩きすぎたために、夫に「乙女ゲームにハマっているだけでなく、妻自身もなにかを書いている」と勘付かれました。その際に、私の推しが緑色のええ声だというところまでバレまして、最近はネイルを緑にしたりするだけでも「あ!ロレンツォの色だ!」と大声を出されるようになりました。やめてくれ。
 数十年ぶりに二次創作を書き、数十年ぶりに同人誌を手に入れるためにイベント(オンラインだけど)に参加し、生まれて始めてツイッターでアンミナファンの皆様とおしゃべりをするという体験をしました。アンミナにハマってからまだ半年も経っていないことに驚いています。おかげさまで毎日とても楽しいです。アンミナはいいぞ。

 さてアンジェリークルミナライズ、通称アンミナに登場する地の守護聖ロレンツォの良さを叫ぶこのレポート。なんだかんだで3回目になりました。私はロレンツォの恋愛7と恋愛8が好きで好きで、そこを書きたくて始めたレポートなんですけど、そこにたどり着く前に2万字かかっているので、今回果たして書ききれるのか、とても心配です。とにかくこんなところで字数食っててもしょうがないので、さっさと行きましょう!
過去のレポートは↓
ロレンツォの恋愛√について その① はこちら
ロレンツォの恋愛√について その② はこちら

 恋愛7の考察に入る前に、恋愛6の、アンジュとロレンツォの立ち位置を整理します。
まずアンジュ。
・ロレンツォの本質に触れ、もっと彼の本心を知りたいと思っている
・ロレンツォにあなたに近づきたいと伝えている
・そのためにはロレンツォに全部を知られて構わないと思っており、本人にもそう伝えている。

 …とんだ強火女ですね。このレポートでは彼女のガッツに敬意を払い、恋愛6以降のアンジュのことはアンジュ先輩と呼んでいます。

 対してロレンツォのはどうか。彼は、実はアンジュに対してロレンツォは、恋愛1からほとんどスタンスを変えていません。
・アンジュのことを面白いとは思っているが、特別扱いをしているわけではない。
・別に恋をしたいと思っていない。
・自分は恋愛不適合者だと思っていて、そのスタンスを変えられないし、変えたくないと思っている。
・しかし、アンジュのガッツを面白く受け止め、「君が近づきたいなら、私は拒まない」と伝えている。
 
 って感じです!!へ~~~~~恋愛7まできてそれか~~~(宇宙猫顔)
CV竹内良太で胸元開いていかにもお色気担当の5歳年上の男性に、女性側からここまで迫りまくる必要があるとは√のはじめには思ってなかったですよね。ですよね!? 
 アンジュ(主人公)は彼に恋に落ちました。しかしその相手は、「恋は割り切るものでどうでもいいもの」と思っていて、そして自分が変わることはないと言い放つ、社会的に成功した30歳の男性です。そんな彼と、どんな「最良ED」が描けるのか?恋愛7では、その形が垣間見えることになります。

恋愛7

 さて、恋愛7です。他の守護聖様ですと、諸々を経て「守護聖自身がアンジュへの思いを自覚する」イベントであることが多いですね。手の早いシュリ様あたりですとキスを仕掛けてたり、ミラン様ですと神から人への変化が起こっていたり。つまり、この恋愛7では、守護聖がプレイヤーのことが好きな状態がデフォルトなはずなんですよ。さて、未だに恋の必要性をまったく感じず、主人公からの強火の矢印をのらりくらりと返事をしていらっしゃる、我らのロレンツォ様はいかがでしょうか。
 恋愛7は、ロレンツォの感情が「興味」か「共感」かで大きくイベントが違います。私は「興味」の状態が初見だったので、そちらから話を進めさせてください。
恋愛7(興味バージョン)
 公園を散歩するアンジュが、子供が集まっている場所にいるロレンツォを見つけます。子供に寄り添って教えて、背中を押してあげるロレンツォ、めちゃいい感じです。
「ロレンツォ、子供と上手に遊ぶんですね。なんだか意外です。」
 アンジュ先輩も恋愛7ぐらいになってくると、なかなか言いますよね。
「子供は好きだよ。とてもわかりやすい」
 おや、ロレンツォ様、好感度あげてきたんじゃない?って思いませんでした?私は思いました。これね~~~この時点までは縦横無尽にマイペースなロレンツォ様の隠れた優しさや、健気な一面を見せるイベントかと思ったんですわ。つまり不良が雨の中の子猫拾っているのを見つけるイベントかと思ったんですわ。はあ…己の浅はかさが本当に恥ずかしくなりますね。ロレンツォは、そんなテンプレートで測れるような男じゃないんですよ。
 じゃあ自分の子供がほしいと思ったことは?と質問するアンジュに、ロレンツォが答えます。
「それはないね。」
「赤の他人の子供で、無責任に関われる立場だからこそ、可愛いと思えるんだ。自分の子なんて考えられないよ。」
 これ~~~~~~!!!!
 発言小町で言ったら大炎上するやつ~~~~~~!!!!!!!

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彼との今後について
25歳で女性です。最近転職のために、大きな試験を受けています。そこで出会った5歳年上の男の人が好きになり、アタックをしています。最初は相手にもされていなかったのですが、最近ようやく対等に扱ってくれるようになりました。そんな彼が、子供と遊びながら子供が好きだ言うので、「自分の子供がほしいか」と聞いたところ、「赤の他人の子供だから可愛い。自分の子供は責任をとれないから考えたこともない」と言われました。これは彼との未来はないと牽制されたと考えていいでしょうか。私自身、これから重職につくため、子供を持つことは難しいのですが、それでも恋仲になりそうな女性に言うセリフではないんじゃないかと思って…フラットなご意見いただければ幸いです。
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1000万人が「その男との将来はない」って言うやつです。ただ、1000万人には無理でも、宇宙の女王になる資格を秘めた、アンジュ先輩なら…どうなるのか!?選択肢はこうです。
・「気持ちわかります」
・「責任が嫌なんですね」
ここ、一旦「気持ちわかります」の選択肢を取ってみてください。ロレンツォは「意外、同じ気持ちでよかった、じゃあさようなら。」となって速攻消えます。え!?っていうぐらいすぐ消えます。(なんだか他人に戻った気持ちだな…)と思うアンジュがその場に残されて、恋愛√失敗です。その鮮やかな去り方は、柔らかい言葉に包まれながらも、明確な拒絶と断絶を感じます。
 なぜなのか?今までは”人でなし”だと己を語るロレンツォをいかに受け入れられるか、が攻略の肝でした。そのムーブで「気持ちわかります」は、”無責任”であるロレンツォを受け入れるかのように見える選択肢です。が!!!ロレンツォは自己を受け入れることは歓迎するけど、己の意見を曲げて迎合することは良しとしないんです!!!!上の空になっちゃうわけですよ!!!!
 ここからは妄想ですが、ロレンツォは己の好き嫌いを隠ません。過去に出会った女性達にだって、子供は欲しくないとか、自分の興味の方が優先だとか、言ってきたはずなんです。それに怒って去っていく女性ももちろんいたでしょうが、「私も同じ気持ちです♡」と言って、すり寄られたこともあったでしょう。その気持を、見透かされたんじゃないかと思いました。ルビパ、本当にこういうの上手い…。
 アンジュ自身が子供を本当に欲しがってない可能性もあんじゃないのとは思ったのですが、まあもちろん現実世界ではいろいろご事情があるかもしれませんが、ゲームの世界で、ある男と恋仲になろうと動いている時に、「この人と子供はほしくないけど、一緒に永遠に幸せになりたい」というのはやや曲がった願いだと思います。アンジュは今ロレンツォとネオロマンスをしようとしています。その時に「子供が欲しくない」に「気持ちわかります」を返すのは、やはり自分の主張を変えたご機嫌取りと言えるのではないか、というのが私の考えです。

 はぁ…はぁ…。ちょっと荒ぶり過ぎました。もともとバチェラーとかが好きで、人の恋愛にやんや言うおばさんなので、ついついツッコミ過多な推しに言葉が止まらない…。指原莉乃さま、早くロレンツォルートやってYou Tubeで配信して……。さて続き!共感モード、行きます!

恋愛7(共感バージョン) 
同じく公園です。人前結婚式を見つけます。そこにやってきたロレンツォ。美しい花嫁姿をみて、アンジュがロレンツォに「結婚したいって思ったことはありますか?」と問いかけます。
「あると思うかい?私の思想と真逆だろう」
 これ~~~~~~!!!!
 発言小町で言ったら大炎上するやつ~~~~~~!!!!!!(2回目)
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彼との今後について
25歳で女性です。最近転職のために、大きな試験を受けて(以下略)
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まあ、同じです。「永遠を誓うなんて無責任とさえ思ってる」という男を、きっと脈アリだから頑張ってアタック続けよう!と言ってくれる人はなかなかいないんじゃないかと思います。「恋人と暮らすことが考えられない、あっという間に飽きてしまうだろうに。」とさらにダメ押しの発言が続きます。さぁ、こちらの選択肢は下記です。
・私には憧れです
・子供っぽいですね
 この選択肢、むずいっすよね。ロレンツォと恋愛をしたいと思っているアンジュが「結婚が憧れだ」と言うことはなんらおかしい事ではないんですが…まあ、この選択肢取ってみてください。
「意外だな。しかそそれならば、私などに時間を使っては無駄だよ」
 発言小町が燃えすぎて地球温暖化が進んでしまうような発言ですね。しかもこのあとこの男、
「それじゃ頑張って、幸運を祈るよ」
 とか抜かしやがるんですよ。(選択を間違えたかな…)というアンジュの言葉が全てです。ここでは、自分の夢を語るのではなく、かと言ってロレンツォの機嫌をとるのでもなく、ロレンツォから示されている無責任さ、子供っぽさを指摘するステップがどうしても必要なんだと思われます。

 さて、ということで、興味ならば「無責任ですね」共感ならば「子供っぽいですね」の選択肢を取ります。
 「今頃気づいたのかい?」と笑うロレンツォ。ここのボイスも素晴らしいので要チェックでお願いします。アンジュに無責任だと詰められて、ちょっと嬉しそうですらあるんですね…。彼の性癖が見えます。ちなみに、過去の女たちに何度もそう言われてきた経験があるそうです。惑星オウルに発言小町があるとしたら、炎上の3割ぐらいはたぶんロレンツォの過去の行いのせいです。(嘘です。よりどりみどりだったらしいので、そんな俗っぽい女には手を出していないと思います。)
 責任は嫌だけど、人は嫌いではなくむしろ好きな部類であると言うロレンツォ。ではなぜ恋愛に対してそんなに後ろ向きなのか。
どうせ駄目になることに時間を使いたくない。」
 と、ロレンツォは語ります。この解答を、もちろん自分勝手だとか、冷たいだとか、そういう印象を受けるのも正しいです。が、私はここに、彼の人生の孤独を見ます。”恋人”は何人もいたと言うロレンツォ。つまりですよ、過去の彼は、人と恋愛関係になることに対してそんなに後ろ向きではなかったはずなんです。また、複数人と遊びたいがために、決まった相手をパートナーとして選ぶのを嫌がるタイプでもなかった。昔のロレンツォは、誰かと恋愛で良きパートナーとなれることを信じて、恋人を作り、そしてその結果、「恋愛はどうせ駄目になるもの」という結論にたどり着いているんですね。
「この考えが嫌われることは理解しているよ。」
「自由に生きる代償は、孤独だとも思ってる。」
 続くロレンツォの言葉も、勝手ですね。ですが、己らしく生きるために、彼は孤独を選んだんです。ここで、”代償”という言葉にも注目させてください。ロレンツォは自由を愛しています。が、別に孤独は好きではないんです。でなければ、”代償”という言葉は出てきません。本当は一人は好きではない、恋もしたくないわけではない、けれど、それを得ることで自由や知識欲を損なわれるのであれば、致し方なく犠牲にしているのです。大人だから、諦めているから、それに対して嘆いたり不平を言わなだけ。この辺から、私は恋愛モードに入ったロレンツォのことを”寂しがり”だと定義しています。あ、ここまで来るともう考察ではなく妄想ですね。
 そのロレンツォの生き方を突きつけられたアンジュ。好きな男に、こう言われて、アンジュ先輩はこう思います。
(ロレンツォの生き方は、きっとそれはそれで正しい)
 アンジュ先輩、懐深すぎ~~~!!!全てを受け止める、漢(おとこ)アンジュ先輩は、ロレンツォの恋愛に対する姿勢を冷静に受け止めます。ていうか、「あなたに近づきたい、好意あります」と伝えている女性に対してこんなこと言うロレンツォも大概ですが、それに動じず次の動きを冷静に見極めるアンジュ先輩、やばくない??宇宙救えるのこの人しかいなくない??
 価値観を定めてしまっていて本心を見せないロレンツォ。それを受けて、アンジュは再び「彼と関わりたい」と覚悟を決めます。

ドクン、ドクン、とアンジュの心臓の音が響きます。
(彼と関わって…本音がみたい)
「うまく言えるかわからないんですけど、私…ロレンツォに深く関わりたいんです」

 …こんな男前な告白、あります????
 今さっきまで、「子供いらん。」「結婚なんて無理。」「恋愛はどうせ駄目、停滞、時間の無駄」と言っていた男性に、深く関わりたいんだ、と告げる勇気、ありますか?風のサクリアビュービューじゃないですか。それを受けてのロレンツォ、目を閉じて、ゆったりとした口調で返します。
「…そう。前も、そんなようなことを言っていたね」
 アンジュが、こうやって距離を詰めるために仕掛けてくるのをわかっていた風です。これなんですが、ロレンツォの恋愛7での一連の発言小町炎上発言、わざとだった、と考えられませんか?
 つまりですよ。自分は恋したくないけど、なんだかんだと指導役をすることになり、距離を詰められて、まあ有り体に言うとロレンツォは迷惑していたわけですね。あくまで女王候補と守護聖の距離感でいることが彼の希望だった。(これは後の恋愛8でもそう言われます)けれど、アンジュの腹の決まりっぷりに興味を惹かれて、ついつい近づくことを許してしまった。あの飛空都市のモブにするように突き放したかったのに、アンジュは何をどうやっても受け入れるし怯まない。そこで、なんでも暴こうという彼女にあえてマイナス面をさらけ出すことによって、彼女が去っていくことを期待していた…そして、どこかで、アンジュが去らないことも、予想していたんだと思います。
「君は閉じられた蓋を開けて中を見てみたいだけだ。」
「それが恋じゃないことぐらい、君にだってわかるだろう?」
 そう、ロレンツォは諭します。勘違いはやめて、近づいて来るのは辞めなさいとかなり直接的に伝えています。
 この辺も細々とアンジュの覚悟を問い直す選択肢が出てくるんですが、このアンジュ先輩の勢いだと、「うるせえ好きって言ってんだろが」の選択肢がないことが不思議なぐらいです。ないもんはしょうがないので「・でも気になる」を選びます。そうすると(でも気になる…どうしても。)とめちゃ強い語尾を足してくれるあたり、俺たちのアンジュ先輩さっすが~~~~ってなりますね。
「気になるって顔だね。そんなに私のことが知りたい?」
 本心を隠すロレンツォと、表情だけでマジの思いを伝えまくるアンジュ。この辺の魔法使いと剣士のバトルみたいな趣深さがロレアンっぽくなってきたな~って感じがして好き。(まだロレアンになっていない)
「あなたの本音を知って…価値観に直接触れたいです」
はっきりと、アンジュは告げます。それを受けるロレンツォ、「そうか」と笑いますが、今までみたいに受け流す笑いではなく、どこか呆れたような、受け入れるような、そんな声です。全人類ぜってえボイス付きで聞いてください。
 君は面白いね、とロレンツォは続けます。
「普通のお嬢さんに見えるのに、中身はサディスティックだ。」
「私の精神を、屈服させたいんだね」
 ででで、でた~~~~~~!!初見の女王候補に「え、お前Mだったの!?」とビビらせた問題発言~~~!!!
 でも、他の女を振るのを見せつけて、私は人でなしなんだと線を引き、子供や結婚にも興味がないと言い放って距離を置いて、私と恋愛なんてことを考えるのは辞めなさいと何度となく言い続けたロレンツォを、アンジュは暴き続け、それでも「まだ近づきたい」と言ってやめません。これを”サディスティック”と言わずなんと表現するのか。
 アンジュが屈服させたいのは、ロレンツォ本人ではないと考えます。恋を「割り切るもの」「どうせ駄目になるもの」「いずれ飽きてしまうもの」というロレンツォの価値観をぶった切りたいのです。ロレンツォが曲げる気はないと行っているその考えを変えさせる、それは彼を服従させるとの同義になるわけです。
「私は誰にも、精神を明け渡したことはない。しかし…」
「傲慢な言い方だが、自分より上位の人間ならば、それもやぶさかではない。」
 名台詞ですね…。ここで、ようやく、示されるんです。
 ロレンツォより上位の存在として君臨し彼の精神を屈服させること、それが、ロレンツォとの恋愛の帰結点、つまり最良EDの形なのだと。
 
震えませんか?私は何度読んでも震えます。ぶっちゃけ今泣いています。(深夜テンション)
 初回にロレンツォルートをここまで走ってきて、この答えに行き着くまで、浅はかな私はいったい何を目掛けてロレンツォを追っかけているのかわかりませんでした。前段で発言小町を引用していますが、一般的な考えに沿うと、どう考えてもロレンツォとの恋愛EDが想像できなかったし、ロレンツォが考えを曲げて真実の愛に目覚めてもイライラするな~とか、そういうことを予想していたからです。ロレンツォの魅力は、その自由さと素直さ、そしてその達観した価値観です。彼がその魅力である価値観を曲げるとき、彼の良さが損なわれるような、そんな予感を持っていました。まさか、ロレンツォらしさを全て受け入れて、彼より上位になることで彼らしさを損なわない結末を目指せるなんて…。超ハイスペで己の知識欲にしか興味がない男の攻略方法が、「ヒロインの純粋さで絆す」や「恋愛の大切さを教える」とかではなく、アンジュ自身が「彼にとって最高に知識欲を掻き立てる存在」に君臨することにより、ロレンツォの価値観を超える存在となって、彼の心に入り込むんです。

そんな男(ロレンツォ)を攻略する方法、物語の世界では、前段で述べた「純粋さで絆す」が王道ですが、個人的にあまり好きじゃありません。過去泣かせてきた女が多い男が取るには幸せすぎるルートだから、というのが理由です。純粋さで絆される感性があるなら、過去の女を幸せにしなかった理由なんなんだろ?と思っちゃうんです。過去に何人も「恋人がいた」ロレンツォ、恋に真剣になれないロレンツォ、私に近づくのはやめたら?とあくまでも自主的に恋愛ルートへ進んでくれないロレンツォ、そんなハイスペ恋愛不適合者ととる「最良」ってどんな恋愛なのか??

 レポート①で述べていた、「最良」の答えがこれです。恋愛7のこれを書きたくて始めたのに、なんでかこんなに長くなりました。
 このロレンツォの上位の存在になるためには、アンジュのこれまでの行動と決意が不可欠なのです。自らの品格・魅力・知性を磨きあげ、彼の価値観に触れ、それを全て受け入れた上で、それでもなお深く関係することを望む。その意気がないと、ロレンツォとの最良にはたどり着けないんです。
「なれます。私は女王候補だし…多分、ポテンシャルはあると思います」
 このポテンシャル、恋愛1で触れられているんですよ。ロレンツォが、アンジュにきっと眠っているか表出していないかわからない、大きななにかと言っていたもの、それがアンジュのポテンシャルなんです。
 この時のアンジュの顔が真顔なのも良いですよね…。冷静にロレンツォを追い込んでいくアンジュ先輩。は~最高。ルビパ先生ありがとう。一生ついてきます。
 凛とそう返すアンジュに、ロレンツォは「正直ものすごく好みだ。なにもなければ口説いている」と、初めて恋愛対象としてのムーブを見せます。「君はそんなことは望まないよね」と続きますが、いやいやいやいやいままでクソ塩対応だった分ちょっとは口説いてくれてもいいんですよ!?となった女王候補、私だけじゃないですよね…?この信頼感っぽい感じも好きではあるんですが…。
「次は真剣に答えよう、私の心で。」
「君に聞く気があれば、ね。」
 ああああああああ~~~、その言い方、ズルくないです?聞く気があればって、ここまで追いすがってきた女に言う?あるに決まってんじゃん!
 けど、ここにもロレンツォらしさが出ています。「恋愛はどうせ駄目になるもの」と思っているロレンツォ。アンジュのモーションにより、かなり信頼を寄せてはいますが、まだ「自分が愛されることに慣れてなさ」が出ていて、味わい深いですね…。
(ロレンツォの心に、ようやく、少し近づけた気がする…)
 よかったね、よかったねアンジュ先輩…。恋愛7で「少し近づけた」ってどんだけ果て無い道なんだよ、という気がしなくもないですが、ようやく目指すべきなるべき未来が示されました。
 さ~て次回、次で示されるロレンツォの心からの答え!え?!近づいたと思ったのに「このまま踏み込みたくない」ってど~いうこと!?「ロレンツォの恋愛√その④」で、サービスサービスゥ♪

 ということですいません。今回もこの辺で9000字を超えそうでして、一回アップさせてください!年内に終わりたかった~!!(と書いてこの記事が年内に収まったと錯覚させようとしている)
 一番書きたかった恋愛7までたどり着いたのでホッとしてます。さすがに恋愛8~9は次の記事で収まると思うんだけどナ…?

 ということで今回も長々お付き合いいただきありがとうございました!!今回も個人的解釈大爆発です。これはあくまで私のロレンツォとアンジュの解釈です。女王候補の数だけ、ロレンツォは、アンジュは、いると思います。いろんな人のロレアンがみたい、そんな気持ちで下記のツイッター企画をやっています。

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このタグ上げ始めてからけっこう時間経っちゃいましたが、ロレンツォの女達が発作(ロレンツォについて突然熱く語りだす病によるもの)を起こした時に突発的につかっていますので、ぜひ軽率にタグつけて上げてください…ロレンツォの感想で助かる命があるんでよろしくおねがいします。

やっぱ深夜に狂って書くのが一番ですね。
書き始めは年末だったんですが、結局8割方は1月1日1時~3時に書き上げました。いい年始になりました。あけましておめでとうございます。
誤字は2022年の初夢を見終わった私が直しますね。

2022年もアンミナが大ブレイクして、追加FDが出ますように!!!
最終回も1月休み中にやっつけたいな~~~!今年もどうぞ、地の守護聖ロレンツォ様をよろしくおねがいします。

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