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BLANKEY JET CITYへの誘い

はじめに

「かつて黒人解放運動を行っていたブランキーという男がいた。ブランキーは、その後年をとった時にひとりぼっちになってしまった。ひとりで、あてもなく旅をして辿り着いたのが、ジェットシティというごきげんな街。この街をえらく気に入ったブランキーは、その街の市長になった。」

BLANKEY JET CITYという日本のロックバンドを紹介します。
前述した文章はBLANKEY JET CITYというバンド名の由来であり、実際に楽曲に出てくる人物はBLANKEY JET CITYの住人です。

私はブランキーの楽曲をほぼすべて把握していてもうBLANKEY JET CITYの住人と言っても過言ではない状態です。
今回は皆さんにも転入届を出してもらう為の記事です。

ところで椎名林檎の丸の内サディスティックという曲はご存知でしょうか。この曲の歌詞に出てくる椎名林檎がグレッチでぶってくれとお願いしているベンジーというのはブランキーのGt,Voである浅井健一の愛称で、椎名林檎は浅井健一の大ファンです。
そんな椎名林檎も虜になったであろう楽曲をいくつか紹介しましょう。

①D.I.Jのピストル(1993年)

「メロンソーダとチリドッグ そいつがあれば生きて行けると
思ってる俺はケツの青い 最新型のピストル」

自分をピストルに例えるクレイジーな少年の話ですが、彼もBLANKEY JET CITYの住人です。ちなみにD.I.Jというのは歌詞の中で出てくる
キドキするような カレタ 生」
の頭文字を取っています。少年らしい疾走感と違う星から来たような気狂いを愛してくれるか尋ねる不安定さが混ざったものが一つの感覚として受け入れられるような歌詞だと感じています。

ちなみにイントロのボーカルが入る前のドラムのリズムはLed Zeppelinの「Rock And Roll」のオマージュなので気になる方は調べてみてください。

②ディズニーランドへ(1992年)

この映像のタオル兄貴が最初はじっとイントロを聴いているのですが、どんどん高まっていってドラムが入ると同時に跳ね上がるという様子を執拗なほどに映しているところ良くないですか?

ちなみにこの曲はAm,F,Dmしか出てこない3コードの曲で、メロディ自体はかなり単調なんですが、歌詞が刺激的過ぎて何度聴いても飽きません。
その場で断れない"僕"の弱さと当日ブッチする"僕"の冷酷さが入り混じって不安な気分になります。

イントロもシンプルなんですが、強弱を綺麗につけてベンジーっぽく弾くのが結構難しいのでギタリストは是非チャレンジしてください。

③SEA SIDE JET CITY(2000年)

歌詞もメロディも陽気だけど、あんまり聴いたことない感じがして不思議な曲に感じませんか?

実はこの曲は発売と同時に解散を宣言したHarlem Jetsというアルバムの曲です。個人的にはBLANKEY JET CITYのエンディングのようなイメージを持っています。私の葬式ではリザルトとエンドロールと共にこの曲を流してください。

「Spark Jet City 愛しているとかいないとか
Spark Jet City どうでもいいぜそんな事柄」

小ネタですが、フットボールアワーの後藤はブランキーの大ファンでゴッドタンのマジ歌でこの曲のオマージュ的な曲を発表しています。
ダサいダサいとネタにされていますが、ブランキー要素を要所要所に散りばめており、ギターも上手いので聴いてて面白いですよ!

最後に

3曲紹介しましたが、どれも全然違う曲に聴こえたと思います。
ブランキーの楽曲は9割以上はGt,Voの浅井健一が作詞作曲していますが、かなりバリエーションに富んだ曲調の楽曲が多いので、あなただけのお気に入りの一曲を是非見つけていただきたいです。

また、私はブランキーコンサルタントとして活動しており、「好きなジャンル」あるいは「他バンドの好きな曲を3曲」頂ければあなたが気に入る一曲をお送り致します。

ブランキーは90年代ではそこそこ有名なバンドで当時を生きている人は知っていたと思います。私は95年生まれで5歳のときに解散してしまっているので解散してから知りました。
実はBLANKEY JET CITY解散後も浅井健一がバンドやソロで活動しています。「BLANKEY JET CITYは知ってるけど浅井健一の曲は知らない」という方の為の記事を次書くつもりです。気が向いたら書くので首を長くして待っていてください。

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以上で転入手続きは完了になります。
BLANKEY JET CITYでの刺激的な時をお楽しみください。

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