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ストレスゼロの生き方

著者:Testosterone(テストステロンさん)

社長。作家。1988年生まれ。学生時代に110キロの体重があったが、米国留学中に筋トレと出会い、40キロ近い減量に成功。社長の傍ら、筋トレと正しい栄養学の知識を日本に普及させることをライフワークに。Twitterのフォロワー数は100万人越えのインフルエンサーでもある。noteのページは下記。

本書は、自称「日々の筋トレと筋トレ啓蒙活動を人生の主軸としながらまったく関係ない業界で社長業をしている変わったおっさん」によって書かれた自己啓発本。心が軽くなる100個の格言やアドバイスが見開き1ページに収納されている。「やめる」「捨てる」「逃げる」「受け入れる」「貫く」「決める」「筋トレする」の全七章からなるが、どれもユニークかつ響く言葉でスッと胸に落ちるものになっている。人間関係に悩んでいる人、人生で悩みが尽きない人に強くおススメ。

ここからは私の感想。

最初は題名と表紙から胡散臭さ全開と思ったが、非常に読みやすくて共感出来る部分が多く、心に響く本であった。特に響いたのは、「好きなことを仕事にできるほど甘い世の中じゃない」ではなく、「好きでもないことを嫌々やって成功できるほど甘い世の中じゃない」。その通りだと思う。何かを選ぶためには、何事もトレードオフであるから「捨てる」のも必要だし、「逃げる」ことも必要。本書に出てくる多くは、日本の「右に倣え」文化に倣わず、本質的な助言だと思う。筆者の筋トレ愛が暑苦しいが、経営者に筋トレ好きが多いのも努力が必ず結果に現れるからであろう。努力に関して言及していた「努力は成功を約束するものではないが、成長を約束する。」というのにも頷けた。そして、その成長が成功を呼ぶ確率を上げる。多少の運はあるにしても、私も努力は報われると思う。努力が報われない場合は、「時間を使ったけ(ど、ろく)な方向じゃないこと」場合だと考えている。どろくは報われない。(シラハマン調べ)よし、日々の努力を続けよう。


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