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酒を辞めて一カ月

さてさて、アルコール依存症になって酒を辞めるしか選択肢がなくなり、なんとか一カ月飲まずに過ごせたから、そろそろ飲みたくなくなって「すっかり辞めた人になったのか?」というと...

心の葛藤がたまにあります。

先日その日がやってきた、疲れていてお腹も空いていた「酒が飲みたい。」

ここ一カ月は酒のことがほぼ気にならず、やれることが増えたなーとか時間ができたなーとか良かったことを数えながら上手いことやっていた。

しかしその日は出掛けていた、用事が長引いて、外が暗くなってしまい、ワインと美味しそうな料理の写真がライトアップされているのを見てしまった。

その写真を見て、楽しく飲んでいた(と思い込んでいた)頃のことや酒の味を思い出した。

なんだか疲れてるし「もう一カ月経ったから飲んでもいいか」と頭ではダメなことを分かりながら、飲む理由を探して自分を正当化しようとしていた。

飲んだら終わりなことは分かってる...

家に帰る途中スーパーに寄って(誘惑がありつつも)なんとかお酒売り場に近づくことなく出ることができた。

「それにしてもまだこんなにも飲みたいと思う日がやってくるのか」とそんな自分がダメな気がして気分が落ち込んだ。

家に帰って飲むこともなく、普通に食事をしてから寝る前にアルコール依存症の文章を検索した。

何かを読んでいないと落ち着かなかった、それを見て改めて覚えておきたいことをメモメモ。

✔︎アルコール依存症は病気である、この病気になってしまった以上今後普通に飲むことはできない。(悲しいことではない、むしろ嬉しいことが待っている)

✔︎依存症から回復していく過程で長い時間をかけて依存症であった時のことを繰り返し話したい、気持ちの分かる人に聴いて欲しい、こちらがつらつらと語ることを茶化したりせず、ただうなずいていて欲しい。

✔︎そこに肯定も否定も意見もいらない、ただそうなんだねと理解を示してくれるだけでいい。

✔︎そして大事なこと、認識を変えて飲まない人になったとしても「飲んでみたいな」と(例え5年経っても)思うのは思うらしい。

✔︎それはそれでその気持ちを認めてあげることが大切(飲んでしまうのではなく)飲まないけど飲みたい気持ちを自分が分かってあげる。

✔︎一生飲まないぞと思うのではなく、今日も飲まなかった、良かった、幸せだということを思い感謝して眠る。

✔︎その繰り返しで、酒のことが気になる時間が少なくなる(てかほぼ気にならない)安心してその気持ちのターンを繰り返していけばいい。

✔︎絶対に飲むことはないから大丈夫。

そして、その自分を理解してくれる人もいる。

話を聴いてくれるAAに足を運んでみるとか、パートナーに聴き役をお願いするとか、こんな風に吐き出すか、繰り返し本や酒をやめた日のnoteを読んだりしながら理解を深めていくことが大切。

ともかく一人でなんとかしようとしない。

何かしら周りに頼りながら回復していく、楽しい時間や美味しい食事や健康が両手を広げて待っている。

何より話していて意識が飛ばないのは嬉しいし、イライラも殆どなくなった(イライラしてたのは酒のせい)本も読めるし心はとても穏やかである^^

感謝できる時間も増えた、酒を辞めて本当に良かった、平和な日々に感謝。

そして今日もシラフです。

自分を愛でながら寝る、おやすみなさい。


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