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五島市長選挙に行きましょう!

「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」が世界遺産に選ばれたことなどによる観光客の増加や、昨年には50数年ぶりとなる社会増を果たし、移住者の多い島となるなど、ポジティブなニュースが多い反面、人口の40%以上を高齢者が占め、全国平均の10%以上となる超高齢化、10年後には人口が1万人近く減少する可能性があるなどの課題も抱えています。
そんな中、2020年8月30日に五島市で市長選挙が行われます。

立候補者は2名
31歳 新人 中西大輔氏
64歳 現職 野口いちたろう氏
親子以上に年が離れ、移住者で民間からの新人と、公務員からの市長で8年の実績を持ち、3期目を目指す現職と支持政党含めて全く異なる両者による選挙戦となっています。

ちなみに、前回2016年は無投票でした。

若くリーダーシップのある市長が引っ張る福岡市からの移住者であり、子育て世代としては市長選挙とても興味があります。
が、しかし。
これマニュフェストとかどこで見れるのでしょうか。
まったくわからない。公約の比較とか、ほしいところです。
市長選挙ってこんなものなのかな。

これが一番わかり易いまとめです。(なぜか北海道のサイト)
五島市長選挙2020開票結果速報 情勢予想や立候補者の公約・経歴

ポスターをみるとそれぞれの立ち位置がよくわかります。

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漠然とポジティブなことをいうのと、実績強調する王者の戦いの現職、小池百合子さんとかもこんな感じ。具体性を高めないことで、弱者の差別化を封じるミート戦略的な手法。大きな失政がない、これまで考えるとその手法は大正解だと思われます。

逆に、具体性(といってもポスターにかけることは少ない)を打ち出す新人。
例えば、
「大型事業中止」→現職への反対勢力の確保
「1万円の商品券配布」→高齢者を中心とした世帯
「医療・水際対策、事業者等の支援を強化」→医療系、観光系、自営業者等の働く世代
「コロナ対策に全力」→現在の危機への取り組み強調
全方位的に対策を並べた感もありますが、きちんと各所へのメッセージを出しています。

最後の数字で見てみます。
2012年と2020年の数字を国勢調査や総務省選挙部の調査をもとにまとめました。
なお、2012年選挙は、市長引退に伴うもので、当日の市長の支援を受けた当時56歳の現職が、71歳の対立候補をやぶって当選しています。
得票数 15,617(72.5%)でした。

投票率での投票数変化のコピー

人口では3,300人の減少。20歳以上人口では2,500人、20〜64歳でみると2,600人の減少となります。65歳以上人口では逆に150名程度増加。
投票率は前回が61.9%。2015年、2019年に行われた全国の市長選挙では合計5%ほどの投票率低下となっており、それをそのまま反映すると、56.4%と予想されます。
また、若い世代の投票率が低いので、そのあたりも気になるところ。平均程度にあがると投票率10%毎に約1,000人増加、投票総数の5%の変化となりそうです。
今回の市長選挙は争点が明確でない中なので、挑戦者としてはなかな大変です。国政と違い、支持政党で選ぶべきかもわかりませんし。
とはいえ、若手が声をあげることで、若い世代の投票率があがり、政治に関与し、若い世代に向けた施策が実施されていくことが島の未来に繋がります。
若い世代を無視したやり方ではなく、きちんと未来へ繋がるやり方をしていく必要があると認識してもらうためにも、一定の成果がでるとうれしいです。
数字はざっくりなのですが、ひとりでいろいろ考えていたメモとして。

とりあえず、選挙に行きましょう!
個人的には投票率が上がることが大事。そのうえで、自然電力100%の実現を推進していただきつつ、新しいことにたくさん取り組んでもらえる市政であるとうれしいです。

サポートいただいた分は離島の暮らしをもっとおもしろくするために使わせていただきます。その成果を観に遊びに来てくださいね。