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フランソワーズ

写真はとある年の卓上カレンダー『サイボーグ009』より、フランソワーズ・アルヌール…003、二次元では浅倉南と双璧をなす私の推しキャラです。

強く、優しい、キレイな女性として、高度経済成長期から活躍してたフランソワーズは子供ながらに憧れの存在だった。

リメイクを繰り返しミレニアム過ぎても観ることの出来る本作品において、最近フランソワーズには別の魅力を感じている。

サイボーグ003は、視力・聴力強化を主として改造を施されたサイボーグ。もし今自分の体が改造出来るとしたら目にカメラを入れてほしいという点で003に魅力を感じるようになった。

期ぜずもとある著書において、蜷川実花さんが同じことを言ってたのを知った。雲の上の存在ではあるが、プロだろうとアマだろうと、目にしてキレイだと思った瞬間をカメラに収めたいという気持ちは同じなんだと知った。

そしてサイボーグ009の作品に関して言うと、時代は変わるもので、いわゆる003のような『紅一点』という存在は組織の男女比として今の社会では良しとされない。また、女性キャラに視覚・聴覚との強化機能を付したのは『主婦は情報魔・噂好き』というイメージからだと言う説もある。いずれも50年以上の時代背景に基づくものだ。

『ドラえもん』の『のび太のくせに生意気だぞ』の発言しかり、悲しきかなそういう部分を引っ張り出して古くからの名作を良しとしない人もいるようだが、作者が伝えたいのはそういう部分ではない。名作から学ぼう、インスパイアされようという気持ちはいつまでも持ちたいものだと思って止まない。

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