〜見栄を捨てて〜 ゆるく生きる: 自分らしく生きる思考法
表紙が可愛かったのと短めで読みやすそうだったので選びました
テーマは「低所得でゆるく楽しく生活する方法もある」を提案をすること。前半はお金を稼ぐ意味を改めて確認して、後半は節約術、思考術が書いてあります
フルタイムで働いて残業も休日出勤もやりまくって働きすぎて疲れている人に向けた「お疲れ様。でももうすこしゆっくり生きる方法もあるよ」と提案するような本です
確かにお金があれば解決できる問題はあります。でも全ての問題が解決できるわけではありません。健康はお金では買えないし、お金で作った人間関係も脆いです
お金を稼ぐ理由に「不安」があります。老後２０００万円問題はたくさんの人が意見を交わしていましたが、結局いくら必要なのかは分かりません。
そもそも「老後」と言うのも人によって何年後になるかバラバラですし、作者の場合は65歳になるのが2057年です。直近の5年でも大きく社会が変わっているのに、そんな先のことを考えてもどんな社会になっているのか分かりません
そもそも将来に不安を感じている人は2000万円を手にしても別のことで不安を感じてしまいます
日本は不景気です。なので給料が上がることに期待できません
低所得で生きるにはお金をかけないで楽しむ術を身につけるのが必要です。本書で紹介されていたのは読書、NetflixやHuluの動画サービスのサブスクですが、個人的には絵を描いたり散歩やストレッチもオススメです
人によっては本や映画の感想をTwitterやブログに書く趣味にも発展させられます。しかもその場合には「教養」が必要になるので楽しく学ぶことが出来ます。映画を正しく理解したり読みやすい文章を書いたりするのは難しいですが、自分のスキルになる！と分かっていれば楽しく学んで成長出来ます
個人的に一番参考になったのは思考術に書いてあったスルースキルです
スルースキルを身につける＝過剰反応をしない
受け流せないことがあったら「どうして受け流せなかった？」を客観的に考えて自分を見るようにします
「自分は◯◯だから◯◯はスルー出来なかったんだな」と考えているうちに冷静になれそうです
他人の発言一つ一つに目くじらを立てていたら疲れてしまいますし、余裕のある人間になりたいです
終わりに
長時間労働が原因の自殺、過労死、鬱病はとても多いと思います。
正社員じゃなくても生きていけます。邪魔しているのはプライドです。
正社員じゃないとダメ、年収◯◯円以上じゃないとダメ。で自分を縛ってしまうと生きにくいです
こんなゆるい生き方もあると思い出してもらえれば嬉しいです
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