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液タブは何がいい?cintiq proはどれも微妙!

これは2020/9/3当時の情報です。

なぜcintiq proが微妙?

個人的に、絵を描くためのディスプレイは300ppi前後は欲しいです。300ppiくらいあるとないとでは全然違うので、あなたの相棒にもあった方がいいと思います。

その要求を満たすcintiq proは16だけです。

しかし、16は接続がthunderbolt 3じゃないと4k表示が無理。thunderbolt 3があるパソコンはまだまだ少ないと思います。もしあなたのパソコンにthunderbolt 3があるのなら、16を買うことを強く勧めます。

wacomにはMobileStudio pro 16もありますが、マシンスペックが低く、コスパも最悪です。論外。

代替案

250ppi以上ある代替案として考えられるのは、

1.surface pro 6 or 7 + surface pen + 非純正キーボード
2.surface book 3 + 無線キーボード or お絵かき用手持ちデバイス
3.iPadの類

です。どれがいいのでしょうか?

1.surface pro

あなたがPCを持っていない、もしくは持っていてもスペックが著しく低いのなら、この選択肢を強く勧めます。ノートでグラボもなくスペック不足が心配になるかもしれませんが、Clip Studioは大したスペックを要求しません。Photoshopは著者が持っていないので分かりません。

pro 6なら10万〜15万、7なら25万くらいで一式揃うと思います。6と7の差は、端子が一つ変わったのと、CPUが若干性能アップしたのと、SSDが早くなったことです。端子とCPUはどうでもいいですが、SSDの高速化は特質すべき点です。お絵かきでは保存の際SSDの速度がとてもとても重要になるので、絵に沢山描き込む方や印刷用のカラー作品を描く方などの、ファイルサイズが大きくなりがちな方は7の方がいいです。

また、surface系は画面の比率が3:2で、普通の画面より縦長です。これは絵を描くときに非常に有効です。なぜなら大抵のイラストが縦長だからです。

さらに、surface proはタブレットとしても使えます。私も5か月ほど前からsurface pro 6を愛用していますが、よくこれでYoutubeを見ています。また、OSがwindows 10なのであらゆるソフトをインストールできます。これはiPadOSが大きく劣る点です。

なぜ非純正キーボードを勧めるかについては、キーボードが無線か有線かの違いです。純正キーボードは充電がいらない反面、surface proの下にカチッとはめないと使えません。一方非純正のATiCのキーボードはBluetooth接続で、切り離しても使えます。surface proには物理的ショートカットキーがないため、絵を描いているときにショートカットキーとしてキーボードを使いたい場合、キーボードが切り離せないと使えたものじゃないので、とても重要です。なおATiCのキーボードに遅延はないです。

ショートカットキーいらなくない?と思う方がいるかもしれませんが、ショートカットキーは絵師がみな使っています。今はいらなく思えても、絵が上手くなっていけば、あなたも絶対欲しくなります。絶対必要です。

余談ですが、surface penは電池式で、買ったときはもちろん入ってますが、換えたいときは単5という海外の規格の電池をAmazonで購入しなければなりません。ですが少なくとも半年は電池が持つので、換えを急いで買う必要はないです。ただ心配な人は買っておくと安心です。

続けて余談ですが、surface penの替え芯は買って用意することをお勧めします。私は2か月ほどで芯がダメになりました。さらに、純正の芯は弱いし高額なので、非純正の替え芯をお勧めします。

さらにさらに余談ですが、surface proで絵を描くとき、ホームセンターなどで滑り止めゴムシートを買うとsurface proが滑らず、画面の対地角度も固定されてよいです。筆圧や掌の圧を画面にほとんどかけない人はいりませんが、私は買ってよかったと感じています。

さらにさらにさらに余談ですが、保護フィルムは必要なのかについて。私は貼っていません。なぜなら、貼ると画面が分厚くなることで視差が大きくなるからです。私のsurface pro 6は5か月間お絵かきに使い、一度机から落としましたが、画面に傷は一つもないです。まあでも貼るか貼らないかは好みですね。

2.surface book

結論から言うと、これはあまりおすすめしません。

まず、surface bookはキーボードと画面を切り離して絵を描くことが現実的ではありません。なぜなら、給電端子がキーボード側にあるからです。

ではキーボードと画面をつなげたまま描けばいいのでは?と考えます。そうするとキーボードが使えなくなるので、ショートカットキーが一切使えなくなります。そこで別途手持ちデバイスや無線キーボードが必要になります。

このようにあまりスマートでありません。だからおすすめしません。ただ、surface proに勝る点はいくつかあり、まずスペックが高いのでsurface proより快適に描けると思います。あとは画面が15インチ(前述の通り3:2)のモデルがあるので、それを買えば広々とした画面で作業できます。ちなみにsurface proは12インチちょいです。

3.iPadの類

結論から言えば、あまりおすすめしません。

iPadOSがびみょいからです。端子もUSB type Aがないのが気にくわないです。surface proはUSB type Aが一つあります。あ、認証機能が不安な方がいるかもですが、surface proは顔認証がついているので、ログインはサクサクです。あとsurface penはちゃんとsurface proの側面に磁石でくっつきます。その点も安心なさって。このように正直surface proはiPadの上位互換に思えます…

まあ、appleが好きな方は買うといいんじゃないでしょうか。


その他の選択肢潰し

板タブ
液タブより描きにくいです。「液タブより描きやすい板タブ!?」とかいうサムネの動画をYoutubeで見かけた気がしますが、ああ思うのは一部の人だけで、大抵の人にとっては液タブの方が断然描きやすいです。

中華液タブ
性能がいろいろと低いのでやめた方がいいです。もちろん私もHuionの液タブを一枚持っているだけなので、中華液タブ全部を試したわけではありませんが、全部必ずwacomに劣るはずです。ちなみに、私の持っているHuionの液タブは発色が悪く、画素密度が低く、ペンのショートカットキーが長押しに対応しておらず、視差がひどい、ととても使えたものではありませんでした。

surface studio 2
高額ですが、デスクトップパソコンと液タブを買うと、このくらいの値段までいきます。けど画素密度が192ppiで低すぎるため除外。

proじゃないcintiqやraytrektab
画素密度が足りません。何度も言いますが、画素密度はとても重要です。絵を描くときに、拡大せずにどれだけ描き込めるかが画素密度によって決定されるからです。絶対画素密度は細かいほうがいいです。

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