野菜づくり、はじめませんか?
美味しいものを食べたい。
そう思ったとき、まず頭に浮かぶのはどんなことでしょう?
雑誌で紹介されたイタリア料理店。
有名シェフのいるフランス料理店。
あるいは行列のできるラーメン店でしょうか。
素材を活かし、さらにおいしく仕立てあげてくださる料理人の皆さんには頭がさがるばかりです。
さらに畑に足をはこぶと、夜露のついた朝摘みのトマト、キュウリやレタス。
畑で収穫したばかりのトウモロコシ、一皮むいたときの黄金色の輝き。
どんな料理でも、まず基本は選りすぐられた新鮮な素材を手に入れること。
これもまた食の豊かさの原点でもあります。
とはいっても、おいしい素材を手に入れるのもなかなか大変なこと。特に野菜は鮮度が命です。
それならば、
ご自分で育ててみてはいかがでしょうか?
とんでもないそんなこといわれても畑はないし、作り方だってわからないと思われるかもしれませんが、野菜作りはそんなに難しいことではありません。
ややこしい理屈はさておき、まず畑を借りて耕してみる。肥料を施して種を播いてみる。プランターでもかまいません。
もともと野菜は、自然の力で育つものです。
専門家である農家は、そこにわずかな手助けを加えてやるだけ。
できる、できない、はやってみなければわかりません。とにかくチャレンジしてみはいかがでしょうか?
種を播き、育つ過程を楽しみ、とれたてを食す。生活のペースを自然に近づけながら、時間の経過や季節感を味わう。野菜づくりのある暮らしは、新しいライフスタイルの提案でもあるのです。
(家の光協会“やさい畑”DVDコメント 2001年1月)
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