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研究日記 Day10

イベントで疲れた週末。

金曜の夜は、職場の年度末お疲れパーティ。土~日は、西アジア考古学の報告会が自分の研究所で開催となっていたので、もろもろ忙しかった。ただし、土曜日はオンライン講座(NHKカルチャーセンター)があったので、私はそちらに専念。日曜日は丸一に学会でした。

土曜日のレクチャーは、アジアの船について。主に船体構造の話。著名な沈没船を紹介。また、ハイブリッド船について。二つの文化的特徴を持つ船が時々見られます。中国と朝鮮半島の船のミックス。日本の船だけど中国の特徴を持つ船など。和洋折衷・朱印船とか、東南アジアのシャム船などなど。しかし、その二つは有名なのであえて話しませんでした。

韓国・珍島で発見された日本の準構造船には中国式のマストなどが備わる外洋船。もっと日本でこそ知られるべき船。

中国・山東省の蓬莱で見つかった朝鮮半島タイプ+中国タイプの船。これも面白い。カタチは半島のものだけど、中国に見られる隔壁が取り付けられている。

まあ、この辺の話はあとでゆっくり書きたい。

日曜日は、西アジア考古学。私は発表自体はありませんでしたが、裏方。パソコンやプレゼン操作、まあ、片付けとかもね。いくつか関わっているプロジェクトもありました。



発表要旨はこちら
http://jswaa.org/wp/wp-content/uploads/2024/01/070-075-14-abe.pdf


バハレーンの調査に係っています。アラビア湾の島国。4000年ほど前には、ディルムン王国が栄えていました。アラビア湾の交易の中心的な役割を果たし、メソポタミア文明の都市国家と並んで王国を築いていた。バハレーン周辺にどんな遺跡があるのか、調査のポテンシャルなどを調べています。来年1月頃にも調査に行く予定です。音波探査などを使って海の中を調べます。

こちらについても、後で…。 いや、結構書くことたくさんありそうですね。ほんと、小出しの記事ばっかりになりそう。まあ、継続は力。そのうち検索でおめあとの面白い記事に出会ってくれれば。

さて、学会のつきものと言えば…。夜の交流会。大体お酒を飲みます。ですが、そのような席で研究のイメージをお互い再確認したり、論文のテーマヒントを得たり、共同研究の可能性をひらめいたりします。また、将来、どこかで一緒にプロジェクトをすることもありますからね。私は、西アジア考古には新参。あまり知っている人はいませんが、比較的有名人です。まあ、やっていることが特殊で顔も目立つ方ですからね。

朝2時過ぎまでいろいろと話し込んでしまいました。それなりにまじめな話。日本の考古学や研究の現状、今後の可能性など。あ、寝坊しました。7時前に目覚ましで起きたんですが、2度寝してまいました。9時前に電話がかかってきたので、それで起きました。普段は電話の着信音は大体きってあるのですが、なぜか切っていなかったのが幸いでした。そのままお昼ぐらいまで寝ていたかもしれません…。二日続けてのお酒はきついですね。

今日は、早く寝ようかな…

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