シオコレエピソードvol.6「閉店するお店から譲り受けた什器」
シオコレには、おもしろくてたまにグッとくるエピソードが店内のそこかしこにあります。
店を訪れた方とスタッフの間で、そんな話で盛り上がることもしばしば。
せっかく豊富なネタがあるので、それを共有していく不定期SNSコラム企画 #シオコレエピソード を始めました。
今回から3回に渡り、シオコレの什器やディスプレイ棚にまつわるお話をしたいと思います。
まずは幸運にもいただけることになった真鍮の什器について。
▽過去のエピソードはこちら
シオコレの雰囲気を作っている、とても重要な要素が、お洋服をかけている真鍮の什器たちです。
店をオープンする3ヵ月ほど前のこと。
改装に追われていて、什器についてはまだぼんやりとしか考えられていませんでした。
とりあえず、ジモティで見つけた業務用の丈夫なハンガーラックを16本ゲット(これも本来ならば1本数千円〜1万円するものが200円という破格のもの、しかも近場、鷹取で。めちゃくちゃラッキーでした。今も倉庫やサテライト販売でフル活用しています！)。
何とかこれでいくしかない、オープンしてからまた考えよう、と思っていました。
ある日ふらりと改装中の店を覗いてくださった近所の方が、なんということでしょう、自分の持っているビルの中のアパレルテナントが撤退するので、うまくいけば色々使えるものをもらえるかもしれないよ、話はこちらで進めるから、よかったら見に行っておいで、と言ってくださるではないですか！
このタイミングでこの話は凄すぎやしませんか。
急いで澤井とmannaで見に行くと、そこは立派なレディースアパレルショップさんで、想像以上に素敵な、そしてシオコレにピッタリすぎる什器が、たくさん！並んでいました。
「こ、これがいただけるかもしれないのか、、！」と2人のテンションが上がりすぎてしまい、あまりに挙動不審だった(この時点で2021年2月末。什器をいただけるならば、それに合わせて作りたい大ものがあり、4月からは洋服が店内に入ってくるため、とにかく焦ってもいました)のでしょう、チラ見するだけのはずが、ショップの店長さんに、次に入られる店舗の方ですか、と声をかけられてしまいました。嘘をつくわけにもいかないので、正直に事情を話してしまい、これは、、ビルのオーナーさんには本当にご迷惑をおかけしました、、。
そのときはもしかしたら話が白紙になるかもしれない、什器はいただけないものと一度諦めたのですが、ショップさんが棄てるよりはと快く譲ってくださることになった、とオーナーさんより連絡をいただけて、もう、オーナーさんはもちろんのこと、ほんとうにみなさんに感謝したできごとでした。
そうして3月31日、友人たちに手伝ってもらい、お世話になっている塩屋の漁師さんからお借りした1トントラックを満載にして、什器たちが無事にシオコレに運び込まれたのでした。
次回につづく
(この記事は2024年3月16日にシオヤコレクションのInstagramに投稿した記事を転載しています)
写真📷
1〜5枚目→いただいた什器いろいろ
6〜10枚目→現在シオコレ店内で使用されている様子
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