[IT資格]AWS CLF/SAA/SOAを取得したので何をやったか書いてみる[勉強方法]

23年3月半ばくらいから、ふとAWSの資格取ろう!という気持ちにになり2023/5/24時点でCLF / SAA / SOAと取得しました。
※SOAはラボ試験無しの期間での取得です(狙いました)
https://aws.amazon.com/jp/certification/certified-sysops-admin-associate/

DVAも取ってから書けばいいのに、とふと思ったのですがちょっとDVAは自分の中で毛色が変わりそうなので一旦ここまでについて整理しよう、ということで書きました。
なお、この記事は「資格勉強としてこれが良い方法だよ!」とか「これが資格取得のためのハウツーだよ」みたいな記事では全くないのであしからず。
あくまで「私が私のバックボーンの元に行ったこと」の備忘です。
こんな感じの順番で書いてます。
 ・どんな勉強したか:勉強方法
 ・その勉強方法を採った理由:資格取得に対しての考え方
 ・その結果どんな試験結果だったか:勉強時間と試験結果
 ・上記の根本になっているもの:私のバックボーン

勉強方法

勉強としては以下をやりました。ただ、これはこの後書いている「資格取得に対しての考え方」や「バックボーン」に基づいているので、冒頭に書いたように「この記事を見た大多数の人に役立つ方法」ではないことをご了承ください(同じような考え方で、この方法がハマりそうな人の気づきになればいいな、くらい)
[勉強方法]
 ①.AWS Well-Architectedを超ざっくり斜め読み ⇒ CLFの勉強時
 ②.資格試験本を買って、一回最後まで読む ⇒ SAA / SOA
 ③.AWSの問題集サイトでひたすら問題を解く ⇒ CLF / SAA / SOA
上記の通りで、他の方が書いているAWS資格取得の勉強方法のブログにあるような「AWSコンソールを実際に触ったり」「Udemyとかの動画見ながらハンズオン」は一切していません。

[勉強教材]
②の資格試験本は以下です。
<SAA>
・徹底攻略 AWS認定 ソリューションアーキテクト − アソシエイト教科書 第3版[SAA-C03]対応

<SOA>
AWS認定資格試験テキスト AWS認定SysOpsアドミニストレーター - アソシエイト

③の問題集サイトは以下です。
<CLF / SAA / SOA>
・Tech Stock
無料で出来る範囲だと勉強にならないので課金しています。価値あり。

資格取得に対しての考え方

以下記載の考え方が=上記勉強方法につながっているのですが、まず大前提として
・「資格は資格、実務は実務」と割り切る。
という姿勢で臨んでいます。その上で
・資格取得用の勉強をする
・可能な限り資格取得に必要な勉強時間を少なくする
・複数の資格取得を短期間で詰め込んで進める
を焦点にしています。

[「資格は資格、実務は実務」と割り切った時に]
私は資格(というより資格取得を通して得たもの)はあくまで「基礎体力」だと思っています。
資格勉強の結果得たものが「そのまま実務に通用するものである」とはそもそも思っていません。
つまり、資格勉強はスポーツで言う「基礎トレ」だと思っています。
例えばサッカーをやっていて、「基礎トレ」をやったらサッカーそのものが上手くなることは無いです。でも「基礎トレ」をして「基礎体力」をつければサッカーが上手くなる素地や近道にはなると思ってます。

[資格取得用の勉強をする、とは]
「基礎体力をつける基礎トレ」と「そのスポーツが上手くなるための実践トレ」は分けて考えるべきだと思ってます。
そう考えたときにAWSの資格試験の勉強で果たしてコンソールの使い方やハンズオンで学べる操作や流れは「基礎体力をつける基礎トレ」ではなく実践トレになるので不要、という判断をしました。
「基礎体力」として必要なのは
 ・AWSとしてどんなサービスがあるのか
 ・それらサービスがどういった場面で使えるものなのか
 ・それらサービスがどういった機能を有していて、どういった結果を
  もたらすものなのか
といった知識と考えました。であるならば「基礎体力をつける基礎トレ」は
 ・座学の範囲で得ることができる知識なので、本や問題集を使った勉強
という結論になりました。
これは「可能な限り資格取得に必要な勉強時間を少なくする」「複数の資格取得を短期間で詰め込んで進める」という観点からも有効と考えています。

勉強時間と試験結果

上記で進めて実際にどれくらいの勉強時間で、試験結果(点数)はどうだったのか、が以下です。
SOAなんかは合格点ギリギリだったりしますが、合格ライン=AWSが最低限必要な基礎体力はある、というお墨付きのラインということなので合格をすれば正義、でOKです。

各資格の点数と勉強時間

バックボーン

資格取得の勉強にしろ、実務能力向上の勉強にしろその時点の自身のバックボーンがどうかで勉強方法が変わると思ってます。
なので、この記事の最後に私がこんな感じのバックボーンを持ってます、ということを記載しようと思います。

①.SIerでインフラエンジニアとしてリテール、エンタメ系のシステム(Web 
  ベースシステム)の設計構築を約10年ほど
②.金融系(決済代行)サービス提供の事業会社でなんかシステム周りの
  プログラミング以外のおおよそあらゆることを3年半ほど
③.教育管理(LMS)プラットフォーム提供の事業会社でセールスエンジニア
  みたいなことを3年ほど
※なおAWSに業務で携わったのは③の時で半年ないくらい。

インフラエンジニアとしてOSやWeb系のMWの設計や構築からエンジニアキャリアをスタートしましたが、運よく入ったプロジェクトの客先マネージャがとても幅広く業務を任せてくれたおかげで、インフラをベースにアプリも含めたシステム全体のバランスや整合性をどうとるか、やプロジェクトにおける環境管理といったシステム全体を視野に入れた仕事に携わったこと。その上で金融系、教育管理系の事業会社でプロダクトの運用などを見たり、社内システムも見たり、セキュリティ監査もしたり、顧客折衝したり、とおおよそシステムに関わる全てに関わってました。

とても深く深く特化して技術領域を深めてきたわけではないが、とても広く広くプロダクトやシステムの領域に携わってきたキャリアだな、と思ってます。
なので、今回取得したCLF / SAA といったAWSやAWSを使ったシステムの全体的な作り方、みたいな領域は自分のバックボーンにそこそこマッチしたので問題集を中心に座学だけで、自分の経験と結び付けてイメージしやすかったし、SOAもプロダクトの運用などの中で得たものから結びつけられたんだと思ってます。
ただSOAはAWSでの実際の設定や、CLIなどでのオプション名そのものが問題
として出てくるので、そのあたりは純粋にAWS自体の詳細を知っているか、というところなので自分のバックボーンと勉強方法と今回の勉強時間ではこの結果だったと判断してます。

冒頭でDVAが「自分の中で毛色が変わりそう」と書いたのは、私のバックボーンに「アプリケーション開発」「開発運用管理(DevOps)」がないからです。バックボーンに嵌まらない、かつDVAはSOAと同じように純粋にAWS自体の詳細を知っているか、が含まれておりかつSOAより顕著なイメージなので今回の方法がマッチするか、が未知数というのが理由です。

長文ですが、試験勉強を久々にやって、資格を取ってみた中での振り返りでした。

 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?