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叙事詩『月の鯨』

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神話上の白き妖獣「月の鯨」を追い求めてよるべなき海を行く船。その行き着く先は? メルヴィルの『白鯨』に素材を得たフィクションです。
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#連載小説

狂宴 〜叙事詩『月の鯨』第一の手紙(11)〜

その夜 〈月の鯨〉を祀る厳かな礼拝堂にて パーティーが行われた 高級船員限定の集まりだった…

汐田大輝
1年前
49

鯨を追う 〜叙事詩『月の鯨』第一の手紙(10)〜

太陽の光は大気を銀色に染め 万物は茫洋とした昏睡状態に陥っている うつらうつらとして 眼を…

汐田大輝
1年前
39

捕鯨、幻の国、鯨の王国 〜叙事詩『月の鯨』第一の手紙(9)〜

なぜ、オレたちは鯨を追いかけるのか 世界中の数多の捕鯨船が 海の藻屑と消えるかも知れぬ危険…

汐田大輝
1年前
36

海鴉、幽霊船、大烏賊 〜叙事詩『月の鯨』第一の手紙(8)〜

船は超自然的現象の中を進んでいく 現実と幻想のあわいをただよう舟子たち 船長は姿をくらまし…

汐田大輝
1年前
35

喜望峰 〜叙事詩『月の鯨』第一の手紙(7)~

鯨群の潮吹きを ことさら秘蹟めいたものにしたのは 不思議なほど清澄な天候だった 倦怠と孤独…

汐田大輝
2年前
39