見出し画像

回線工事のお知らせの人じゃなかった

休日だが一つ仕事を片づけなければならない。
仕事は今日中に終わればいいんだよ……!と自分に言い訳をして、午前中は買い物だけ行って終えた。

午後から胡蝶蘭の世話をしようと準備をしていると、玄関のチャイムが鳴った。
ネットワーク回線の増設工事のお知らせに来たとのこと。
はぁそうですかとお兄さんの話を聞き、回線は遅くないですかと問われてもあまり気にしたことがなかったので「大丈夫ですね~」と答えたら驚かれてしまった。たぶんあんまり動画を見ないからだと思うんだけど。舞台配信を見たときは確かにたまーに止まっていたけれど、気にはならなかったな。
回線の会社などを問われつつ、このアパートは××が使えないから〇〇の回線を使っていると答え、工事の日程などをゆるゆると聞き、お帰りいただいた。

しかしそれでは終わらなかったのだった。
いよいよ胡蝶蘭の世話をするぞと玄関にいたら、さっきの営業のお兄さんが戻ってきて、「確認したらこのアパート〇〇の回線使えますよ!僕契約ができるので、いま手続きしちゃいませんか」とのこと。
は???回線工事のお知らせの人じゃなかったんか???
とりあえず何者なのかわからないのでド直球で「なんであなたが契約できるんですか、どこの会社の人ですか」と聞くと、私が使っているプロバイダ会社の者だが回線の会社とも業務提携しているので契約をすることが可能なのだという。
帰ってくれそうにないので、説明を聞く。
気になることをいちいち質問して、いちいち答えてもらって、たしかに、契約内容は何もおかしくない(引っ越しの時に調べつくしているからこっちもそれなりに理解している)のだが、いきなりやってきて契約できちゃうことがいちばん腑に落ちない。
うーーーーーーん。
そもそも引っ越してきたときに不動産会社から回線の指定があり、もともと使っていた回線会社を解約させられていたので、今回もともと私が希望していた回線に戻せるのはたいへんありがたい。でもなんでいきなりやってきて契約ができるんだ。
うーーーーーーん。
結局、書類をぶんどって詳しく読み込んでも不利益な契約ではなさそうだし、本契約のはがきが来たところでクーリングオフが可能とのことなので、契約するだけしてしまった。確認の電話がその場でかかってくるのも引越し関連の契約の場でよく経験したので、別に怪しいものではない感じだった。
それにしたって本当に大丈夫なのか?
似たような状況を検索しても特段不本意契約の情報も出てこないので、ちょっと様子を見るしかないのだろうか。
家にいるとこういうことが起こってしまうんだな。

ようやく胡蝶蘭の世話をスタートする。
いくつかの株が腐ってしまったので、それらを取り除き、清潔な鉢に植え替えることにした。
が、胡蝶蘭に適した土や肥料や鉢を持っていなかったので、急遽ホームセンターへ買いに行く。適切なサイズの鉢だけが見つからず、代用品の検索をすると、ペットボトルでできるとあり、DIYを決意した。
土と肥料を手に入れて帰宅し、ペットボトルをざくざく切って鉢にした。たしかに、ぴったりのサイズだ……!
根をほぐして植え替え、たいへんすっきりした状態の胡蝶蘭になった。
あとはうまく根を張ってくれるかどうかである。

夕食を食べ、「独眼竜正宗」の総集編を見た。どうしても刀剣に目が行くのは、もはや病気だと思う。楽しい病気だ。

仕事はぎりぎりで片づけた。

寝る前にもう一度契約書類を見たら、お兄さんがくれた名刺にはたしかにプロバイダの会社の名前もあるが、所属は代理店らしき企業だった。
それはプロバイダの会社の人じゃないだろう。代理店の人だ。
こういうときは最初に名刺を頂戴するべきだったな。

-------

このマガジンだけ別ブログに分離しました。執筆者本人によるコピペブログです。目的は離れて暮らす家族への近況報告です。

https://niwakanokansona.blogspot.com/

こちらからはリンクを貼りますが、向こうからこちらへはアクセスできません。ちなみにブログ名もアカウント名も全然違うのであしからず。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?