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L’avant et l’apres le confinement 2

前回の続きです。
自粛中にやっていたこととか、考えたこととか。

急に自粛と言われましても
旅にでかけられなくなった3月半ばに
「東京でもロックダウンが起こったらどうする?」って
スペイン語のレッスンの時に、メキシコ人の教師に聞かれて、
「いろいろあるけど、なるようにしかならないよね。」

私は淡々としている中で、周りの方がワサワサし始めて、
どんどん大事を考えるような空気になっていった感じでした。

想像していたとはいえど、自粛を急に求められて
すんなり順応した人も、突然仕事がなくなった人も、
自粛であろうが仕事場に通う仕事がある人も
どことなく、誰かに迷惑をかけてはいけないとか、
何となく、迷惑をかけている気になるとか、
「何だか申し訳ない」って気持ちになっている、
「自分だけ違う」疎外感みたいなものを感じている。

この自粛期間に、やりとりしたメールやチャットや手紙や
日頃、覗いているSNSの投稿などを見ていると、
そんな感じは、案外とどんな立場にいてもあるように感じました。

私は企業に勤めていないし、家族と暮らしていないので、
大きな衝撃的変化はなかったとはいえ、
行きたい舞台や旅行の後は、自分の展示会も中止になるとは、
それで人の命が守れるならば、いいとも思ったけれど、
ギャラリーのキャンセル料を要求されることに、もやもやしました。

そして、これからどう生きていくかとか、どうなるかとか、
考えても行動できない時期なので、考えようとすることをやめました。
ただ逃げているだけかもしれませんが。

スイッチは強制的に入れる
自粛中でも考えていなくてもご飯は食べるし、何かしら、やってはいる。
たとえスリープモードっぽい方に、偏っているとしても。

自分でだらしないなあと、たまに嫌になる。
それでも、そのだらしなさも、すごく自然に受け入れられるし、
何なら、そういうことも悪くはないし居心地がいいと思う。

でも行動のスイッチは自動的に入らないから、
強制的にいれることにしました。
そうしていたら、そのうちそれに慣れてきて自分で入れられるかもと。
そうすることでしかスイッチが入れられないのは、
やはり私は常に何かに依存している。きっと。

強制的に入れたスイッチ(マスク制作以外)

・マットピラティス
・フランス語レッスン(月2回)
・星の王子さまをスペイン語で音読
・読書

出かける場所が制限されているなかで、今までよりもタンゴから少し離れて、
そんな生活がいつまで続くかわからないけれど、
生活の中で自然に身につくものに頼らず、自らを開拓させていくために、
カラダを整えることに意識をおきました。

幸いにも住まいから、電車車両2両分くらいの距離にある
ピラティスのスタジオのクラスに自粛期間も通うことができたので、
フリーチケットを購入してほぼ、毎日通っていました。
そこは今まで習っていたフランス語のスクールと同じビルにあります。

電車で通うスペイン語やタンゴのレッスンはお休みして、
歩いて通える範囲の場所の習いごとは続けていました。

そして、あまり声を発することがなくなってきたので、
強制的に声を出そうと以前から買っていたけれど読まなかったこちらを音読。
日本語版を持っているおかげで、訳もすぐに理解できました。
全部で27章ある中、一日一章を数回(3回の時もあれば10回の時もある)
それでも怠けやすい私にとって習慣にすることは大変で、
明日の朝、最終章を音読予定です。

そしてこの期間中に読み始めた本に「7つの習慣」で、
参考書のようにノートを取りながら読んでいますので、
今まで読んできた中でもかなりの遅読で、
やっと3分の2を読み終わったところです。

たまたま見つけて、入ったスイッチ
・西園美彌 魔女トレ@Youtube live
・バレエバーレッスンby Malakhov@Instalive

オンラインを使って無償で提供してくれるトレーニングの中で
いくつかやって見た中で、ワクワクと楽しみにして続けられたのが
Youtubeliveの魔女トレとInstaliveのマラーホフのバレエレッスン。

https://twitter.com/miyanishizono

彼女はじぶんが伝えていることは、他にも同じようなことを書いている
本や指導書があるから、私がやる必要はないというけれど、
私にとっては、彼女が伝える内容とその密度に、
自分が10代の頃に彼女に出会いたかったと何度も思います。
からだを鍛えるというより、つなげるつながるトレーニングです。

身体を中心から末端につなぐ意識を養うことで、
今まで体の使っていない部分、使いにくい部分をより意識することや
新しい刺激を時に痛いくらい与えることで、
毎回、終わった後は体の密度をギュウウっと詰まっていくような感じでした。
今も足指は毎日触っているし、アーカイブを見ておさらいをしています。
靴を履くことも少なくなっていたし、足の指が伸びた気がします。

そして、そういうことを極々たまに本人にDMなどをして、
嬉しかった思いを伝えたりもしました。
向こうはどう思ったかわからないけれど。

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Instagram @malakhov._
月曜日から金曜日の日本時間20:00-21:00
水曜日はゲストダンサーを招いてのライブレッスン
ゲストとのライブレッスンはアーカイブに残っています。

私は日頃バレエをしていないので、全部を完璧にやることでなく、
足を高くあげられるとか、早く動かせるかとかでなく、
自分のトルソーをスクエアにキープしながら軸足で立つことを意識していました。
いわゆる立つための筋トレをしていると捉えています。
動きについていけなくても、マラーホフの所作をうっとりと見て、
レッスンの後に彼が語る愛情深い言葉で、幸せな気分になっていました。

タンゴに関わることは
Facebook LiveでのFuncional Tangoを受けたくらいです。

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オンラインミロンガや、オンラインのタンゴライブなどは、
全くと言っていいほど触れることはありませんでした。


習慣にすることが難しい
自分に刺さったり、響いたりする言葉に出会うと、書き留めていく癖があって、
それをメモ魔と言われることがあるのですが、
この期間もたくさんの言葉に出会って、いろいろと書いてもいましたが、
その中で、出会った言葉のうちのひとつ。

「能力」の差は小さい。
「努力」の差は大きい。
「継続」の差はとても大きい。
「習慣」の差は最も大きい。

この自粛期間中に入れたスイッチを入れたまま、
また新しいものを取り入れて、そこから選りすぐって、
自分に最も合うことで、また自分を作る。
自分に要るものと、要らないもののエッジが、
この期間を通してまた見えてきていると思います。

でも習慣にすることは時間がかかるから、難しいこともある。
ただ、目指していることを成し遂げるために必要な習慣だとしたら、
そういうことを楽に生活の中に受け入れられるように、
ものごとの認識の仕方を、変えた方がいいと気がついています。

そして日々、予想もつかないことが起こりうる状況だから、
生きることに対して、私はまたビギナーになったと捉えています。
だから自分のダメなところとか、はみ出したところも個性としながら、
自分次第で作れる勢いや経験を長所とか強みにしていけたら、
これからはちょっとでも、より楽に生きていけるかもしれないと思っています。
自分のストーリーを自由に描くことに近づけるように意識が向いています。

今は2週間後の展示会準備に勤しんでいます。
多くの人が来ることを期待していませんが、会えるとしたら嬉しく思います。

しおりーなdm修正おもて

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