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La raison du voyage

2019年5月15日から6月14日まで旅に出かけました。

旅程は再考と修正を繰り返し、最終決定したのは、計画を立ててから1ヶ月後。
出来上がった旅程もちょうど1ヶ月の長期間になりました。
勤めていた企業の契約を終了させた後で、次の仕事を探す前だから決めた
「誰もが羨むと思われる旅」というのが今回のコンセプトとなりました。

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でも旅というより、会いたい人に会いに行きたい!ということが目的で、
最初に思いついた人は、ベルリンで暮らしているタンゴの先生で、
彼に「ベルリンに行くならばいつがいい?」と尋ねたら、
「6月最初の週にタンゴフェスティバルがあるから、それにおいでよ」

東京からベルリンに行くには、どこかの都市を経由しなければならず、
それで思いついたのは、かつてちょっとだけ過ごしたことのあるパリ。
当時の友達が結婚してパリ市内に住んでいて、2年前も海外出張中に会ったけど、
プライベートで行く旨を伝えたら、すごく喜んで迎えてくれることになりました。

でも6月に東京出発の渡航は、エアチケットが高くなるので、
それを避けようとすると、5月の連休明けくらいが一番リーズナブル。
では、思い切って1ヶ月くらい出かけてみようかということになり、
他に行きたい場所をいくつか考えることにしました。

行った場所でタンゴを踊ろう!ということで探したら、
ローマでタンゴマラソンが5月第3週にあったので、
オーガナイザーにFacebookで尋ねたら、どうにかレジストレーションができて、
観光はなくタンゴを踊るイベントのためだけに、ローマ行きが決定。

ルクセンブルクにも、長い間会っていないタンゴの先生がいたことを思い出して、
彼らがタンゴパーティをやる日に合わせて、会いに行くことにしました。
パリからルクセンブルクまでは、列車で3時間の移動。
そしてルクセンブルクからローマへのエアチケットを手配。

最後、今回どうしてもスペイン語圏の国には行きたい!とおもむろに思い、
ローマからベルリンに行く前に、バルセロナに行くことにしました。
2008年に行ったことがあったけれど、それ以来。
ちなみにその頃はまだタンゴを踊っていませんでした。

他にもアムステルダムとかロンドンとか行きたい都市はあったけれど、
それはまた次の楽しみにとっておこうということにしました。

でも旅程のエアチケットを全て確保して、宿泊先も決めたときに、
「これこそ、一生に一度の海外豪遊ってことじゃない?」って実感しました。
我ながら、思い切ったことをするなあと思ったし、
1ヶ月海外にいるという想像だけで興奮しました。

こんなふうに好きなことだけしてもいいのかな?
でも今でなければ、こんなことはできないはずと思う。
旅に出かける理由を探すと、「今、そうしたいから」となるし、
他にも沢山の遠くにいる気になる人、遠くにある気になる場所があるけど、
これがそのときにあったピースを組み合わせてできた、
私が選んだことなんだと、もうすぐ1年経つ今でもそう思います。

1ヶ月間留守中の際の、グリーンシッターは大家さんにお願いして、
旅から帰ってきてからのことは、またどうにかなると肚を決めて、
今まで生きてきた中で、一番長い旅行に出発しました。
最初に目指したのは、いろいろあるけれど大好きな場所のひとつ、パリです。

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