見出し画像

すべてのものから距離を置く日

朝の9時から18時まで、温泉施設にこもっていた。岩盤浴もあり、漫画を読んだり、本を読んだり、お昼寝したりとのんびり過ごせた。

スマホやパソコンをロッカーに預けて、デジタルから離れる。正直これがやりたかった。

webライターという仕事柄、私は日常的にデジタルに触れている。起きている時はほとんどと言っても過言がないぐらい。

そういう生活がたまに怖くなる。情報の豊富さや離れている人と簡単に繋がれるという文明の機器ではあり、無くなると生活できないくらい大切なものだ。

でも、もし、スマホやパソコンなかったら、もっと有意義に時間を使えているのでは?と良く自問自答してしまう。

何でも調べたら答えがわかってしまう世界で、辞書や文献をめくって答えを探したり、人に直接聞いたりする楽しみ。生の情報からでしか得られないもの(声や手触り)もあるはずだ。

デジタルから離れると、必然的に仕事や人間関係からも離れられる。それもたまには良い。「今日は何もしないぞ」と強い意志を持って、自分のためだけの日を過ごす。素晴らしく贅沢な日に感じるけれど、これを贅沢だと感じることがおかしいよなぁ。

誰もが持っているはずの日なのに、1番大切にできていない日だ。いつかこの自分のためだけの時間を当たり前の日常にしたい。

私の贅沢な日では、朝から15分ほど温泉にに浸かって体を温め、岩盤浴へ。雲ひとつない青空で、水面もキラキラしていて、露天風呂の良さを大満喫。朝一だったので人も少なくて、とても快適だった。

けれども思ってたより、岩盤浴で汗をかくまでに時間がかかったなぁ。年齢のせいなのかな?

岩盤浴→休憩&漫画を繰り返し続けて、お昼ご飯。

ミニユッケ丼

ミニユッケ丼を食べた。他のは量が多すぎたので、ほぼ選択肢がなかった。

けれども、すごくおいしかった。待ち時間は読書。今は江國香織さんの『ウエハースの椅子』を読んでいる。

お腹を満たした後も、岩盤浴へ。ゴロゴロできる半個室みたいな休憩室もあって、少しお昼寝もした。

1日かけて廣瀬俊さんの『復讐の教科書』を読み終わった。いじめられていた少年が担任の先生と入れ替わって、復讐するという話。

なかなかにグロいシーンもあったけど、展開が面白くて続き気になり、岩盤浴どころではなかった。

13巻一気読みできて、大満足。いじめがダメなことは前提として「なぜいじめをするのか」や「人を疑い信じることについて」など、人間の本質的な部分にも触れられていた。

物語も好みな終わり方で、この子達に幸せになってほしいなと思いながら漫画を閉じれた。


最後はゆっくり温泉に浸かって、「瓶に入っているフルーツジュース」を飲みながら髪を乾かした。

「瓶に入っているフルーツジュース」って、The温泉って感じで、絶対飲みたくなる。

家族にお土産として「瓶に入っているフルーツジュース」もしっかり購入して、帰宅。


ここまでほとんどスマホを触らなかったけど、案外困らなかった。絶対必要と思っているものでも、離れてみると意外と無くても楽しい時間を過ごせる。

暇だからスマホ触ろうという癖を抜けたい。だから、たまにスマホを触らない日を作る。まずは、スマホがなくても大丈夫という安心感が欲しい。そして、スマホがない時に自分は何をしたがっているのかを、じっくり考える。

私はやっぱり物語にのめり込みたいみたい。

よろしければサポートお願いします!記事作成のためのインプットとして、大切に使わせていただきます!