【仏教】執着心を捨てる

人生を生きるとは苦である(一切皆苦)
その苦から逃れるには涅槃(悟り)の境地へ至ることが必要である。

そのことについて釈迦が説かれたのが四諦八正道(したいはっしょうどう)という。

四諦とは


苦諦(くたい)
人生は四つの苦(生、老、病、死)である

集諦(じったい)
様々な執着や貪りの心が煩悩や苦難をつくる

滅諦(めったい)
悟りの境地。執着やこだわりを捨てれば得られる

道諦(どうたい)
苦を滅する方法。これが八正道

八正道とは


正見(しょうけん)
正しい見解と信仰

正思惟(しょうしゆい)
正しい考え

正語(しょうご)
正しい言葉遣い

正業(しょうごう)
正しい行動

正命(しょうみょう)
規則正しい生活

正精神(しょうしょうじん)
悪をなくす正しい努力

正念(しょうねん)
正しい意識

正定(しょうじょう)
正しい精神統一

正しいとは暴言を吐かない、斜めから物事を見ない等であり誰かの正しいことを強制されることではない。

また、「こうでなければならない」「達成しなければならない」という執着心に気づくことは悟りを得る第一歩である。そこからどうすればよいか考えるのである。

キーワード


一切皆苦
四諦
執着心

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