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まろやかな夢をみる

私のスケジュールには、
「休む日」、「1/2休む日」、
そして「自宅入院」の3種類のOFFがある。

「自宅入院」は、その名のとおり、自宅で入院患者のように過ごす日。(一歩も家から出ないために、前日の買い置きは必須。)

一切の努力をしない。目覚ましもかけない。家事もしない。
集中力を要する濃密な日々を駆け抜けるためになるべく月1回は確保したい貴重な休日。

今日は、そんな「自宅入院」の日。

目が覚めたのは、13:00。
昨日は1:00に寝たので、12時間寝たことになる。

そのままスマホを開くと、友人や仕事関係のLINEやメールが何件か入っていたけれど、今日だけはお休みさせてもらい、明日返すことにする。

コンビニで買っていた豆乳鍋をあたため、食後に昨日スーパーで買っていたイチゴを食べる。
果物を買ったのは久しぶりだったけど、昨日、スーパーで誘惑に勝てなかったのだ。
1パックを1人で食べる贅沢。
甘い。おいしい。おいしいー。

Netflixで「ザ・クラウン」のシーズン6のパート2を一気見する!という完璧プランを練っていたのだけど、なんと、配信日を勘違いしていた!(12月14日だった!)くそぅ…….🥲

ポテチ片手に、そのままNetflixで途中までで止まっていた「デップvsハード」(ジャニーデップとアンダーハードの離婚裁判のドキュメンタリー)を観ていたら、また眠くなった。足元の毛布を手繰り寄せて、眠る。

途中、うっすら目が覚めたけれど、再び眠りの世界へ沈み込んでいく。

久しぶりに、夢を見た。
会いたい人に、会いに行く夢だった。
珍道中のなか、さまざまな人に助けられて、やっと目的地に辿り着いて、その背中に向かって名前を呼ぶ。

振り返った笑顔は、穏やかで優しかった。

目が覚める。

よかった。いい夢で…。
こういう眠り方をする時は、怖い夢もみるから。

今日は、まろやかな気持ちで目が覚めた。

あたりは真っ暗で、もう21:00になっていた。1日中、好き勝手に食べて寝ていたことになる。
でも、夢のまろやかさがほんのりと残っている。
こんな風に夢を見るのはとても稀なのに、明日には消えてしまう、この気持ち。この一瞬のはかなさ。

言葉にしよう。
夢が私の手からこぼれ落ちてしまう前に。

———

註: 2023年12月9日にInstagramに投稿した文章です。

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