起業家派遣プログラムでアメリカに行って学んだこと10選!
皆さん、こんにちは!
実はこの度、経済産業省主催のJ-starx 女性起業家派遣プログラムの30名の1人として選ばれ、2月4日から24日まで、3週間ほどボストンに行ってきていました。
※今回はいつも話している国際バカロレア(IB)についての話ではないのですが、お子様の海外留学を考えられている保護者の方に間接的に役立つ内容かもしれません。(アメリカやはりすごい!海外留学絶対にすべきだ!となるかもしれません。)
また、学生や起業家の方など幅広い方々にも読んでいただければ幸いです!
今回参加したプログラム詳細はこちら
今回は3週間は本当にたくさんの経験をさせていただいて、
Life changing な最高の春休みでした。
今回のプログラムを通して、アメリカ絶対行って起業するぞ。
となったので、このnoteではなんでそう思ったか、についても書いていきます。
将来の私が読み返して、初心を思い出して渡米できるように、今の思いをアツく語っていきます!
10選にまとめたので、目次から見てってください!
①現地に行って成果・学んだこと
私が現在経営している国際バカロレア特化のオンライン塾「Linksenpai」(https://weaverwill.com/) で教えてくれる、MITやハーバード生の講師の採用ができた+彼らとのインタビュー動画が撮れた(時間ある方見てみてくださいhttps://youtu.be/sZ5tsc1HemI?si=U73bH-1-eeXHgQgB)
知らない土地でのゼロからのネットワーク構築方法の実践ができた
アメリカでチャンスを掴みに行く上で必要不可欠なのは being tenacious. Rejectionを恐れず目的が達成できるまでしつこく色んな方法を試す精神
アントレプレナーシップの分野で世界的に有名なBabson college(https://www.babson.edu/)で事業のブラッシュアップと拡大余地について学んだ
英語での20秒、1分、3分ピッチができるようになった
人生軸の中で「アメリカで起業」というpathが明確になった。アメリカの圧倒的リソースに感化された
自己分析。どんな起業家になりたいのか、なぜ起業したいのか、自分のユニークな強みは何か、それをどう経営やリーダーシップに活かせるのかについて学んだ
一緒に渡米した、先輩の女性起業家となんでも相談できる仲になれた
②アメリカの会話にopenな文化がすきだ!!!
行って思ったのは、アメリカ好きだ!
ということです。(治安が悪い部分は嫌いです)
私は小6から高1までアメリカにいましたが、
その頃は英語を話せるようになるのに必死で、自信もなくかなりshyな人でした。(実際はそうではないんですが、やはり言語の壁が大きかった)
今回英語に不安がない状態で行き、本来の自分の性格で渡米ができた際、
アメリカの文化と私の性格が合うぞ、と確信しました。
具体的には、多くの人が赤の他人とのコミュニケーションにオープンなところが合っているなと思っていて、
偶然会った人との偶発的なコミュニケーションにずっとワクワクしてました
さらには偶発的なコミュニケーションを自ら作りに行く、というのにもかなり味をしめてしまいました笑
きっかけはプログラム内でWSlab代表のAriさん(https://forbesjapan.com/articles/detail/25918/page2)からMITで20人に事業アイデアをピッチして来なさい、という課題が出て、強制的に20人に英語で話しかけにいく+ピッチしないといけませんでした。
最初はすごく緊張しましたが、話しかける人を決めてから、話しかけにいくまでの1分さえ我慢すれば、とんでもないチャンスに巡り合えるんだということを身をもって知りました。
まさに、、、、
③コネクションゼロからチャンスを掴みにいく
という感覚です。
この感覚が好きすぎましたね
実際起きたエピソードから話すと、
MITを探索していると、MIT起業センターというビルがあったので、こちらのドア付近で待機し通りかかる人に片っ端から声かけに行ってピッチしていってました。
そのうち1人が数十億単位のM&Aを何回も経験してる起業家(Douglasさん)で、なんとMITに起業家のメンターとして呼ばれている人でした。(後でLinkedin繋がってから知りました..)
その後もずっとドアの前で色んな人にピッチしていたら、Douglasさんが戻ってきて「君のガッツいいね!」と言われ、建物の中に入れてくれました。
さらにDouglasさんの生徒さんたちにも紹介してもらいました。
ちょうど中ではピンポンをしていて
ピンポンをしながらもっと気楽な形でStartupについて話す、というコンセプトみたいで、確かに体動かしながらだと話しやすく、仲良くなれました。
その後もDouglasさんとはまた別日にMIT起業センターで2時間くらいmtgさせてもらえたり、MITで検証中のAIがビジネスプランのコンサルになってくれるプログラムに入れてもらえたりしました。とにかくsupportiveで、本当にあの時話しかけてよかったです。
一緒に突撃ピッチをしていたもう1人の方も、話しかけた相手がたまたまAppleのProduct Managerの人だったり…
話しかける前の怖ささえ我慢すれば、確実に出会えていなかった人たちと
出会えるのすごくアツいですし、こんな人が沢山いるMITもすごい。
④チャンスを掴む偶発的コミュニケーションをとる方法
交流会では色んな人と話しますが、その場限りになってしまうことも多いです。あとはもっと話が合う人が他にも来てそう、と思われてしまったりもして、1人と話す時間が少ないです。
今回のケースを振り返ると、コネクションゼロからチャンスを掴みにいくのに効果的だったと思う条件は以下の3つでした
WHERE: MIT、さらには起業センターのドアで色んな人に話しかける
WHO: 学生だけでなく、大人の人に話しかける
HOW: ソーシャルイベントなどのように突然話しかけてピッチする、というのが当たり前な環境ではないところでやる方が、注目してもらえる
これはアメリカだけじゃなく日本でも使えるのでやっていこうと思います。
ただいきなり話しかけられた時の反応がアメリカと日本でかなり違いそうなイメージはありつつ、でもやってみます
⑤MIT起業サークルの環境がレベチ
Douglasさんの紹介で一気に起業関係してるMIT生と繋がりが増え、
彼らからMIT起業サークルがあると聞きイベントに参加しました。
気づきを箇条書きで書いてくと
みんなプログラミングを学びながらスタートアップしてる
大学1年生で起業3、4回目みたいな人もいた(MITに入る前までは何もしていなかったそう)→fail fast learn fast精神がかなり根付いている
女性が多い!!半分が女性だった。日本の学生起業界隈では1-2割くらい
8割くらいが留学生。
メンター制度、シリコンバレーへの合宿、投資家との強い繋がりなどサポートがかなり充実している
かなり起業しやすい環境、かつ先人の知恵と経験を元に起業できる環境だと思いました。アメリカのチャンスの多さ、そしてやはりMITという肩書きがあると余計にチャンスが舞い込んで来やすい環境になるんだろうな..と
シンプルにMITすごく行きたくなりました…大学院で行きたいです
アメリカと日本の違い
アメリカと日本では起業に関して転がっているチャンスが人、モノ、金、全てにおいてこんなにも違うのかと実際に行ってびっくりしました。
⑥メンターが多い
「ヒト」という面でいくと、アメリカではM&Aして暇している(というと失礼ですが)お金目的ではなく純粋に次世代起業家をサポートしたいと思っているDouglasさんのような方がたくさんいるなと思いました
そして「メンター」の役割も日本とアメリカで違うと思いました。
月一で話すアドバイザーのような立ち位置ではなく
アメリカではメンターはほとんど仲間のような、すべての重要なmeetingに出るくらいのガッツリサポートをしていて、
もちろんプログラム内で成功した起業家の話を聞いていたから、というバイアスもあるので一概に言えないですが、プログラム内であった起業家たちはみんなガッツリサポートタイプのメンターをつけていました。
⑦マーケットが大きい
もう一つ聞いた話でアメリカで起業する利点で大きいと思ったのは、マーケットの大きさです。
アメリカはマーケットがとても大きいのでかなり具体的なペルソナでも市場が存在するということです。日本だとニッチすぎるとスケールしない、という課題がありますが、アメリカだとニッチでもビッグマーケットです。
顧客が具体的だとプロダクト・サービス開発はしやすいですしPSF/PMFしやすいのでここもかなり強いなと思ったり。(ただ競争率はとてつもなく高い)
⑧大規模なスタートアップをしている若者がたくさんいる
アメリカだとYcombinatorで採択されバリバリスタートアップを伸ばしている学生もたくさんいて、インスパイアされる学生多そう、と思います。
やはりスタートアップは9割が失敗する、と言われている中、実際にYコンなどで戦っている同世代の起業家が身近にいると勇気づけられる人も多いと思います。
最後に..起業家としてのマインドセット
今回のプログラムで響いた起業家として重要だと思うマインドセット
⑨"First rejection is the start of everything"
「オファーを断られてからがスタートだ」:顧客への営業だったり仲間集めだったり、資金調達だったり、とにかくどれも最初は断られることから始まる、というのを念頭に入れてから営業なり、ピッチなりをするべし
=最初のNoをどうやってyesにするかにエネルギーを割く。
⑩"Find your passion on the problem"
起業していくと嫌なことがたくさんある。誹謗中傷もあるかもしれない。クレームも入る。仲間も離れていく。そんな中でも、それでも解決したい課題があるか
→「これにだったら命燃やせる」、という課題はまだ見つけれていない。やはりこれにはもっと色んな経験をする必要がある
非常に長くなりました。。。
将来の私がまだアメリカ行ってなかったら、これ読んでアメリカ行ってくれればと思います。
それではまた次回!
吉田志織
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