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一枚と私

 ヘッダーにいるこの一枚を今日撮って思い出した事が有ったので忘れないうちに書き記しておこうと思います。

 私が写真を本格的に始めたのは中学生の頃、友達に誘われて写真部に入った事がきっかけで父親に PENTAX ME Super を買って貰いました。 父は音楽でご飯を食べていた人だったので写真にも少なからず同じような芸術性を感じていたんだと思います。しかしカメラの知識は無かったので家の近くのカメラ屋さんで店員のおじさまのお勧めと予算の範囲で中古のボディーとレンズを一緒に買って貰いました。

 買って貰った当時に住んでいた家が西日がすごくて毎日山に沈む夕日を眺めるのが当たり前の日々でそれを撮影するのがとても好きでした。(フィルムまだ何処かに有るのかな。)

 原風景という訳ではありませんが、東京の中でも田舎で育ち中央線に揺られて見る景色にも夕日はいつもそこにありました。

 今日撮影したこの一枚を家に帰ってきて見返した時にふと思い出した、写真撮るのは自分が感じた綺麗や感情の揺れを残したいからシャッターを切るんだ、と当時思っていた事でした。

 たわいもない写真ですが、何かを思い出せそうなそんな中学生の自分がまだここにいるような気がして少し嬉しくなった一枚でした。明日も良い一日になりますように。皆様今日も一日お疲れ様でした。

タマキシオリ

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