ピアスは、高校生の私が「真面目ないい子」をやめる決意の証だった
「え、ピアス?!森本ってそういうキャラだったっけ?」
高校2年生の夏、私が両耳にピアスの穴を1個ずつ開けたときに、クラスメートに言われた台詞です。
勇気がなくてスカート丈を短くすることもできず、髪の毛を染めることや化粧をすることもできなかった私が、いきなりピアスを開けた。たった、それだけのこと。それが、私にとっては重大な意味を持っていました。
私の通っていた高校は校則がゆるく、茶髪もメイクもスカート丈も何も規制がありませんでした。それでも、なんとなく「イケているグループ