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【双子子育て】比較しないことをやめる

ドイツ在住、0歳双子ママのSHIORIです。

子育てにおいて、自分の大事にしたい価値観を言語化することや
それを家族と一緒に描いていくことに取り組んでいる最中です。


さて、今日はこのことを絶対に言語化してから寝るぞ!と意気込んで
眠い目をこすりながらnoteを書いています。

双子子育ての悩み ~個性を大切にしたい~

双子の親のみならず、みなさんが願うことだと思うのですが
「この子らしく、個性を大切にして育ってほしい」 ということ。

我が家には男の子と女の子の双子がいますが、
ずっと気になり悩んでいることが、比較対象がすぐそばにいる、
かつ同学年だから否が応でも周りも比較するし、
本人たちも比較してしまうのではないかということ。

それによって自己肯定感が低くなってしまうのは嫌だな…と思い
もはや小学校も違うところに入れたほうがいいのか…
インタースクールのような多様な人が通う学校なら違いが気にならないかな…などなど
解決になるような、ならないようなことをモヤモヤ考えていました。

すでにある「差」に向き合う


「なるべく比較せずに、個性を大切にして育てよう」
そんなことを私たちは思っているのですが、やっぱり難しい。

突然ですが、昨日、娘がお座りをしました。


やはり一般的に言われている通り、女の子の方が発達が早い。
娘はすでに2週間前からずり這いをはじめ、あちこち自分で移動できるように。

その一方で息子はまだずり這いはせず、同じ場所で方向転換しているうちに妹におもちゃをとられてしまう毎日。

娘よりも1キロ多く、頭や身体が大きいことも影響しているそうなのですが
親としてはやっぱりその差が気になるし、どうしても比較してしまいます。


ほかにも、昨日ははじめてドイツでプレイグループ(支援センターのようなところ)に参加してきたのですが、ちゃきちゃきと色々なところへ行って遊んでいる娘と、初めての場所で緊張して泣き叫んでいる息子。
やっぱり息子のことがちょっぴり気になってしまいます。

「比較しちゃだめだめ、〇〇は〇〇のペースで頑張っている!」
昨日も自分にそう言い聞かせて、比較してしまう自分はダメな親だな、と思っていました。

さて、そんな娘がお座りができるようになった翌日の今日。
息子が、ずり這いに近づくようなポーズをしていました

ちょうどパパとその瞬間を見ていて私たちは感動。
ずっと不安だったけれど、やっぱり彼なりのペースで着実に成長していることを実感。


…と同時に「比較しないことは無理だから諦めよう」と思いました。
というのも「差」はどうしても「事実」としてあるから比較しないことは難しい。

ただ「比較」して、その「差」をどう捉えたり解釈したりするかは自分次第


たとえばプレイグループでの出来事も、娘の方が社交性がある、息子は人見知り、と泣いている息子をネガティブにとらえてしまっていることが私の目指したい子育てとかけ離れているのであって、比較すること自体は悪いことじゃない。

はじめての場所でも最初から臆せずに遊べる娘もすごいし、はじめは大号泣していたけれど、最後は他のママに笑顔を向けたりおもちゃで遊ぶ余裕が生まれた息子の順応力もすごい!

「比較」するからこそ「個性」としてそれぞれの良さが際立つ
むしろ「比較」するからこそ「個性」が生まれる。
ただその「比較した結果」をどう解釈するかは自分次第
私はその「差」や「違い」をポジティブに解釈できる自分・親でありたいし、そんな価値観やエネルギーをプラスに変換する力を子どもにも伝えていきたいな、と思ったのでした。

最後に

きっとこれからもテストの点数、学芸会の役、進学先、就職先、
先生からの言葉、友人からの言葉、など、いろいろな場面でどうしても「差」や「違い」を比較するし、されてしまうと思います。
それは「差」や「違い」という「事実」が目の前にある以上、なかなか避けられないはず。

そんな時に、
・いま目の前に見えている「差」ももちろんあるけれど、
 逆に自分が胸を張れる「差」が別のところにもあるということを大事にする
・その差を自分の伸びしろととらえる 埋めたいなら本気で努力する

といった風に、前向きに捉える力を養ってほしいな。
そして私もそんな風に働きかけられる親でありたい。
それが私の子育てのひとつの軸になりそうだな、と思ったのでした。

大人も同じで「人と比較するのはやめましょう」「ありのままの自分を大切に」ということはよく耳にするし、自分も「周りと比較してネガティブになる自分はもういやだ」なんてずーっと思っていました。

とはいえ比較の上に「個性」や「自分らしさ」、「強みや弱み」があるのだから、比べないことが難しい。

だから「比較することをやめる」のではなくて、その事実をポジティブにとらえていい意味での「個性」に生かしていくことを、自分自身にも、周りにもしていきたいな、と思います。

~余談~
生まれる前から娘は活発でずーっとお腹を蹴っていました。
一方、息子はおだやかで、何なら娘に追いやられていつも隅の方に。先生や看護師さんが心拍を確認するために息子を探すのに苦戦していたほど。

生まれる前から「個性」ってあるのね。
比較する相手がすぐ近くにいるからこその楽しみです。

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