【ドイツ生活】あやまりすぎな日本人・あやまらないドイツ人
"Entschuldigung"
謝るときや、Excuse meのニュアンスで”すみません”と言いたい時に使ったりするらしいこの単語。
「エンシュルディグ~ング」 みたいな読み方なのだけれど(あってる?笑)
渡航前にドイツ語を勉強している時は難しすぎて全然覚えられなかった。
それが、今や「Halo(こんにちは)」と同じくらいの頻度で
「Entschuldigung」と言っている私。
・双子のベビーカー大きすぎて迷惑かけてごめんなさい
・双子がわめいていて、ごめんなさい
・機械の使い方よくわからなくて、ご迷惑かけてすみません
・ドイツ語(英語)理解できなくてごめんなさい など
ドイツ語で謝ってしかいないなあ、と思っていた時にこんな出来事があった。
***
ちょっと大きな公園へお散歩へ行ったとき、
双子が機嫌よさそうだったからチャンス!とカフェへ。
ケーキと飲み物をオーダーしました。
コーヒーが早速運ばれてきて、久しぶりの美味しいコーヒーに感動。
しかし、そこからケーキが待てど暮らせど来ない。
双子の機嫌は時限爆弾。しかもいつ爆発するかは未知。
とにかく機嫌がいいうちに味わって食べたいのに…と焦るわたし。
でもこっちでは自分から店員さんを呼ぶのはマナーとして基本NG。
一生懸命目くばせをするも、全然来てくれない。
もうコーヒーが来てから30分くらいたっているし…
何より時限爆弾の双子は、どんどん機嫌が悪くなっている。
さすがにしびれをきらしてこちらから声をかけたら
「OK~OK~」
嫌な予感がしたけれど、さらに待たされてきたのはお会計。
主人が怒り調子でケーキが来ていないことを伝えると
少し待って、やーーっとケーキが来たのですが
謝罪の言葉は一切なく「Enjoy~」とおいていきました。
接客業をしていた私からすると信じられない対応。
日本で同じことが起きたら平謝りだろうと思うし
何ならミスをした店員さんは今日1日
とてもブルーになるんじゃないかな…と思うんです。
でも、これもきっと文化の違いなのか。
双方が気持ちのいいコミュニケーションをとれるかは別として
今回のドイツ人の対応くらい、
「悪いと思う」ことのハードルを上げておくと
精神的には楽なのかもしれないな、と思った。
小さなこともまずは自責で考え、
申し訳ないとたびたび頭を下げる日本人だからこそ
疲弊してしまう部分もあると思う。
あと、逆に日本は、悪いと思っていなくても
「ごめんなさい」と謝っておけばいい、みたいな側面もあると思う。
ドイツにはそんな「本音と建前」みたいなものはなさそう。
何が言いたかったかというと、
今日のあなたが「ごめんなさい」と思ったこと
ドイツでは全然「ごめんなさい」じゃないかもしれないから
あまり落ち込みすぎないでくださいね。
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