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チームプレーの醍醐味

物心ついたときから、チームで何かをすることに
ものすごい価値を感じていた。

1人では無力だと氣づいていたのか、
団結した先に見れる景色を知っていたのか、

なんで?って言われると正直困るけど
でも確かに幼い頃から魅力を感じるのがチームだった。


その結果、中高の6年間をソフト部という
チームスポーツに費やすことになる。
2つ下の弟も野球人生まっしぐらで
家族で慌ただしい日々を送っていた。

(父、母、ありがとう!)


チームでの自分の役割ってなんだろう?

そんなことを考えるようになり
自分がミスをすれば居た堪れなくなるし
仲間がスランプに陥ってたら
練習に付き合うよって言いたくなった。

本氣で上手くなりたかったし
堂々とチームの中に存在していたかったし
何よりソフトボールをやっている自分が好きだった。

そう思わせてくれるのは
しんどいことも、嬉しいことも一緒に感じてきた
仲間がいたからだった。


でも、部活に行きたくない理由が
チームメイトとのいざこざのこともあった。

なんで真剣にやんないの?
レギュラーだからってなんなの?
いつもふざけてるのはなんで?
文句ばっかり言ってる

みたいなことが、それぞれの不満として募り
チーム内で分裂したり、雰囲氣が悪くなることも。


そりゃあ、価値観の違う者同士が集まって
1つになろうとするんだから
こんなの当たり前なんです。(今ではいい思い出)


その度に、お互いの本心が見える。
(これが肝だったと思う)

こういう時間を経て
より強い絆になっていくあの瞬間は
今考えてもやっぱり尊い。

「雨降って地固まる」


わたしが思うチームプレーの醍醐味は
みんなのおかげで強くなれるし
1人では到底できないことができてしまうこと。

たとえ勝負に負けてしまっても、です。

自分のためだけならとっくに諦めてしまうことも
仲間の姿や声が聞こえたらハッとする。
両親や先生には理解してもらえなかった苦しみに
寄り添い合えることもある。


人間は、1人では生きていけません。

いつも誰かの支えによって生かされていることを
若くてエネルギッシュな時期に体感できる
大切な学びの場だと思うのです。


だから、わたしは自分や弟が学びに費やした
ソフトボールと野球が好きです。

チームスポーツに関わる子どもたちに
これまでわたしがもらった言葉と経験を伝えたいんです。


だってね、大人になって思い出す部活のシーンは
練習の時の風景とくだらない話。
悔し泣きしたり、ふざけ合ったこと。
公式戦のプレーなんてちょっとしか覚えてない。笑

真剣に取り組んだ印として
試合で成果を残すことも大切だと思う。

でも、あの日々が宝物って思えるには
今この瞬間に真正面から向き合えてるかどうか
なんだよね。


チームスポーツっていいよね。
言い合いも、仲間割れも、自分の無力さに落ち込んだことも
全部いい思い出になってる。



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