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納得いかない理由。

離乳食の事業をやりたいと思ってから、色んなやり方を探した。

離乳食カフェとか子ども食堂とか夜泣きカフェとか瞬間冷凍とか廃棄野菜とか

色んなルートを想定して、周りに話してみて反応を見て、そんなこんなで5年。

反対もされた、心配もされた。
飲食店の方が向いてるって言われた。
やどり樹は栞さんじゃなきゃダメだけど、その事業は誰かが似たようなことしてるでしょって。

それでも何故か諦めきれなくて、『やりたいんです』って言い続けた。

その原動力がなんなのか、私は人と違う夢があるって、アピールしたいだけなんじゃないかって、思ったりもした。

試作し始めて、やっと現実味が出てきた。
飽きっぽい私がやっぱり意外とワクワクしてる。

クラファンが始まって、発表した時は良い反応がもらえたけど納得いかなかった。

感情探しして気付いた。
5年間色んなことを言われて、心配されて
“これを乗り越えたら夢が叶う”
って、勘違いしてたって。

私が書いたページは相手に納得させようとしてる。だから伝わってる気がしない。って気付いた。

でも、わかっても、そこからどうしたらいいのかわからなかった。

モヤモヤしたまま、モデルの赤ちゃんにクラファン用の写真を撮らせてもらいに行った時
『お母さんにここで想いを語っとこ!』って、アンジェリカが言ってくれた。

そしたら意外なワードが自分から出た。

“泣いてる赤ちゃんを抱きしめるのも、離乳食を作るのも、同じ赤ちゃんの為にしてる事なのに、そこに罪悪感を持って欲しくない”


あ、これが“想い”か……って気付いた。

離乳食だから、赤ちゃんの為って勘違いしてた。
私はお母さんに作りたいんだって。

ゼロから書き直し。
でも、前の失敗はちゃんと保存した。


いつか、誰かに失敗を見せられるように。

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