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3/2,3 上巳のお菓子「西王母」

提供:3/2(月), 3(火)
菓銘:西王母(せいおうぼ)

桃の節句にちなんで、桃の実を模したお菓子をおつくりしました。西王母は中国古代の言い伝えでは西の崑崙山(こんろんさん)に住むという仙女。道教では最高位の神の奥方であり、女神を統べる女王で不老長寿を司ります。
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その女神は三千年に一度花が咲き実をつける桃の木の園をもち、その桃を食べると不老長寿になると言われていました。その誕生日である旧暦3月3日には自ら生誕祭「蟠桃会(ばんとうえ)」をひらき、神仙にその桃を振る舞ったとされています。「西遊記」では孫悟空が大暴れする舞台の一つです。
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古来、桃には厄を祓う力があるとされており、時代が下っても「桃太郎」が鬼退治をするという形でお伽話の中に継承されています。
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もちっとしたういろう生地の中には苺餡と白餡、練切でつくった葉はよもぎと抹茶を練り込み、お雛様に供える「菱餅」に寄せて縁起の良い三色を重ねています。上から桃の花・白雪・下萌の草の色とも、邪を払う生命の赤色・清浄の白色・邪を払い健やかさを守る緑色とも言われます。皆様のご健康が守られますよう、お祈りいたします。
#上巳の節句 #桃の節句 #西王母

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