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和菓子をどうぞ

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すこやかに、しあわせにー。今も昔も変わらぬ願いを込めてつくり味わい、伝えられてきた日本のお菓子。今この時をともに迎えられた喜びに、この先もつつがなく過ごしてゆけるよう祈りを重ねて…
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2019年6月の記事一覧

6/26〜28のお菓子「氷室」

6/26〜28のお菓子「氷室」

*こちらでのご案内遅くなりました!
ご提供 6/26(火)〜28(金)
菓銘 #氷室 (ひむろ)
暑さ極まる厳しい夏を無事に越せるように。夏越しのお菓子といえばなんといっても京都の水無月ですが、あいにくわたしの中ではこれぞ水無月といえるものがまだ定まっておりません。
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代わりに水無月の由来のひとつにもなっている行事、かつて陰暦六月朔日に行われていた宮中の氷の節会、あるいは江戸時代の氷室の節句にちな

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6/10〜13のお菓子「よひらの花」

6/10〜13のお菓子「よひらの花」

ご提供 6/10(月)〜13(木) *今回は木曜まで
菓銘 #よひらの花
よひら(四葩)の花は紫陽花(あじさい)の別名です。今年関西の梅雨入りはだいぶ遅くなりそうですが、順調に色づいてきた梅雨の彩りを錦玉羹で映しました。中は名残のレモンを使ったレモン餡です。

錦玉は寒天液に砂糖をたっぷり入れることで濁りのない透明感を出しますが、甘ったるくなってしまうので少し控えめに。雨で煙る花も美しいものです

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