「おばあちゃんになっても、出逢いを楽しむ旅がしたい」|POOLO JOB1期生インタビュー 大谷なつきさん
メンバーインタビュー第2回は、POOLO JOB1期生の大谷なつきさん(以下、つっきーさん)です。
小学校教諭を務めながら自分の生き方を見つめなおすキッカケで、海外や旅に関心を持ち始める。その後、フィリピンでの語学留学や海外一人旅を経て、2022年に世界を一周。旅を通して人と出会うことの楽しさを知る。
現在はリゾートバイトで北海道生活を満喫しながら、次なる旅を計画中。
今回は、さまざまな旅の経験からPOOLO JOBに参加したきっかけ、将来の理想としているライフスタイルについてお聞きしました。
旅を続けるために、自立する力を。
–早速ですが、あらためてPOOLO JOBに入ったきっかけは?
POOLO JOBを知ったキッカケはSNSで案内を見つけたことです。教員を辞める時から、定住せずに旅を続ける暮らしがしたいと思っていました。世界一周を終えて、今は日本を一周したいと思っています。でも、そのためにはお金が必要。
これからの資金をつくるためにも旅の経験を仕事にできないかなと思っていた時に、大好きなTABIPPOさんからPOOLO JOBがリリースされて。
「旅をしながら仕事ができるなんて最高!」と思い、この講座に申し込みました。ライターはパソコンが一つあればできる仕事なので、「定住しない」というライフスタイルにぴったりだなと思いました。
あこがれの発信者をめざして
ーPOOLO JOBは、旅を続けるための一つの手段なんですね。
実際に参加してみて今の心境は?
発信者として、自分の目標を見つけました。私にとって、目標となる憧れの存在は伊佐知美さんです。実際に講義をしていただいたり、記事を読んでいて、伊佐さんは感じたことを言語化する文章力や、コンテンツの魅力を深める写真のスキルを持ち合わせていることを感じました。
一方で今の自分は、感じた想いを伝えることしかできていないことが課題です。コンテンツとしての質を上げるためにも、具体的な情報を入れることや文章としての表現力を身につけていきたいです。そうすることで、もっと強みを活かした発信ができるのではないかと思っています。
-つっきーさんのマインドや発信は明るくて前向きなので、いつも元気をもらってます!
SNSの発信力Upという点で、特に印象に残っている講義は?
どの講義も学びが多いですが、喜多桜子さんのSNSのブランディングに関する講義はすごく印象に残っています。SNSでは「だれと両想いになりたいかが大切」というお話でした。
SNSを発信する上で、どんな人に向けて、どう発信するかということをずっと悩んでいました。しかし、「両想い」と考えると、だれに何を届けたいかということをイメージしやすいなと思いました。
SNSを通して自分のことも知ってほしいし、相手のことも知りたいなと思えました。SNSの好きなところはフォロワーさんとコミュニケーションを取れることです。これからも楽しく発信を続けていきたいと思います。
旅する女性を応援したい!
ー3ヶ月間のPOOLO JOBもちょうど折り返し。課題に追われる日々ですが、どんな1ヶ月半でした?。
思っていた以上に記事執筆の課題が多くて、大変…!そして、今いる北海道の生活が楽しすぎるので、遊びと課題の両立にも苦戦しています(笑)。だけど、それも含めてとても充実した1ヶ月半でした。
新たにやりたいことも具体化できて、有意義な時間になっています。
ー具体的に「新しくやりたいこと」とは?
先日、TABIPPOさん主催の「世界一周ゼミ」というオンラインイベントで講師としてお話しする機会がありました。これから旅に出たいという人たちから質問をもらって、いろんな気づきがありました。その中で「女性の旅」に特化した発信をしていきたいと思ったんです。
人生や旅に関するマインドの発信や持ち物、準備のことなど。女性ならではの悩みや不安を解消できるような、タメになる情報も発信していきたいですね。あとは、旅をしながらインタビュー活動もやりたいです。
(世界一周ゼミ:世界一周したい人に向けたTABIPPO主催のゼミ)
ーステキですね!その先には、つっきーさんのどんな夢が?
旅する女性ををもっと応援したいと思っています。多くの女性は、人生の転機で旅に出ることが多いと思います。「自分を変えたい」「30歳になる前に」とか、恋愛も関係していると思います。世界一周ゼミを通して、女性ならではの悩みや相談があることを知りました。
自分が世界一周に出る前も、実際に旅をした人に助けられました。いろいろな旅人の想いや経験を発信することで、旅したい人が一歩を踏み出せる発信をしていきたいです。
-これから旅に出る人にとって、とても心強い存在になりそうですね!
少し話が変わりますが、つっきーさんはもともと海外には興味がなかったとお聞きしました。「海外」に興味を持ったのはどんなキッカケが?
もともと私は海外にまったく興味のない人間でした。
海外へ関心を持ち始めたのは、小学校教諭をしていた頃に「今の環境を変えたい!」と思ったことがきっかけでした。小学校1年生を担任していた頃は、教育という仕事の中でとても意味のある事をしていると熱い思いを持っていました。
しかし、家と職場を往復する多忙な毎日の中で、「一生この仕事を続けていけるのかな?」と考えるようになりました。
留学中に見つけた理想の生き方「人と出会う旅がしたい」
-海外への関心は、「自分の環境を変えたい」の想いがキッカケだったと。
そうなんです。ちょうどその時にSNSで、青年海外協力隊(以下、JICA)としてマラウイで活動する協力隊の人を知りました。現地生活や子供たちと過ごす様子を見ていて、すごく楽しそうに海外で暮らしている人もいるんだということを知りました。
おなじ教員でも、こんなにも違う生き方があることを知りました。海外に対する「怖い」イメージから、「自分も行ってみたい」と思うようになり、教員としてJICAへ挑戦を決めました。
結局、いろいろなタイミングが合わずにJICAへの応募は断念しました。しかし、環境を変えたいという思いは変わらず、友人の影響も受けてフィリピン留学を決めました。
-留学の経験から、自分の生き方にどんな影響が?
英語を学べたことも大きかったですが、それ以上に「軸を持って生きる」ことの大切さを学びました。留学先で仲良くなった二人の女性は、夢や自分の生き方を明確に持っていて、「あなたには軸がない」と言われ続けました(笑)。
そこで自分には人生の軸がないことを痛感しました。そして、留学中に自分がやりたいことをひたすら考えたときに、「いろんな場所を旅して、いろいろな人と出会いたい」という夢ができました。
新たな夢は、カップル旅で日本一周
-出会いの楽しさを知る原点が、留学だったんですね。
これまでの経験を活かして、次ははどんな旅に?
今は、カップルで日本一周バンライフの旅に向けて、ちょうど計画をしているところです。
こう見えて、案外自分は他人に流されやすい性格なんです。とくに恋愛というのは、自分の軸がブレやすい要素だと思っています。
だから、カップルでの二人旅を通して、自分の軸を持ちつつ、お互いを高め合えるか?という「チャレンジの旅」あるんです。
ー旅を終えたら、2人の絆がより強くなりそうですね!
でも、なぜこのタイミングで日本一周に?
世界一周中に海外の旅人と話をする中で、自分の国や地元である三重のことをあまり知らないと気付きました。世界を周った今だからこそ、あらためて日本のことをもっと知りたいと思っています。日本は言語も通じるので、地域や人の良さをより深く知れると思っています。
ー海外に出たからこそ、あらためて気づく日本の良さがありそうですね。
日本一周の旅で挑戦してみたいことは?
ありがたいことに、自分は地元の人から声をかけてもらいやすいタイプなんです。その強みを活かして、旅先では取材をしたいと思い、今から楽しみです。
ただ旅をするだけではなく、取材を通して地元の人とのつながりを大切にしたいです。その人の生き方や価値観を知れたり、地元の人からオススメのお店やスポットを教えてもらうことで、旅先の良さを見つけていくことも楽しみですね。
発信しながら旅をして、旅仲間が増えたらうれしいです。
−ステキですね。つっきーさんのフレンドリーな人柄だからこそ、引き出せる地元の魅力がたくさんありそうです。楽しみにしています。
では最後に、人生の夢を教えてください。
今の究極の夢は、いつまでも出会いを楽しめる、ゲストハウスを作ること。
自分が何才になっても、ずっと新しい出会いを楽しんでいたいんです。人と出会うことの醍醐味は、自分の世界を広げてくれることだと思っています。自分が興味のなかったことを知れたり、知らなかった自分に出会えたり。
おばあちゃんになって旅に行けなくなっても、ずっと出会いを楽しめたり、人と人を繋げていけるようなゲストハウスを作りたいと思っています。
いろいろな旅の経験を通して、人との出会いを楽しみながら旅を続けるつっきーさん。彼女の明るく前向きな生き方は、たくさんの女性や旅人に勇気を与えてくれています。
世界を見てきた彼女は今、日本一周という新たな旅に出ようとしています。新たな旅先でどんな人と出会い、どんな魅力を発信してくれるのか、これからの活躍がとても楽しみです。