EGPA闘病の記録②/大学病院への緊急入院

10/10(火)。最初はタクシーを予約して1人で大学病院へ向かう予定だったが、大学病院へ着いた先で車椅子に乗ることを考えると1人では心許なく無理そうだったため、主人に会社を休んでもらい車で連れて行ってもらうことにした。大学病院の送迎レーンには車椅子とボランティアの方が待機していらして、車椅子に乗せてもらい先に受付に行った。主人は車を駐車してから合流した。

受付が終わり、紹介状に記載の通り皮膚科へ向かった。しばらく待った後、診察室ではなく処置室へ向かった。皮膚科の医師に紫斑の状態を診てもらった。足の状態を写真に撮ってから、生検検査のため、麻酔をしてから皮膚を2箇所を少しだけ切り取って採取し、切り取られた部分は縫って貰った。足首と脛にあった大きい水疱は割って、アズノールを塗ってガーゼと包帯で覆って頂いた。その間、医師たちは血管炎の可能性という事でリウマチ内科へ連絡を取ってくださった。足の処置が終わった後、リウマチ内科を受診するように言われた。

リウマチ内科へ移動し、熱を測定すると38度超えだった。主人は寒くなかった様だが、私は厚着しているのにずっと寒かった。発熱があるため、コロナとインフルの検査を実施し、結果が出るまで隔離された場所で1時間待機することになった。その待機の間、左手の薬指と小指が異常に冷たく動かしづらい事に気がついた。血流が悪くなっているかもしれないと思い、車椅子に乗った状態のまま左手を極力下にして血流が回復するのを待った。しばらくすると左手の薬指と小指があたたかくなったが、手を戻してしばらくすると冷たくなった。心配だったのでできるだけ左手は下げておくようにした。
コロナとインフルの検査は陰性だった。(金曜にも測定していたのでそうだとは思っていたが)
そのままそこで血液検査のため6本採血をした。
リウマチ内科へ戻ったが、まずは検査をすることになった。
レントゲンとCTの検査をした。検査着に着替える際、ここで左手の薬指と小指に力が入らない事に気がついた。カーディガンのボタンが外せなくなっていた。右手の力も少し落ちていたように思う。手が震えており力が入らない。着替えを主人に手伝って貰った。(付いてきて貰って良かった)
肺のレントゲンは立たないとできないので、検査機器になんとか掴まり立ちで耐えた。腰のあたりも撮るというので、検査台に移動するのだが、車椅子から検査台に移動する際に左足の付け根から足先までピキーンと激痛が走り、移動が辛かった。
検査が終わり、リウマチ内科へ戻ると入院する方針であるとの説明があった。病室の空きを探して貰っている間にリウマチ内科の処置室へ案内された。車椅子の状態も辛かったのでやっと横になれてホッとした。処置室の台へ上がる際も左腰あたりから左足のつま先まで激痛が走り辛い。

最初のリウマチ内科の医師へ、血管炎の疑いで来たこと、紫斑が足にあること、左手の薬指と小指が先程から動かしづらいことを伝えた。
最初のリウマチ内科の医師は応援を呼んだらしく、若い医師4名と医学生3名が来て処置室のベッド、私の足元付近に集まって状態を確認してくれた。
症状を診たり、今までの病歴(大人喘息→慢性副鼻腔炎の手術事に好酸球高め→肺炎)、肺炎からの血管炎疑いまでの経緯を聞いてくれた。私からは10/5から10/8まで、自宅で撮っていた紫斑写真を見せた。医師の話を聞いている限りでは、好酸球性の血管炎とは推察しているが、皮膚の状態が劇症すぎるためと悩ましいとのこと。
指導医として来ている1人の医師が、高齢の場合の紫斑は身体の中に脂肪が少ないため、紫斑の滲出液が皮膚の下に現れるため水疱ができないが、年齢の若い患者の場合は身体の脂肪により紫斑の滲出液が上に上がってくるため、水疱として出てくるとの見解を示していた。
とにかく入院は必要で、さらに色々追加で検査が必要との事だった。
追加で血液検査用の採血を何本か採取された。
そのうち病室に空きが出たという知らせが入り、ようやく入院することができた。
これでやっと治療を開始してもらえる、そう思っていた。

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