搾取されないで、価値を知って

芦原妃名子さんのあまりに悲しい一件から、書籍関連…イラストレーターや漫画家など多くの方が「実は私も」と勇気ある発言が見られるようになった。

これは日本だからなのか、世界的になのか、こんなにも作家を軽視し搾取される業界であることにまた衝撃を受けた。

たしかアニメに関わる仕事も基本的にとても忙しい割に薄給で、やりがい搾取的な印象がある。
今はどうかわからないけれど。

だからある程度 トーク力や編集力がある人はYouTubeにうつっていったり
名前を忘れてしまったけどオーダーイラストを販売できるサイトにうつっていくのかな。

絵を描いたり文章を書くことが好きで学生時代は特に熱中していた身としては、こんなひどい話で才能や愛のあるクリエイターを押しつぶさないで欲しいと思う。

そう言えば私も一度 興味本位でごく短い文章を何かのコンクールに応募したことがあった。
学校でよく作文コンクールで賞をとり、弁論大会ではクラス代表に選ばれて少し調子に乗っていやからだ。
(今覚えば、クラス代表など誰もやりたくなかっただけだろう)

しかし応募した作品の内容さえ覚えていないし、テクニックや語彙力もさほどなかったことを思うと 審査に微塵も掛からなかったのでは無いかと思うが、急に編集者を名乗る人から電話がきた。

曰く、私の作品が良いところまで選考に残ったが、今回は残念ながら選出されなかった。
けどこの才能を活かすため、本格的に作家を目指し出版をしてみないか?
と。

その時はあまりに非現実的な誘いで舞い上がっていたけど、まだ学生の身だし一旦保留ということで電話を切った。

それからうろ覚えなのだけど、親に相談したのか、ネットで同じ体験をした方の話を見たのか、こう言う話を覚えてる。

まず出版まではいけないし、いけたとしても多額のお金がかかる。
コンクールはいわば“カモ探し”であり、応募者全員にそう声をかけている。

と。

何よりも搾取されることが非常に不愉快で、少しは敏感にキャッチする私だが、この頃からその感覚は一応あったんだろう、これでスッキリ諦めることにした。
幸いそれ以上電話もかかってこなかった。

今でもこの自分の才能を認めてもらえた一瞬の喜びと、直後の落胆が激しかったようで、もうずいぶん前のことなのに覚えていた。

何が言いたいのかまとまらなくなってるけど、それが私のnote活用術なのでヨシ。

甘い言葉にノせられて搾取されてる人が想像以上に多いことに驚く。
もっとあなた自身にもあなたの作品にも価値があるということに気づいて欲しい。

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