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『ピカ☆ンチ LIFE IS HARDだけどHAPPY』観るなら、 『ピカ☆☆ンチ LIFE IS HARDだからHAPPY』『ピカ★☆★ンチ LIFE IS HARDたぶんHAPPY』も観てほしい

またまた、今日も映画レビューをば。関ジャムについては、色々と色々です。ええ。松本潤すごいよね、うん。うん。書きたいけど、書けない。文字でなんて語りつくせない。それが松本潤さんです。

……では、映画をば。また、嵐主演映画です。

またまた嵐かよ、そう思った貴方。『ピカ★★ンチ LIFE IS HARDだからHAPPY』『ピカ★☆★ンチ LIFE IS HARDたぶんHAPPY』を紹介します。昨日ご紹介した『ピカ★ンチ LIFE IS HARDだけどHAPPY』の続編です。


『ピカ★★ンチ LIFE IS HARDだからHAPPY』は、2004年に撮られた作品です。

前作の3年後の設定です。ワンピースしかり、銀魂しかり、大抵3年経てば、劇的に変化するのが、物語の面白いところです。

…って、現実でも、3年って環境的には変化が起こる長さだけど。

今回の主人公は、大野智さん演じるハル。前回主人公だったシュンは「普通」ではなくなっています(笑)気になる方は調べるなり、映画見るなりしてください。←

ハルは、不幸体質で、3年経っても変われないというか、より悪い方に引っ張られるというか。他のメンバーがどんどん変わっていくなかで、根本的な所で進歩していないというか。不器用なタイプなんですね。

「変わっていく皆」と「変わることのできない自分」

という対比が上手く描かれている作品だと思います。

ぶっ飛んでまとめると、こちらの映画は、「変われないこと」への苦悩が描かれているのかなと感じました。周りと比べて落ち込んで、ということは、誰しも少なからずあると思います。変化していく環境の中でどう生きていくのか、生きていくべき

なのか考えされられる映画でした。

前篇が、「変わらないこと」への恐怖

続編は、「変われないこと」への苦悩

この映画は、二つでひとつというか、こういう生き方もあるんじゃないの、って大人がこれから大人になる青年たちへのエールをくれている映画な気がしてならなかったです。

個人的には、だけどHAPPYが好きです。まだまだ未熟者だからでしょうか。

青春群像劇に自分を見出すのは、確固たる自分を人に見せれないからでしょうか。

…カッコいい自分になるには、まだまだ時間がかかりそうです。


続いては、ホールで観た『ピカ☆★☆ンチ LIFE IS HARD たぶん HAPPY』について。

映画館でないところで観るのは3回目でしたが、その前の2回とは比べものにならないほど大きなホールで観ました。私は大きなホールの3階で観たので、きちんと見れるか不安でしたが、どこにいても見やすく考えられており、とても楽しく見る事ができました。

そして、肝心の映画の内容は…。ちょっぴりビターでした。

舞台は、2作品目から更に8年後…。

彼等は大人になって、社会を生きています。けれども、皆、問題を抱えていて、苦悩しているのです。わいわいだけじゃなくて、とても現実的な問題(子供の教育問題だったり、嫁の不倫問題だったり、自分の会社経営だったり)が中軸にあって、皆で何かをやり遂げる!といった色合いは薄かったと思います。

前篇が、「変わらないこと」への恐怖

続編は、「変われないこと」への苦悩

だったとしたら、

最新作は「変わってしまったこと」への受容

かなと思いました。

今の生活を受け入れて、その上で生きていく覚悟みたいなものを持つというか、そういう姿勢が描かれていたのかなと思いました。

ハーフという位置づけで、2,5作目として描かれたものであるからして、20周年でまた映画が創られるなんてこともあるかもしれないけれど、今回の様に「現実は厳しい、だけれども希望はある」というような作品にしていただきたいです。

細かい部分については、ギャグ要素満載だったし、前作を観ていない人にもわかりやすくおさらいがあったし、観やすい映画だったと思います。堤監督自身も映画に出たり、現場の雰囲気が楽しそうな映画でした。

ぜひ、ご覧ください。

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