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PJCS2023TOP64【ロストバレット】徹底解説


こんにちはシオンです。普段は新潟で活動しています。今回の記事では自分がPJCS2023で使用しDay1(9ー1)の9位通過。Day2(ボロ負け)で最終56位だったロストバレットについての解説記事となります。いつもより気合いを入れてnoteを作成したので最後まで読んでいただけると嬉しいです。

●自分のポケモンカードの成績
(公式大会のみ)

◯2022シーズン
・(CL2022京都)予選8ー1(18位)➡︎TOP32
・PJCS2022TOP250(5ー3)233位。
◯2023シーズン
・シティリーグ
(S1)TOP8《4ー1》ロストバレット(25p)
(S2)予選落ち《2ー2》ルギア(0pt)
(S3)全勝優勝《7ー0》ロストバレット(100p)
(S4)優勝《6ー1》ロストフリーザー(100p)
CSP(225)トレリ込み255pt
・大型大会
(CL2023横浜)予選12ー2(11位)➡︎TOP16
(CL2023宮城)3ー3
(CL2023新潟)2ー3
(PJCS2023)予選9ー1(9位)➡︎TOP64

●自分のPJCSの成績(2019〜2023)

・PJCSは2019年に初めて出場し(当時シニアリーグ)で93位(Day2オポ落ち)を経験しました。2021年は初のマスターリーグでJCSに2年ぶりに出場し5ー3(175位)でCL優先権獲得。2022のJCSは優先権で出場しましたが
5ー3( TOP250)でCL優先権を獲得できたものの中途半端な結果で終わりました。19年Day2オポ落ち/21年5ー3/22年5ー3/と悔しい結果が続いてしまったので今年こそはと気合いを入れて大会に挑みました。4年間ずっと目指してきたJCSのDay2に進むことができ凄く満足です。

JCSで獲得した勝利賞

JCSは1年に1度しか無く勝利賞の数もCLより多いので特別感がありその舞台で勝てて嬉しいです。


『無料部分』では
◎このデッキを使おうと思った経緯
◎大会までの調整(初期案や没にしたレシピ)
◎大会(2日間通して)の振り返り
この3つを順番に説明し


【有料部分】では
①デッキレシピ60枚の言語化
②環境デッキへの相性・プレイングについて
③採用したいカード・不採用カードの紹介
この3つについて具体的に説明していきます。是非購入して読んでいただけたらと思います。無料部分もいつもより多めに書いてみました。
それでは早速どうぞ!

◎このデッキを使おうと思った経緯


・まず5月に開催されたCL新潟の上位に残ったデッキレシピを全て確認し実際に回しました。
サーナイトが優勝&準優勝し TOP4にはロストバレットとアルセウスのデッキが入賞。このときに自分が得意としているロストバレットが
勝っていたのでCL新潟 TOP4に入賞された
・デンデンさん(Twitter@denden_oep)のレシピを参考に練習を始めました。noteのリンクも貼らせていただきます。

サーナイト、ロストギラティナ、ロストヌメルゴン、アルセウス◯◯等のデッキも順に練習していました。どれも強くJCS環境では幅広いデッキタイプが存在するため各対面を割り切ったり練習不足だったりするとまず勝てないだろうと思わされる程に現環境は混沌としていると感じました。そのため幅広く環境デッキに対応でき安定感もある程度約束されているロストバレットは好成績を残せるだろうと5月中旬時点で思い始めこのデッキをベースに試行錯誤しました。

◎ 大会までの調整(初期案や没にしたレシピ)

・最初に後1でポケモンVが攻撃できるようなコンセプトでデッキを組んでみました。

・よぴさん(Twitter@ftb_fish)
(note➡︎@rtn171)にロストバレットの構築を相談しレシピを考えて貰いました。

いつも公式大会の前に相談に乗ってくれたり土台となるデッキレシピを作成して貰っている
よぴさんには感謝しています。彼のおかげで毎年公式大会で勝てているので自分もデッキを作る上でコンセプトや理論を意識して参考になる部分を見つけてモノにしたいところです。

《初期案》

森の封印石+ビーチコート2枚採用


レシピを回した感想としては
『メリット』
・ジャンケンに負けても後1で攻撃できる可能性が高い
・スイーパーのおかげでロストミラーで先に技を使いやすい。(おとぼけスピット・ロストマイン)
・ビーチコートがあるので手張りをアタッカーに使える上に序盤〜中盤ゲッコウガの隠し札で逃げエネ確保よりも優先してエネルギーをトラッシュできる。

『デメリット』
・ルギアが重い(不利)
・森の封印石がVを出さないと効果が無い為
使いどころが難しい(もちろん使えたら強い)
・ボウルタウンが無くポケモンの展開力が下がることにより種切れ負けを起こす可能性が少しあった。

(感じたこと)
・サイドレースを有利にするために空の封印石を採用してみたい。
・後1で攻撃できる可能性があるのは魅力的だがリソースの都合から無理して攻撃する必要が無かった。(入れ替え札枯渇による終盤のガス欠)
・釣竿を使った後にポケモンを持って来にくい

このような考えになりコンセプトを変えました。
次にCL新潟で Day2の予選1位通過(最終TOP16)のロストカイオーガ(ザマゼンタ入り)を試しました。
とても安定感があり使いやすいレシピでしたがナンジャモ環境でカイオーガに全てを委ねる選択を迫られること+終盤の山札が欲しいカードばかりでアクロマの実験やキュワワーの特性『はなえらび』でほとんどが欲しいカードであることが多くストレスに感じたので他のレシピを探すことになりました。
そして⬆️で参考にしたデンデンさんにも相談や各対面の相性や立ち回り・デッキの使い方を教わりました。空の封印石が採用されていることでサイドレースに余裕ができ、ボウルタウンが使えるので『すごい釣竿』を先に使い、その後にボウルタウンでトラッシュから戻したアタッカーを瞬時に復帰できる構築だったので練習していくうちに良い形になるだろうと信じ数枚レシピを変えながら自分なりにアレンジして大会まで練習しました。

・(6/3〜4)ガルシア杯

JCS1週間前に開催されたガルシア杯に参加。
参加者のほとんど(9割以上)がJCS優先権持ちの強者しかいない大会でハイレベルな大会でした。1日目を勝ち上がると、2日目も戦えるシステムとなっている大会で全ての試合がBO3形式になっているので勝っても負けてもJCSDay2の練習ができるようになっていました。
自分の成績は予選4ー1ー1の予選7位通過で無事Day2に進むことができ苦手だったBO3の奥深さを学ぶことができました。
Day2はトナメ2没のTOP16で終わりました。
優勝者のギラティナはとても強かったです。
そこそこ勝てたのでJCSも最低限は成績を残せるかなぁと自信を付けて1週間、最終調整の日々に切り替えました。新潟から夜行バスで往復して都内まで行ったので疲れましたが楽しかったです。

ガルシア杯で使用したリスト(TOP16)
ガルシア杯の対戦結果

新潟に帰ってからはスキマ時間でデッキの微調整を行いました。いつも通り《よぴ》さんと
LINEでやり取りをしていくうちにガルシア杯で使ったレシピの矛盾点に気が付きました。
2つあり
・1つ目➡︎ウッウが1枚なのにスイーパーが少ないこと。
現環境のロストバレットのデッキはウッウで安定して2回攻撃するorおとぼけスピットの次のターンにミラージュゲートを使ってアタッカーを育てるかロストスイーパーを使ってロストマインをすぐに宣言する構築がメジャーだと考えていて自分のレシピはウッウが1枚採用なので2回使うには『すごいつりざお』が必要。ロストスイーパーも1なので最速ロストマインもまず決まらない。これが矛盾点でした。
・2つ目➡︎森の封印石の採用。
これは自然に見えますが実際デメリットが多く基本的に空の封印石を使いたい構築なので森の封印石を使うタイミングがあまり無いこと+ポケモンVを出さないと効果を発揮しない為サイドレースを早めてまで(ポケモンVが倒されるリスクも考え)使いたいとは思えなかったことです。なので森の封印石をポケギアに変更。ロストスイーパーは1枚採用ではあまり強く無かったのでウッウ2枚目に変更しました。これにより安定してサポートに繋がるようになったり釣竿を使わなくてもウッウで2回攻撃できるようになりました。

調整も終盤を迎え実際にJCSに持ち込んだリストはこれになりました。

●PJCS2023で実際に使用したデッキレシピ
・2日間同じ構築

PJCS2023マスターリーグ TOP64(56位)


・当日のマッチング

2日間通して戦ったマッチング

・Day2初戦はポケカ四天王の凱さんと配信卓で対戦させていただきました。今まで対戦してきた人の中で1番強くボロ負けしてしまいました。サーナイトは微有利だと認識していましたが四天王の前ではそんなことは無かったですね…泣。配信では緊張しすぎてプレイミスだらけで目も当てられないですが落ち着いたら全部見て反省点を見つけたいと思います。Day2はミュウVMAXとルギア・ロストギラティナが多いと予想しましたが全部サーナイトとマッチするとは思いませんでした。自分の上振れた試合もほとんど無くDay2に関しては運が無かったです。しっかりと受け止め今後に繋げていけるようにしたいです。

配信卓アーカイブ(Day2初戦)
成績を書いてくれるの嬉しいですね

・CL2022京都 TOP32も書いて❤️(小声)

無料部分はここまでとなります。読んでいただきありがとうございました!有料部分では実際に使用したロストバレットを更に詳しく解説していくつもりなので是非ご購入して読んでいただけたらと思います!よろしくお願いします🙏✨


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記事のご購入ありがとうございます!
有料部分では
①デッキレシピ60枚の言語化
②環境デッキへの相性・プレイングについて
③採用したいカード・不採用カードの紹介
3つを順番に解説します!
それでは早速どうぞ!✨

①デッキレシピ60枚の言語化


デッキレシピ(もう1度貼らせていただきました)

【デッキコード】(gQg9nn-AT0ycz-H9Nn6n)


ポケモン(14枚)


・キュワワー(4枚)
デッキのエンジン。4枚以外はありえないです。相手がナンジャモやジャッジマンをたくさん使うデッキだった場合手張りをした後に逃げずに入れ替え札を使って次ターン確実に逃げられるようエネルギーを消費しないプレイングをしていました。もちろん序盤はロストを早めに貯めなければいけないので基本的にはキュワワー3面展開(逃げる1回+入れ替え1回)でターンエンドすることが多いです。

・ウッウ(2枚)
おとぼけスピットが2回使えるように2枚採用。サイドに1枚落ちていても必ず1体はベンチに出せる。ポケモンVが3種類採用されているので
それらでスタートする確率を下げる為にもウッウは2枚で良かったと感じています。何もできないターン(事故)にもエネルギー無しで攻撃できるのが強いです。

・ヤミラミ(2枚)
主にサイズの小さいポケモンやサイズの大きいポケモンを自分のポケモンVが2発で倒せるようダメカンを調整する役割があります。誰に対しても有効に使えることや超エネルギーを手張りするだけなので
ミラージュゲートに頼らなくても技を使えます。(もちろんゲートを使えばもっと強い)
・ダメカンを調整してギラティナVSTARやアルセウスVSTARを空の封印石込みのライコウやカイリューVで倒すプレイングは良くしていました。

・カビゴン(1枚)
ウッウ➡︎おとぼけスピットを使う110点。その後にカビゴンでグースカ180点。合計290点でVSTARを2パンできます。その他には白ルギアのカビゴン。一撃ルギアのイシヘンジン。システムポケモンであるイキリンコexやネオラントVをワンパンできます。

・カイリューV(1枚)
技ドラゴンゲイルは250ダメージ出せるので
ポケモンVをワンパン。VSTAR・VMAX・進化しているexポケモンをロストマイン込みで2パンできます。主にアルセウス軸のデッキで活躍します。ロスト相手(ギラティナやロストバレット)にはベンチの反動ダメージが痛いのであまり使いません。

・ライコウV(1枚)
2エネで技が打てるのがコスパが良く強い。
キバナ+手張りでも起動できるのでミラージュゲートな無くても攻撃できる。
ルギアVとルギアVSTARをワンパンしたりベンチをたくさん並べて来た相手にいきなり起動させて攻撃したりします。

・ドラピオンV(1枚)
ミュウVMAXのデッキに絶対勝ちたいので採用。その他にはサーナイトexが攻撃して来たときにミラージュゲート2回orキバナ+手張り+ミラージュゲート1回で起動できればワンパンできます。

・かがやくゲッコウガ(1枚)
特性かくしふだを使って山札を毎ターン2枚引けます。技げっこうしゅりけんで打点を調整したりサイズの小さいポケモンを同時に倒してサイド2枚取りを決めることが多いです。
ルギアVSTARのデッキに入っているアーケオス(HP150)にはゲッコウガのしゅりけん(90ダメージ×2)を打って次ターンロストマインで60ずつアーケオス2体にダメカンを置くプレイングはかなり強かったです。

・マナフィ(1枚)
自分のベンチを狙ってくる相手から攻撃を防ぐ役割があります。主にパオジアンやロストギラティナ・ロストバレット(ミラー)相手には必ずベンチに置きたいです。


グッズ(24枚)

・バトルVIPパス(4枚)
初手に引けたら最強なので4枚以外はあり得ないです。はなえらび2回+かくしふだ1回や後攻の場合アクロマの実験を使えば引ける確率はかなり高いです。パスが引けなくてもボウルタウンやネストボールでキュワワーを2体以上展開できれば何とかなることが多いです。

・ネストボール(3枚)
たねポケモンならいつでも持ってこれるのが強い。ポケモンVも出せるので枠に余裕があれば4枚採用したい。

・ヒスイのヘビーボール(1枚)
サイドに落ちた(たね)ポケモンを拾えるのが強い。このデッキは各対面で必ず使うピン刺しのポケモン(ゲッコウガ・カビゴン・マナフィ・各ポケモンV)を有効に活用していきたいので1枚採用。

・いれかえカート(4枚)
入れ替えながら自分のたねポケモンを30回復できるのが強く主にロストギラティナ・ロストバレットミラーで使います。回復できなくても入れ替えられるだけで充分活躍します。

・あなぬけのヒモ(3枚)
相手のベンチポケモンが少ないときや入れ替えカートを温存したいときに優先的に使ったりします。4枚欲しいですがジェットエネルギーが1枚あるので3枚採用にしました。

・ポケギア3.0(1枚)
使う際はキュワワーの特性×2回+ゲッコウガのかくしふだ1回の後に使いたいです。通常のドロー込みで山札の上から14枚見れます。アクロマが引けなくてもゲームの中盤〜終盤にはキバナ・ボス・ツツジが欲しいことも多々あるので腐りにくい1枚です。

・ミラージュゲート(4枚)
山札から必要なエネルギーを自分のポケモンに自由に付けることができます。キュワワーの逃げエネ確保をしながらアタッカーを育てたりします。

・空の封印石(1枚)
VSTAR・VMAXを倒したときにサイドを1枚多く取れます。これにより1ターン自分が止まっても間に合うようになったり取れるサイドプランが増えたりして柔軟に戦うことができます。サイドレースに余裕を持って対戦できます。

・すごいつりざお(3枚)
最初は2枚で回していましたが3枚あることでサイドに1枚落ちているor1枚ロストしてしまった場合に余裕ができ釣竿を使いポケモンを山札に戻した後にボウルタウンやネストボールで
すぐにアタッカーを用意できます。
ポケモン1枚+エネルギー2枚を山札に戻すことが多いです。


サポート(9枚)

・アクロマの実験(4枚)
このデッキには4枚必須です。強すぎるので特に語ることはありませんがロストする際キュワワーより多くの選択を迫られるのでミスが無いようにカードを選ぶ必要があります。

・キバナ(2枚)
1枚でずっと回していましたが引けないことが多くカイリューやゲッコウガの起動を安定させたりライコウがキバナ+手張りで起動することやキュワワー手張り&キバナ➡︎ヤミラミにエネルギー加速でゲートを使わずに安定した盤面を作り上げることができるようになります。後は山札から好きなカードを持ってこれるのでナンジャモで山札の下に沈んだカードを持ってくることができる点・山札を混ぜられる点を評価しています。

・ボスの司令(2枚)
相手のベンチポケモンを呼んで倒したいときに使います。空の封印石を付けたポケモンVを活かしたいので2枚採用。

・ツツジ(1枚)
逆転の1枚。ツツジ+ロストマインで手札干渉をしながらダメカンを調整。次ターンに封印石を付けたポケモンVで勝負を決めること動きがとても強いです。ロストミラーでも活躍し相手が先にサイド3枚以下になったらツツジ+ロストマインでマナフィ70。残り50点をキュワワーに乗せたりします。これによりマナフィが復活しなければゲッコウガでサイド2枚取り、マナフィが出て来てもヤミラミでサイド2枚取りを狙えます。

エネルギー(11枚)

・基本水エネルギー(4枚)
カイリューとゲッコウガが技を使いやすくなる枚数だと感じています。3枚だと少なく5枚だと多すぎたので4枚採用。釣竿3枚+キバナ2枚採用なのでリソースに余裕を持って使えます。

・基本雷エネルギー(3枚)
最初は2枚でしたが1枚ロストしたりサイドに落ちていたりすると引いたときにリソースの余裕が無くなることが多かったので3枚にしました。

・基本超エネルギー(3枚)
ヤミラミが技を安定して使うためには3枚が1番しっくりきたので3枚採用。エネルギーは2枚採用より3枚採用にした方がリソースを確保しやすく素引きしやすいのでオススメです。

・ジェットエネルギー(1枚)
あなぬけのヒモの4枚目でしたがジェットエネルギーにするとキュワワーの展開力の向上、ベンチポケモンに貼りカビゴン(ねむり解除)に使えたりカビゴン自体に手貼りしてミラージュゲートを1回使用し攻撃するプランなど使い方はたくさんあります。ジェットエネルギーは2枚採用で回したこともありましたがカイリューと相性が良くないので1枚採用。

スタジアム(2枚)

・ボウルタウン(2枚)
このスタジアムのおかげでバトルVIPパスが引けなくても最低限盤面を形成できたり、すごいつりざおとの相性もかなり良かったので採用して正解だったと思います。

以上。デッキレシピ60枚の言語化でした。



②環境デッキへの相性・プレイングについて

次に環境デッキへの相性・プレイングについて解説させていただきます。

《《自分が考えるTier表》》

【Tier1】
・サーナイトex
・ロストギラティナ

『Tier1.5』
・白ルギア/一撃ルギア
・アルセギラティナ
・ミュウVMAX
・ロストバレット

《Tier2》
・ロストヌメルゴン
・パオジアン

この8つのデッキが現環境には存在していると考え練習をしていました。それぞれのデッキに対する相性やプレイングをこの先は書いていきます。


【サーナイト】(相性:微有利)

・基本的に非Vを、6体倒すことを目指す。
※打点はクレセリアで回復される前提。

・《先攻》なら2ターン目からウッウでミュウかラルトスを倒す。3ターン目はロストマインでキルリア80(倒す)。アルカナサナ40。4ターン目は40乗った(実質20)サーナイトはロストマインで倒す。5ターン目もロストマインでマナフィ70(倒す)。クレセ30。アルカナサナ20。6ターン目クレセリアをウッウで倒す。最後のターンはボスで非V(アルカナサナかゲッコウガ)を呼んでライコウVかカビゴンで攻撃して勝ちです。


・『後攻』ならウッウで後1から技(おとぼけスピット)を使い(ミュウかラルトス)を倒す。2ターンもウッウでバトル場が倒せないなら(あなぬけのヒモ)かボスを使い(ラルトスorキルリア)を倒す。3ターン目はロストマインでマナフィ70(倒す)。アルカナサナ50、4ターン目はボススピットかロストマインで50ダメージ受けているアルカナサーナイトを倒す。5ターン目はロストマインでクレセリアを倒す。最後のターンはカビゴンかライコウVで非Vを倒して勝ちです。サーナイトexが攻撃して来たら(あなぬけのヒモ)でベンチの非Vを倒して勝ちかキバナ+手張り+ゲートでドラピオンを頑張って起動させて勝ちです。

・先攻/後攻問わず相手が崩れたスタジアムを既に消費していればおとぼけスピットでクレセリアorゲッコウガを削り次ターンにロストマインで(ラルトス/キルリア/マナフィ)のどれかと一緒にサイド2枚取りするのもアリです。このプレイによりナンジャモを使われた際にサイド2枚取りする前のターンは手札が多い状態で次のターンの準備をすることができます。


【ロスト対面】(相性:微有利)

(ギラティナ・ヌメルゴン・ロストバレット)
【(非Vを6体倒せるものとする)】
例:ロストバレット
《先攻》
・先2スピットー先3マインー先4マイン連打。
これだけです。サイドは4枚以上取らずヤミラミでひたすらダメカンをバラ撒きます。相手が先にサイドを獲得しサイド3枚以下になったらツツジを使いマナフィをロストマインで倒し残り50はキュワワーにバラ撒きます。非Vを6体倒して勝ちです。ロストマインのコツはHP70のポケモンが入れ替えカートで30回復されてもダメカンが20残るように調整することを心がけましょう。つまり50以上のダメージを1匹ずつ複数回与えることを目指します。

『後攻』
・後1スピットー後1スピットーマイン連打
このプランを目指します。ロストマインは⬆️で説明した通りの使い方でサイドは4枚獲得してからは取りません。ひたすらダメカンをバラ撒きましょう。ツツジで逆転されない立ち回りを意識するだけでかなり勝率は変わってきます。

『ギラティナ対面』

・ベンチを絞りギラティナV2面で攻撃してくるプレイを良くされます。なのでロストマインでギラティナV1匹に12個ダメカンを置く。(入れ替えカートを消費していればバトル場。まだあまり使っていないならベンチのギラティナに載せる。)次のロストマインで倒されることを嫌ってギラティナがVSTARに進化してくると思います。進化したらボスで残りHP160になっているギラティナVSTARを呼んで空の封印石ライコウVで技を使う。自分ベンチ5体+相手ベンチ2体以上で160ダメージで2パンしながらサイド3枚獲得できます。

『ヌメルゴン対面』

・相手のベンチが0にならないように立ち回る。
・あなぬけのヒモとボスの司令を大事にする。
・ロストマインはヌメルゴンに2個。もしくは11個乗せる。相手がVSTARパワーを使わないなら2個乗せたヌメルゴンをヒモ+ボスでアイアンローリングの効果を解除し空の封印石をつけたカイリューVで倒す。20+250ダメージ。
110ダメージ受けた状態で回復されなかったら空の封印石ライコウVで⬆️と同じヒモ+ボスでヌメルゴンVSTARを倒す。なるべく20ダメージ受けた状態で様子見してカイリューVで奇襲したいです。

【白ルギア】(相性:微有利)

・キュワワー3体使ってロストを溜める。
キュワワーが1匹倒されたら
げっこうしゅりけん➡︎アーケオス2体に90ダメージずつ。次ターンはロストマインで60ダメージずつアーケオスに乗せる。自分サイド2枚獲得。ヤミラミが倒されたらボスでルギアVSTARを呼んで空の封印石を付けたライコウVで攻撃してサイド3枚獲得。このターンでカイリューVも中途半端でも良いので育成できると次ターンバトル場を倒して勝てます。相手がルギアを2体出してくれた場合はカイリューVを出さずにライコウVが倒された次のターンに(すごいつりざお)+(ネストボール)+(ミラージュゲート)でライコウVを復活させバトル場を倒して勝ちです。
・サイドプラン1ー1ー3ー(1〜2)。


【一撃ルギア】(相性:微有利)

※打点は《かがやくアマージョ》で回復される前提とする。
・バンギラスをカビゴンとヤミラミで倒す。
ロストマインでは(160載った)バンギラスに7個、イシヘンジンか一撃イベルタルに5個載せる。次ターン空の封印石ライコウでルギアVSTARをワンパンする。このターン、アマージョで5個載せたダメカンが3個に回復。ライコウVが倒されたらロストマインで10ダメージ載っている(アマージョで回復30➡︎10)イシヘンジンか一撃イベルタルにダメカンを12個載せて勝ちです。
ルギアは白/一撃型の2つがありますが空の封印石がかなり強く使えるマッチなので順当にプレイできれば勝てます。
・サイドプラン2ー3ー1。


【アルセウスギラティナ】(相性:微不利)

手札干渉が多かったりチェレンがあるので厄介です。
・ウッウ+カビゴンでアルセVSTARを倒す。
・ロストマインでビーダルを倒す。
・2回目のロストマインでVガードエネルギーが付いたVSTAR2匹に60ダメージずつバラ撒く。
・空の封印石カイリューVを育成する。対面が60ダメージ載っているならそのままドラゴンゲイル。HPが満タンならボスの司令orキバナなどを使いながら(あなぬけのヒモをキバナで持ってくる)ベンチのVSTARを呼んでドラゴンゲイルで倒してサイド3枚獲得する。
・サイドプラン2ー1ー3で勝ちます。


【ミュウVMAX】(相性:有利)

・むしろ負ける方が難しい対面です。
カビゴンでミュウVをワンパンする。もしくはゲノセクトに180ダメージ与えた後、ヤミラミのロストマインでゲノセクトを倒しミュウVMAXを空の封印石を付けたドラピオンVでワンパンして勝ちです。ボスで呼んでも良いですしミュウVをカビゴンでワンパンできているからミュウVMAXは対面にいるはずなので次ターンでキバナやアクロマを使い必要札を揃えてドラピオンV起動を目指します。非V(メロエッタ、デオキシス、オドリドリ)を出してくれるなら空の封印石が無くても勝てます。
・サイドプラン2ー4を目指します。
非Vを出してくれた場合サイド2ー3ー1で勝ちです。

【パオジアン】(相性:有利)

パオジアンをウッウで削る。ロストマインでウッウで削ったパオジアンに11個。残り1個はゲッコウガに載せる。次ターン2回目のロストマインでゲッコウガに12個。(ゲッコウガを倒す理由は不意にキャンセルコロンを使われて(げっこうしゅりけん)でサイドを2枚取りされると勝てなくなる可能性があるからです。残りサイド3枚はカビゴンでパオジアンを削る。(180ダメージ)。カビゴンが倒されたらロストマインでパオジアン40。残り80をマナフィがいるなら
そこに全部載せて勝ち。いないならセグレイブに40。非V1体に40乗せます。これで次のターンにロストマインをまた使えば非Vを倒して勝ちです。マインが使えないならセグレイブに50乗せてターンが返ってきたらボス+おとぼけスピットでも良いです。


以上、環境デッキへの相性/プレイングの解説でした。

●このデッキに採用したいカード・不採用にしたカードの解説

・最後にこのデッキに採用したいカード・不採用にしたカードの解説をさせていただきます。
調整を経て感じたことも書いていきます。

◎採用したいカード


・あなぬけのヒモ(4枚目)
ヌメルゴンや空を飛ぶピカチュウが増えたら採用したいのとサーナイトがHP120以上の非Vを壁にして来た場合バトル場からズラせないと崩れたスタジアムでサイドレースを逆転されるので4枚目はあって損はないと思います。

・ロストスイーパー(1〜2枚)
アクロマが宣言出来なかった際の下振れを補ってくれたり相手の厄介なスタジアム・ポケモンの道具を剥がせるのはかなり使いやすく環境に刺さっているので採用したいです。

・こだわりベルト(1枚)
カイリューVに貼るとVSTARをワンパンできるようになります。すごく欲しい訳ではありませんがアルセウスギラティナに対してボス+カイリューVでギラティナVSTARを倒せればアルセウスにカイリューは基本エネ3枚+ベルト以外ではワンパンされないので1ターン貰えることが多いです。

・クララ(1枚)
キュワワーやヤミラミを使い回すことができリソースを確保しやすい。すごいつりざおを3枚採用していても直接ポケモンとエネルギーが手札に加わるのはクララの唯一の強みだと思います。

◎不採用にしたカード

スターミーV(1枚)

カイリューVとどちらを採用するかずっと悩んでいてスターミーVとカイリューVの役割対象が被っていてキバナ+手張りで動けてエネルギーの要求が楽なのは間違い無い+逃げエネ0が優秀な為ギリギリまで試しましたがHPが190しか無く手札干渉と共に返しで倒されると渋かったので不採用に。

ビーチコート(1〜2枚)
初期段階では手張りをアタッカーに使えたり
ゲッコウガのかくしふだに優先してエネルギーをトラッシュできたりと使いやすかった+リソースを温存できたが展開力が落ちボウルタウンの方が剥がされなかったときのパワーが高かったので不採用に。

ネストボール(4枚目)
ポケモンV含めデッキにいる全ての(たね)ポケモンを山札からいつでも持ってこれるので強かったです。ポケモンを持って来れる札がバトルVIPパス4+ネスト3+ヒスイのヘビーボール1+ボウルタウン2の計10枚もあったのと練習段階で問題無く展開できていた為不採用に。

以上、このデッキに採用したいカード・不採用にしたカードの紹介・解説でした。

◎(追記した部分)

・151環境でのTierの変化について

ミュウex

ミュウexの登場で高いダメージを出すことができるロストギラティナ・アルセウスギラティナ・ミライドンなどのデッキタイプが環境から減ると予想。その分、ミュウexと相性が良い白ルギア、頂への雪道を苦手としていたサーナイト、ミュウVMAXのデッキが増えると予想しました。ロストカイリューに関してはカビゴンでミュウexをワンパンできるので脅威にはならないですが自分が『かがやくゲッコウガ』を出した状態でマナフィがベンチに居ない場合に相手がボス➡︎ゲッコウガを呼ぶ。ミュウexにエネルギーを貼る。技ゲノムハックで『げっこうしゅりけん』と使われた際にサイド2枚取りをされる可能性があるのでプレイングとしてはゲッコウガを場に出すならマナフィも同時に展開する必要があります。

・151環境を想定した自分が考察する現環境のロストについて

151環境を意識した上でロストカイリューを組み直してみました。カイオーガを採用したポケモンVを全て不採用にしたザマゼンタ入りのレシピ。森の封印石(2枚)を採用しロストスイーパーで迅速にロストを貯めるロストカイリュー。この2種類を試しました。使った感想としてはカイオーガ軸は相手に理解がある(カイオーガを決める1ターン前に手札干渉を使われるorなるべくゲッコウガを倒してエネルギーがトラッシュに落ちるスピードを鈍らせる。)場合はをプラン通しにくいデッキタイプだと判断し没になり、ロストカイリュー(森の封印石2枚採用型)はポケモンVを出さなければ封印石の効果を使うことができず空の封印石が無い+ボスの司令も少ないのでサイドレースを有利に進めることもできずポケモンVを活かせない中途半端なデッキタイプだと判断し没にしました。以上の考察をした上で自分が考えるロストカイリューのレシピは①ルギアが増えたので空の封印石は採用したい②ポケモンVを場に出さなければ使えない森の封印石のみ(2枚採用)の評価は低め。③釣竿2、クララ1の配分も試したがサポートを使ってポケモンを再利用する動きはあまり有効的では無かった。
この3つの条件をクリアしたレシピである必要を感じました。

・デッキレシピ

ロストカイリュー

(デッキコード) YJxx8x-niPKkT-DKG8c4

このようなレシピになりました。ロスト系統のデッキが増えたのでロストスイーパーを2枚採用。そのため空&森の封印石が1枚ずつ採用されています。是非151環境で使ってみてください👍✨



最後に
PJCS(ポケモンジャパンチャンピオンシップス)という1年に1度しか無い大舞台でDay2に進めたこと。最終TOP64に入賞できたのは、毎度大会前に相談・調整してくれる仲間やnoteをいつも読んでくださっている読者の皆様、Twitterなどで自分を応援してくださっている方々のおかげです。競技に取り組むモチベーションが上がる『キッカケ』になっています。本当にありがとうございます。感謝の意味も込めてこの記事はいつもよりも具体的にまとめられるように頑張って作成しました。

今回のnoteは以上となります。最後まで読んでいただきありがとうございます!良ければこの記事の『拡散』や『いいね』もよろしくおねがいします!
noteとTwitter➡︎@shion_zahardのフォローも是非してくださると嬉しいです!
このnoteに関して質問などあればTwitterのDM(ダイレクトメッセージ)で答えさせていただきます。
それでは次のnoteでお会いましょう。

 shion

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