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一般大学に入ってすぐ防衛大学に行くと言った元カレ

"あおざくら 防衛大学校物語"という、私の好きな漫画がありまして、楽しく読んでいるというのに、思い出してしまうエピソードがあります。過去エピソードで申し訳ない、けど、癖強めな思い出が多いので共有させてください。(あおざくらは全く関係ないです。)



高校生の途中から大学一年生の途中まで、付き合っていた人がいました。大学が遠く、卒業後は遠距離恋愛でした。

5月。卒業ぶりに会って「次に会えるのは夏かな〜」なんて言いながらバイバイしました。何も問題なかったと思います、知らんけど。

6月。話したいことがあると言われて電話をしました。その内容を、簡単に書きます。


「大学を卒業したら、防衛大に入りたい。夢だった。でも勉強しないといけない。応援してほしい。支えてほしい。勉強に集中したいから、卒業するまでの4年間、ラインも電話もできないし会えない。」


それを急に聞かされた私の返事はこうです。


「凄い!!分かった!応援するから、頑張って!!」


今なら『んなあほな、いくら勉強に集中するいうてもたまに電話くらいできるでしょ、しかも4年て、バカにしてんの笑』と思うので、その頃の私は素直でかわいいですね。



6月末。大学で、男性の先輩に「彼氏おる?」と聞かれて、その彼氏のことをそのまま話します。

「それ絶対騙されてるで」

周りにいた先輩や同期も、頷きながら私を見ます。その場で一瞬にして私は『彼氏に浮気されてるっぽい女』になりました。


騙されてるとか嘘とか、思っていなかったです。こんなに分かりやすく都合よくされているのに。それくらい、認めたくないくらい好きだったんだと思います。

たくさん説得してもらい正気を取り戻した私は、早速、様子を探ってみることにしました。



彼氏と仲良い友達に連絡しました。

「〇〇(彼氏)と最近会った?」

「会ったよ!つい最近!」

「写真とかあったら見たい!」

「ほれ!」

そう簡単に送られてきた写真には"難波にて、日本代表を応援しようとサッカーのユニフォームを着て、友達数人と肩を組んでピースをしている彼氏"が写っていました。


・いや、難波に来てるなら私に会えたやん(私は大阪の大学)
・遊んでるやん
・勉強は?

と思ってしまい、連絡をとらない約束だったけど、彼氏に電話しました。


もしかしたら電話に出ないかも、と思っていたけど、割とすぐに出ました、3コールくらい。電話の向こう側がガヤガヤしています。

思ってたんと違うなあ、てっきり部屋で勉強していると思ってたけど?なんてイジワルなことは言いません。「電話してごめんね〜」と切り出して、今何しているかを聞きました。


「今、友達とカラオケ」

カラ…オケ…?カラオケ…?カカカカ……遊んでるやん(笑)と思いましたね。

「あ、そうなんやね、えっと、勉強で忙しいって言いなかった?」

「息抜きしたらあかんの?」


おっとー、短気か?怒るんじゃないよ。
私は、遊ぶことがダメと言いたいんじゃなくて、息抜きはしてほしくて、でもその時間があるなら私と連絡取る時間もあるんじゃない?と言いたいんだよ。


そんなような気持ちを伝えたけど、話が進まないまま、また同じ日々が続きました。当時の私…頑張れよ…そんなんじゃ、そりゃあいいようにされるよ…。


7月。連絡を取らないようになって約2ヶ月。私は二度目の電話をしました。

結果的に、その電話でお別れしました。


最初は「4年間連絡取れなくても大丈夫!応援できる!」と思っていたけど、早々に信用できないことがあって、本当に一生懸命に勉強しているなら応援できたけど…と思いましたが、多分それも無理でした。連絡が取れない会えない=彼氏がいない、ようなもので、どう転んでも寂しくなっていたと思います。「離れていても心にはいつもアイツ♡」なんて一途を貫き通す強い心も持っていなかったです。

もし、同窓会とかそんなところで会ったら、笑顔で言ってやろうと思います、「あの時、嘘ついてた?」ってね。うそうそ、言わないよ。


4年間ラインしないし電話しないし会わないけど付き合い続けようとしてくれる、愛か嘘かよく分からなかったけど都合のいい女になりそうだった話でした。

おしまい。

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