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谷川俊太郎さんと山田馨さんの対話『ぼくはこうやつて詩を書いてきた 谷川俊太郎、詩と人生を語る』(2010)を読んでいて、「詩の見取り図」という刺激的なことばに出会い、そのことが書かれている谷川俊太郎さんの本『詩ってなんだろう』(2001)を読んでみました。そのあとがきにはこんなお宝のことばありました。

「私は一介の実作者にすぎませんが、長いあいだ詩にかかわってきた経験を通して、自分なりのおおざっぱな詩の見取り図を書けるのではないかと思いました。ですからこれはいわばいわゆるアンソロジーとはちょっと違います。私は自分の考え方の道筋にそって詩を集め、選び、配列し、詩とは何かを考えるおおもとのところをとらえたいと願ったのです。」(137p)


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