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for serendipity1023「コンセプトとメソッドを残す」

齋藤孝さんと梅田望夫さんの対話集『私塾のすすめ~ここから創造が生まれる』(2008)にある斎藤孝さんのことば。

「概念づくり」というか「新しい言葉」を生み出すのが大事だと考えています(103p)、

「質問力」「段取り力」「退屈力」のような、簡単な言葉でいいんですが。もともと言葉がなかったのに、焦点があてられることによって、そこにみんなの経験が結晶化するような、そういうものをコンセプトと呼ぶとすると、そういうコンセプトを出すということが、論文でも大事なことだと思っていました。何について語っているかよりも、どんなコンセプトを提示できたのかということを、論文でも本でも目標にしていました。タイトルにそれを生かしたいということがあって、僕の本はコンセプト中心の本が多いんですね。結局残せるのは、そういう概念だろうと思って104)

そういう言葉を残すのと、もうひとつ、メソッドというか、実際のやり方を残す(104p)



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