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for serendipity1082 「自分が書いてしまった詩が、実用的であったらどんなによいだろう」

詩人・石垣りんさんのエッセイ集『ユーモアの鎖国』(1987)より。

小学生のころから、詩にひかれ、しゃにむに面白くもない詩を読み、自分でも下手な詩を書き続けてきた。その、詩に対する希望は? と聞かれても、やはりそれらしい返事が出来ない。詩に対する希望が別個にあるのではなく、実生活面での願いごとや祈りとより合わされていてわかちがたい。それで「自分の書いてしまった詩が、実用的であったらどんなによいだろう」などと答えてしまう。(160p)

「道具になる」「日常使いになる」ってあこがれです。実用的な詩って、僕はいいなあと思います。「実用的なnote」もめざせたらいいのですが。



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