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noteでワークショップ097「自分の感受性くらい」

自分の「ミッション」「X(エックス)」を見つめたり、確認したり、新たな切り口やインスピレーションと出会うきっかけづくりのために、noteでワークショップができないか。そんな小さな試みを週1でおこなっています。

詩人・茨木のり子さんの名詩「自分の感受性くらい」。読む度にインスパイアしてくれ、大好きな詩の1つです。まずはお読みいただき、文末に今週のお題を書いていますので、ぜひ回答してみてください。

自分の感受性くらい

ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて

難かしくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか

苛立つのを
近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし

初心消えかかるのを
暮しのせいにはするな
そもそもが ひよわな志にすぎなかった

駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄

自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ
(茨木のり子『自分の感受性くらい』花神社、2005)

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今週の問いは、あなたが「自分の感受性」を無くさないように心がけていること。3つあげ、その中からマイベストを1つ選んでください。

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