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個人の小さな研究所に関心をもつようになり、研究所を研究する「研究所★研究所」というブログをやっていたことがあります(since2005.1)。もう20年前のことなのですね。

最近、石牟礼道子さんの『最後の人 詩人 高群逸枝』(2012)を読んでいて、高群逸枝さんは世田谷の森の家=住居兼研究所を「女性史学研究所」と呼んでいたとありました。時期については、荒木優太さんによると「1947年(昭和22) 自宅を女性史研究所と呼称」とのことです。

同時期に読んでいた鶴見太郎さんの『柳田国男~感じたるまゝ』(2019)のなかで柳田国男の研究所を発見。柳田さんは1948年(昭和23)、自邸内に「民俗学研究所」を設立とあり(281p)。巻末の年譜には、1934年(昭和9)、自宅書斎を「郷土生活研究所」として全国山村調査を開始(355p)というのもありました。

僕も半農半X研究所(2000年)の前には「後世への最大遺物研究所」という名前の時期もあるので、落ち着くまで紆余曲折が柳田さんにもあるのですね。「1人1研究所社会」というビジョンを僕はもっているのですが、自分んの研究所をまだつくっていない方は、ぜひ2024~2025年に設立ください。笑



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