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半農半X研究所の塩見直紀が試みてきた小さな100個(本、ワークブック、ワークショップ、ツーリズム、コンセプト、コレクション、法則など)を紹介しています。

10年ほど前から古典的編集手法「AtoZ」に関心を持つようになりました。まずおこなったのが、「塩見直紀のこころ(=自分AtoZ)」「綾部のこころ(=市町村のAtoZ)」「半農半Xのこころ(=テーマのAtoZ)」の3つのAtoZ、各26のキーワードでの表現です。使ってみると、「人」「地域~集落」「テーマ」でも使えることが見えてきました。

amazonで「AtoZ本」を調べてみてください。国や大きな都市大きなものでは「オーストラリアAtoZ」「ニュージーランドAtoZ」「フィンランドAtoZ」「ロンドンAtoZ」「京都のこころAtoZ」などに関する本に出会うことができます。僕が一番最初に買ったAtoZ本は、『オーストラリアAtoZ』。オーストラリアへの出張前、1992年ころ買ったでした。テーマに関するAtoZ本を調べると、「ティファニーAtoZ」「ダイヤモンドAtoZ」など。なかには「ゾンビAtoZ」という絵本も。「人」だと、「原田治AtoZ」「田辺聖子AtoZ」などがでてきます。これらを「Urban AtoZ」と名づけてみました。

僕がめざしてきたのは、小さな「Local AtoZ」という世界です。小さな町や村、小学校区や集落、普通の人、マニアックなテーマなどです。いままで制作したり、制作の応援をしたりしたローカルなAtoZ作品をAtoZ26のキーワードで再編集したのが、写真の「Local AtoZ Works」という冊子(CDジャケットサイズ、16P)です。

たくさんの方々が「Local AroZ」の制作にチャレンジくださり、その豊かな世界が見えてきました。AtoZの26のキーワードで深掘りすれば、解像度もあがります。めざしたのは、「すでにそこにある豊饒の世界の再構築」でした。


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