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for serendipity962 人生の道を照らす「火」

若松英輔さんの『詩と出会う 詩と生きる』(2019)の第6章「さびしみの詩~宮澤賢治が信じた世界」のなかにこんなことばがありました。

「詩人にはそのひと特有の鍵語があります。ある言葉によって人生を深め、その人の固有の意味を発見していく。それは一語の場合もありますし、鍵語群と呼べるような強く結びつく、いくつかの関連する言葉の場合もあります。もちろん、それは「意味の世界」への扉を開ける言葉でもあります。」(98p)

「人は、鍵語を人生の折々に見つけていきます。宮澤賢治(1896-1933)の場合は、「火」「焚(た)く」「燃える」といった言葉が鍵語になります。」(99p)

「そのひと特有の鍵語」。「ある言葉によって人生を深め、その人の固有の意味を発見していく」。僕(塩見直紀)の鍵語は何だろう。


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