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for serendipity961「詩が自分の中から生まれ出ようとしているからなのかもしれない」

若松英輔さんの『詩と出会う 詩と生きる』(2019)より。

「かつて私も詩は読むだけでした。(中略)しかし、ある日、どうしてそう思ったのか、今となってはよくわかりませんが、詩を味わうためには、詩を読んでいるだけでは十分ではないのかもしれない。書かねばならないのではないか、そう感じたのです。さらにいえば、もしかしたら、詩を深く味わいたいと感じるのは、詩が自分の中から生まれ出ようとしているからなのかもしれない、そう思ったのです。」(6p)

2024年から僕(塩見直紀)も詩を書きたいと思うようになりました。新たに書いていくというよりは、詩のかたちで表現しておきたいことがあるという想いなのですが、若松英輔さんのこのことばに、僕もそうかもと思った次第です。


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