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siomemo1050「武者小路實篤全集 第四巻」

「2024年の読書(研究)」の前半を振り返ってみて、思いがけない大きな展開が2つありました。①「一人一研究」→当事者研究の流れに出会ったこと。②武者小路実篤と「新しき村」からの学びです。

2024年は僕にとって、「新しき村と武者小路実篤元年」となりました。自分メモとして、流れを再度書いておきます。大正7年(1918)、武者小路実篤の提唱で宮崎県の山村に生まれた「新しき村」。「新しき村」に関する本は未読であったことから、書籍を検索してみると、武者小路実篤の研究者である大津山国夫さんの『武者小路実篤、新しき村の生誕』(2008)の存在に出会い、2024年4月、拝読。いまも「新しき村」から学べることは多いと実感。以来、関川夏央さんの『白樺たちの大正』(2003)など関連本を読んできました。シリーズ「作家の自伝」7『武者小路実篤 自分の歩いた道/思い出の人々』(1994)を読み終え、「武者小路實篤全集 第四巻」へ。

以下、第四巻の内容です。
大正7年、実篤は、生活改造・社会改造の願いおさえがたく、日向(宮崎県)に「新しき村」を建説(設?)した。本巻では「新しき村」の構想を披瀝した『新しき村の生活』、入手困難な「新しき村叢書」全8篇、三部作といわれる中期の代表作、『幸福者』『耶蘇』『第三の隠者の運命』を中心に収録、雑誌「新しき村」(大正7年7月創刊)での諸発言も収め「新しき村」運動初発期の展開を示した。







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