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塩見直紀の試行100(034)「イシワタマリを介護するときに読んでほしいAtoZ」

半農半X研究所の塩見直紀が試みてきた小さな100個(本、ワークブック、ワークショップ、ツーリズム、コンセプト、コレクション、法則など)を紹介しています。

半農半Xデザインスクールなどで、自分をA~Zまでのキーワードで自分を棚卸する「自分AtoZ」というワークを10数年前からおこなうようになりました。この数年は、抽出したキーワードを26にセレクトして、CDジャケットサイズのミニブックをつくる試みをおこなっています。

「ミニブック版の“自分AtoZ”をつくりませんか?」とお声かけした方が数名います。福知山在住の美術家・イシワタマリさんもそんな一人でした。自分も「塩見直紀AtoZ」をつくっているのですが、アーティストがつくるとどうなるのか、興味津々でした。

イシワタさんがつくってこられたのはなんと「イシワタマリを介護するときに読んでほしいAtoZ」(2019)というチャレンジングな作品。家族介護の限界もあり、他人に介護しても

らうことになるなか、こうした1冊があれば、たとえば、この人は絵を描くのが好きだったのかとか、釣りや猫が好きだったのかとかわかります。介護してくれる人との関係性がすこし変わるかもしれません。僕にもそんなときが訪れる。その際は、「塩見直紀AtoZ」を渡せたらと願います。「イシワタマリを介護するときに読んでほしいAtoZ」を生み出したイシワタマリさんと、レイアウトデザインしてくれた福知山公立大学(地域経営学部)の2期生・浅井ゆうみさんに感謝です。


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