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塩見直紀の試行100(コンセプトなど)バックナンバー①

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塩見直紀のこれまでの取り組み(コンセプトなど)を100個、まとめてみました。100個に関心のある方は、拙著『塩見直紀の京都発コンセプト88~半農半Xから1人1研究所まで』(京都新…
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塩見直紀の試行100(038)「漢字コンセプトの創造」

半農半X研究所の塩見直紀が試みてきた小さな100個(本、ワークブック、ワークショップ、ツーリズム、コンセプト、コレクション、法則など)を紹介しています。 ある本に「漢字のもつ造語能力」や「江戸末期から明治にかけての先人の造語努力」について書かれていて、とても印象に残っています。僕が思っていることは、漢字での新しい表現をもっと意識しよう、ソーシャルデザインできる漢字を、造語を創造していこうということです。ここでは、あえて、「漢字コンセプトの創造」と呼んでおきましょう。 イン

塩見直紀の試行100(033)「エックス系移住」

半農半X研究所の塩見直紀がおこなってきた小さな100個(本、ワークブック、ワークショップ、ツーリズム、コレクション、コンセプト、法則など)を紹介しています。 5年以上前のことですが、高知市で講演をした際、市役所の方から「高知には、よさこい移住があります」と教わりました。それなら、「龍馬移住もありそう!」と思ったものです。「四万十移住」も「砂浜美術館移住」もいいですね。僕の故郷・京都府綾部市は、合気道の発祥地です。世界からの「合気道移住」が増えたらすてきだと思ってきました。2

塩見直紀の試行100(032)「かくまちBOOK~「書く」という観点からのまちづくり」

半農半X研究所の塩見直紀が試みてきた小さな100個(本、ワークブック、ワークショップ、ツーリズム、コレクション、コンセプト、法則など)を紹介しています。 ワークブック「かくまちBOOK~「書く」という観点からのまちづくり」(2012)は、京都府の地域力再生支援助成金を得て、作成したものです(ブックデザインは綾部のデザイナー・相根良孝さん)。我が家にも在庫が数冊しか残っていないレアものとなっています。 「じぶんAtoZ、まちAtoZ」など、まちづくり系の10個のQ(問い)を

塩見直紀の試行100(031)「3つ集まればマニアックゾーン」

半農半X研究所の塩見直紀が試みてきた小さな100個(本、ワークブック、ワークショップ、ツーリズム、コンセプト、コレクション、法則など)を紹介しています。 「京都出身の3大コンセプター」と僕が呼んでいる人がいます。坂井直樹さん、谷口正和さん、松岡正剛さんの3人です。今日、ご紹介するのは、ジャパンライフデザインシステムズ代表・谷口正和さんの本の中で出会った「3店集まれば、マニアックゾーン」という考え方について。ここでは「3店」を「3つ(建物、人、産物、名所など)」と表現します。

塩見直紀の試行100(030)「AtoZが世界を変える!」

半農半X研究所の塩見直紀が試みてきた小さなチャレンジ100個(本、ワークブック、ワークショップ、ツーリズム、コンセプト、法則など)を紹介しています。 10年ほど前より、古典的編集手法「AtoZ」に関心を持つようになり、「自分」「地域(集落)」「テーマ」の解像度を「26のキーワード」であげる試みをしてました。「AtoZという手法の可能性を使えたい!」ということで編んだのが、ワークブック「AtoZが世界を変える!」(綾部ローカルビジネスデザイン研究所編、A5版、32p、500円

塩見直紀の試行100(029)「テーマ×問題集( ユニークな文房具、雑貨と地方創生の掛け算による可能性の問題集」

「地域資源から新しいアイデアを生み出す問題集【全国の市町村編】」を全国から集う福知山公立大学(地域経営学部)の学生に故郷編をつくってもらう試みを2017年ころより、おこなってきました。16の問いかけ文をおさめ、アイデアを生み出してもらうためのアイデアブックですが、「故郷の地域資源、宝もの」の活用をテーマにタイプ以外に、「ワンテーマ編」だけの作品もいくつか生まれています。今回ご紹介するのは、福知山公立大2017年入学の塩見ゼミ生・板倉仁夢さんによる卒業研究作品「ユニークな文房具

塩見直紀の試行100(028)「集落の名刺」

半農半X研究所の塩見直紀が試みてきた小さな100個(本、ワークブック、ワークショップ、ツーリズム、コンセプト、コレクション、法則など)、紹介しています。 京都府南丹市日吉の世木(せき)地区には4つの集落があり、2017~2019年の3年間で集落の魅力を古典的編集手法AtoZで26個可視化する試みをおこなってきました。CDジャケットサイズ16ページのミニブックするもので、以下の4集落版が完成しました。「中世木AtoZ」(約50戸)/「殿田AtoZ」(約100戸)/「木住Ato

塩見直紀の試行100(027)「若者が住みたいまちAtoZ」

半農半X研究所の塩見直紀が試みてきた小さな100個(本、ワークブック、ワークショップ、ツーリズム、コンセプト、コレクション、法則など)を紹介しています。 2018年12月、大学コンソーシアム京都主催の「第14回京都から発信する政策研究交流大会」(会場・龍谷大学)での「学生企画」の部の講演を依頼されました。企画をする京都市内の学生有志と事前ミーティング。希望の演題を聞くと「若者が住みたいまち」でした。参加する京都市内の政策系の大学ゼミの学生さんから「若者が住みたいまちAtoZ

塩見直紀の試行100(026)「コンセプトスクール」

半農半X研究所の塩見直紀が試みてきた小さな100個(本、ワークブック、ワークショップ、ツーリズム、コンセプト、コレクション、法則など)を紹介しています。 20代のとき(1992年ころ)、「新概念創出能力」という言葉に出会って以来、コンセプトに関心を持ってきました。半農半Xというコンセプトはその数年後、誕生しています。コンセプトマニアの僕が2014年に始めたのが、「塩見直紀的コンセプトスクール」の通信教育版です。2013年から、京都市内でほぼ毎月、教室型の「コンセプトスクール

塩見直紀の試行100(011)「天職観光AtoZ【綾部編】」

半農半X研究所の塩見直紀が試みてきた100の小さな実験(本、ワークブック、ワークショップ、コンセプト、法則など)を紹介しています。 新しい旅の姿を模索するなかで、2006年、浮かんできたのが「天職観光」(天職のヒントを探す旅)というコンセプトです。どこへでも旅する時代ではもうなく、きっとこんな旅をする時代になっていくと僕は思っています。 天職観光の観点から、故郷・京都府綾部市の新しい旅のガイドブック(CDジャケットサイズ、16ページ)をつくってみました。あやべ市民新聞社「

塩見直紀の試行100(010)「ローカルビジネスのつくり方問題集」

半農半X研究所の塩見直紀が試みてきた100個(本、ワークブック、ワークショップ、コンセプト、法則など)を紹介しています。 公益財団法人トヨタ財団さまの支援を得て、綾部ローカルビジネスデザイン研究所編のミニブック「ローカルビジネスのつくり方問題集」(32ページ、2色刷、販売価格500円)を制作しました。 「制約がいろいろな傑作をつくる」「制約がないところでいいものは生まれない」と言います。「京都府綾部市の地域資源を活かすという制約」と市内外の人が出会うことで、新しい何かを創

塩見直紀の試行100(009)「コンセプトゼミ~コンセプトメーカーになるための問題集」

半農半X研究所の塩見直紀が試みてきたもの(本やワークブック、ワークショップ、コンセプトなど)を100個紹介していきます。 今回は福知山公立大学(地域経営学部地域経営学科)の3年ゼミでつくった冊子「コンセプトゼミ~コンセプトメーカーになるための問題集」(2020)です。 10年ほど前から、「コンセプトスクール」というワークショップを京都市内でおこなってきて、そこでは私が作った「問い」を出題してきました。例えば、「あなたがソーシャル系大学をつくるなら?→○○大学○○学科」とい