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塩見直紀の試行100(コンセプトなど)バックナンバー①

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塩見直紀のこれまでの取り組み(コンセプトなど)を100個、まとめてみました。100個に関心のある方は、拙著『塩見直紀の京都発コンセプト88~半農半Xから1人1研究所まで』(京都新…
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#持続可能な社会

塩見直紀の試行100(048)「人生探求都市」

半農半X研究所の塩見直紀が試みてきた小さな100個(本、ワークブック、ワークショップ、ツーリズム、コンセプト、コレクション、法則など)を紹介しています。 故郷・綾部にUターンした20年前(1999年)から、日本のそれぞれのまちは自分の町をどう名づけているのか、関心をもつようになりました。 新しいコンセプトを考える「コンセプトスクール」をおこなうとしたら、 Q.「○○都市」「⚪⚪のまち」という穴あき問題になりますね。自問するなかで、ぼくの中で生まれのが「人生探求都市」でした

塩見直紀の試行100(044)「綾部コミナスAtoZ」

半農半X研究所の塩見直紀が試みてきた小さな100個(本、ワークブック、ワークショップ、ツーリズム、コンセプト、コレクション、法則など)を紹介しています。 綾部市役所が2017年度から始めた注目のコミュニティナース事業。3名の看護師(地域おこし協力隊)が綾部の農村部に入り、健康づくり、地域づくりなどに貢献していきます。 コミュニティナースのこころ、コンセプト、精神、世界観がとても深く、2017年から「AtoZでまとめたら」とおすすめておりました。お陰さまで2018年、無事完

塩見直紀の試行100(043)「自分らしく生きるを支える作業療法士AtoZ」

半農半X研究所の塩見直紀が試みてきた小さな100個(本、ワークブック、ワークショップ、ツーリズム、コンセプト、コレクション、法則など)を紹介しています。 綾部市立病院勤務の作業療法士・古川絵美さんに、CDジャケットサイズのミニブック「古川絵美AtoZ」の制作を打診したら、「編んでみたいものがあります」と提案くださったのが、「自分らしく生きるを支える作業療法士AtoZ」(2019)でした。 2018年、綾部の「コミュニティナース」の方々と、「コミュニティナースとは何か?」に

塩見直紀の試行100(042)「Local AtoZ」

半農半X研究所の塩見直紀が試みてきた小さな100個(本、ワークブック、ワークショップ、ツーリズム、コンセプト、コレクション、法則など)を紹介しています。 10年ほど前から古典的編集手法「AtoZ」に関心を持つようになりました。まずおこなったのが、「塩見直紀のこころ(=自分AtoZ)」「綾部のこころ(=市町村のAtoZ)」「半農半Xのこころ(=テーマのAtoZ)」の3つのAtoZ、各26のキーワードでの表現です。使ってみると、「人」「地域~集落」「テーマ」でも使えることが見え

塩見直紀の試行100(037)「使命多様性」

半農半X研究所の塩見直紀が試みてきた小さな100個(本、ワークブック、ワークショップ、ツーリズム、コンセプト、コレクション、法則など)を紹介しています。 1992年、地球サミット(UNCED)がブラジルのリオでおこなわれころ、「生命多様性/生物多様性」ということばに出会いました。いまから約30年前のことです。大事なことばだとは思いっつ、何か表現できていない大事なものがあるのではないかと感じた僕は「使命多様性」ということばをつくってみました。「使命多様性」で見えてくる世界があ

塩見直紀の試行100(036)「中学生×AtoZ」

半農半X研究所の塩見直紀が試みてきた小さな100個(本、ワークブック、ワークショップ、ツーリズム、コンセプト、コレクション、法則など)を紹介しています。 2017年から4年、京都府福知山市内の4つの中学校において、AtoZの編集手法を取り入れていただき、魅力の可視化をおこないました。 生まれた作品が、「みわAtoZ」(福知山市立三和中学校、全校生徒41名作品、2018)、「夜久野AtoZ」(同・夜久野学園7年生16名作品、2019)、「大江AtoZ」(同・大江中学校2年生

塩見直紀の試行100(034)「イシワタマリを介護するときに読んでほしいAtoZ」

半農半X研究所の塩見直紀が試みてきた小さな100個(本、ワークブック、ワークショップ、ツーリズム、コンセプト、コレクション、法則など)を紹介しています。 半農半Xデザインスクールなどで、自分をA~Zまでのキーワードで自分を棚卸する「自分AtoZ」というワークを10数年前からおこなうようになりました。この数年は、抽出したキーワードを26にセレクトして、CDジャケットサイズのミニブックをつくる試みをおこなっています。 「ミニブック版の“自分AtoZ”をつくりませんか?」とお声

塩見直紀の試行100(033)「エックス系移住」

半農半X研究所の塩見直紀がおこなってきた小さな100個(本、ワークブック、ワークショップ、ツーリズム、コレクション、コンセプト、法則など)を紹介しています。 5年以上前のことですが、高知市で講演をした際、市役所の方から「高知には、よさこい移住があります」と教わりました。それなら、「龍馬移住もありそう!」と思ったものです。「四万十移住」も「砂浜美術館移住」もいいですね。僕の故郷・京都府綾部市は、合気道の発祥地です。世界からの「合気道移住」が増えたらすてきだと思ってきました。2

塩見直紀の試行100(032)「かくまちBOOK~「書く」という観点からのまちづくり」

半農半X研究所の塩見直紀が試みてきた小さな100個(本、ワークブック、ワークショップ、ツーリズム、コレクション、コンセプト、法則など)を紹介しています。 ワークブック「かくまちBOOK~「書く」という観点からのまちづくり」(2012)は、京都府の地域力再生支援助成金を得て、作成したものです(ブックデザインは綾部のデザイナー・相根良孝さん)。我が家にも在庫が数冊しか残っていないレアものとなっています。 「じぶんAtoZ、まちAtoZ」など、まちづくり系の10個のQ(問い)を

塩見直紀の試行100(031)「3つ集まればマニアックゾーン」

半農半X研究所の塩見直紀が試みてきた小さな100個(本、ワークブック、ワークショップ、ツーリズム、コンセプト、コレクション、法則など)を紹介しています。 「京都出身の3大コンセプター」と僕が呼んでいる人がいます。坂井直樹さん、谷口正和さん、松岡正剛さんの3人です。今日、ご紹介するのは、ジャパンライフデザインシステムズ代表・谷口正和さんの本の中で出会った「3店集まれば、マニアックゾーン」という考え方について。ここでは「3店」を「3つ(建物、人、産物、名所など)」と表現します。

塩見直紀の試行100(028)「集落の名刺」

半農半X研究所の塩見直紀が試みてきた小さな100個(本、ワークブック、ワークショップ、ツーリズム、コンセプト、コレクション、法則など)、紹介しています。 京都府南丹市日吉の世木(せき)地区には4つの集落があり、2017~2019年の3年間で集落の魅力を古典的編集手法AtoZで26個可視化する試みをおこなってきました。CDジャケットサイズ16ページのミニブックするもので、以下の4集落版が完成しました。「中世木AtoZ」(約50戸)/「殿田AtoZ」(約100戸)/「木住Ato

塩見直紀の試行100(020)「整理ツーリズム」

半農半X研究所の塩見直紀が試みてきた小さな100個(本、ワークブック、ワークショップ、ツーリズム、コンセプト、法則など)を紹介しています。 1999年、33歳を機に故郷の京都府綾部市にターン。統廃合で廃校となった母校の小学校の跡地を拠点に都市農村交流、ツーリズムを考えるようになりました。綾部はどんな旅を提案すべきか。グリーンツーリズム、エコツーリズム、エコツーリズム・・・。いろいろ考えるなかで、2006年ころ、生まれたのが、「天職観光」(天職のヒントを探す旅)というコンセプ

塩見直紀の試行100(019)「コンセプトリーダーシップ」

半農半X研究所の塩見直紀がおこなってきた100の試み(本、ワークブック、ワークショップ、ツーリズム、コンセプト、法則など)を紹介しています。 1992年ころでしょうか、2つの言葉と出会い、とても影響を受けました。1つは「ソーシャルデザイン」。もう1つは「新概念創出能力」です。 ソーシャルデザインに関しては、当時、つとめていた会社に「ソーシャルデザインルーム」の提案をおこない、実現するのですが、この10年くらい、日本でもソーシャルデザイン人気です。 新概念創出能力というこ

塩見直紀の試行100(017)「いつか行きたい天職観光リスト」

半農半X研究所の塩見直紀が試みてきた100個(本、ワークブック、ワークショップ、ツーリズム、コンセプト、法則など)を紹介しています。 「天職観光」とは、僕が描くこれからの時代の新しい旅。自分のミッションのヒントを与えてくれるまち、ひと、場所、ものなどに会いにいくイメージです。パンデミックでしばらく旅には行けない日々が続きますが、自宅でウィッシュリストをつくってはどうかなって、2020年4月、ひらめきました。 ということで、以下は「塩見直紀のいつか行きたい天職観光リスト」で