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塩見直紀の試行100(コンセプトなど)バックナンバー①

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塩見直紀のこれまでの取り組み(コンセプトなど)を100個、まとめてみました。100個に関心のある方は、拙著『塩見直紀の京都発コンセプト88~半農半Xから1人1研究所まで』(京都新…
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2021年6月の記事一覧

塩見直紀の試行100(038)「漢字コンセプトの創造」

半農半X研究所の塩見直紀が試みてきた小さな100個(本、ワークブック、ワークショップ、ツーリズム、コンセプト、コレクション、法則など)を紹介しています。 ある本に「漢字のもつ造語能力」や「江戸末期から明治にかけての先人の造語努力」について書かれていて、とても印象に残っています。僕が思っていることは、漢字での新しい表現をもっと意識しよう、ソーシャルデザインできる漢字を、造語を創造していこうということです。ここでは、あえて、「漢字コンセプトの創造」と呼んでおきましょう。 イン

塩見直紀の試行100(037)「使命多様性」

半農半X研究所の塩見直紀が試みてきた小さな100個(本、ワークブック、ワークショップ、ツーリズム、コンセプト、コレクション、法則など)を紹介しています。 1992年、地球サミット(UNCED)がブラジルのリオでおこなわれころ、「生命多様性/生物多様性」ということばに出会いました。いまから約30年前のことです。大事なことばだとは思いっつ、何か表現できていない大事なものがあるのではないかと感じた僕は「使命多様性」ということばをつくってみました。「使命多様性」で見えてくる世界があ

塩見直紀の試行100(036)「中学生×AtoZ」

半農半X研究所の塩見直紀が試みてきた小さな100個(本、ワークブック、ワークショップ、ツーリズム、コンセプト、コレクション、法則など)を紹介しています。 2017年から4年、京都府福知山市内の4つの中学校において、AtoZの編集手法を取り入れていただき、魅力の可視化をおこないました。 生まれた作品が、「みわAtoZ」(福知山市立三和中学校、全校生徒41名作品、2018)、「夜久野AtoZ」(同・夜久野学園7年生16名作品、2019)、「大江AtoZ」(同・大江中学校2年生

塩見直紀の試行100(035)「半の思想コレクション」

半農半X研究所の塩見直紀が試みてきた小さな100個(本、ワークブック、ワークショップ、ツーリズム、コンセプト、コレクション、法則など)を紹介しています。 半農半Xというコンセプトが生まれて四半世紀。当時、僕の年齢は28~29歳でした。半農半Xを考えていくなかで、いつしか、「半」という考え方にも関心を持つようになりました。以下はスマホでメモしている一覧(未編集)です。コレクションのなかから、何かが見えてくるものがきっとある。そんな気がしています。 半の思想の研究所(半研究所

塩見直紀の試行100(034)「イシワタマリを介護するときに読んでほしいAtoZ」

半農半X研究所の塩見直紀が試みてきた小さな100個(本、ワークブック、ワークショップ、ツーリズム、コンセプト、コレクション、法則など)を紹介しています。 半農半Xデザインスクールなどで、自分をA~Zまでのキーワードで自分を棚卸する「自分AtoZ」というワークを10数年前からおこなうようになりました。この数年は、抽出したキーワードを26にセレクトして、CDジャケットサイズのミニブックをつくる試みをおこなっています。 「ミニブック版の“自分AtoZ”をつくりませんか?」とお声

塩見直紀の試行100(033)「エックス系移住」

半農半X研究所の塩見直紀がおこなってきた小さな100個(本、ワークブック、ワークショップ、ツーリズム、コレクション、コンセプト、法則など)を紹介しています。 5年以上前のことですが、高知市で講演をした際、市役所の方から「高知には、よさこい移住があります」と教わりました。それなら、「龍馬移住もありそう!」と思ったものです。「四万十移住」も「砂浜美術館移住」もいいですね。僕の故郷・京都府綾部市は、合気道の発祥地です。世界からの「合気道移住」が増えたらすてきだと思ってきました。2

塩見直紀の試行100(032)「かくまちBOOK~「書く」という観点からのまちづくり」

半農半X研究所の塩見直紀が試みてきた小さな100個(本、ワークブック、ワークショップ、ツーリズム、コレクション、コンセプト、法則など)を紹介しています。 ワークブック「かくまちBOOK~「書く」という観点からのまちづくり」(2012)は、京都府の地域力再生支援助成金を得て、作成したものです(ブックデザインは綾部のデザイナー・相根良孝さん)。我が家にも在庫が数冊しか残っていないレアものとなっています。 「じぶんAtoZ、まちAtoZ」など、まちづくり系の10個のQ(問い)を

塩見直紀の試行100(031)「3つ集まればマニアックゾーン」

半農半X研究所の塩見直紀が試みてきた小さな100個(本、ワークブック、ワークショップ、ツーリズム、コンセプト、コレクション、法則など)を紹介しています。 「京都出身の3大コンセプター」と僕が呼んでいる人がいます。坂井直樹さん、谷口正和さん、松岡正剛さんの3人です。今日、ご紹介するのは、ジャパンライフデザインシステムズ代表・谷口正和さんの本の中で出会った「3店集まれば、マニアックゾーン」という考え方について。ここでは「3店」を「3つ(建物、人、産物、名所など)」と表現します。

塩見直紀の試行100(030)「AtoZが世界を変える!」

半農半X研究所の塩見直紀が試みてきた小さなチャレンジ100個(本、ワークブック、ワークショップ、ツーリズム、コンセプト、法則など)を紹介しています。 10年ほど前より、古典的編集手法「AtoZ」に関心を持つようになり、「自分」「地域(集落)」「テーマ」の解像度を「26のキーワード」であげる試みをしてました。「AtoZという手法の可能性を使えたい!」ということで編んだのが、ワークブック「AtoZが世界を変える!」(綾部ローカルビジネスデザイン研究所編、A5版、32p、500円

塩見直紀の試行100(029)「テーマ×問題集( ユニークな文房具、雑貨と地方創生の掛け算による可能性の問題集」

「地域資源から新しいアイデアを生み出す問題集【全国の市町村編】」を全国から集う福知山公立大学(地域経営学部)の学生に故郷編をつくってもらう試みを2017年ころより、おこなってきました。16の問いかけ文をおさめ、アイデアを生み出してもらうためのアイデアブックですが、「故郷の地域資源、宝もの」の活用をテーマにタイプ以外に、「ワンテーマ編」だけの作品もいくつか生まれています。今回ご紹介するのは、福知山公立大2017年入学の塩見ゼミ生・板倉仁夢さんによる卒業研究作品「ユニークな文房具

塩見直紀の試行100(028)「集落の名刺」

半農半X研究所の塩見直紀が試みてきた小さな100個(本、ワークブック、ワークショップ、ツーリズム、コンセプト、コレクション、法則など)、紹介しています。 京都府南丹市日吉の世木(せき)地区には4つの集落があり、2017~2019年の3年間で集落の魅力を古典的編集手法AtoZで26個可視化する試みをおこなってきました。CDジャケットサイズ16ページのミニブックするもので、以下の4集落版が完成しました。「中世木AtoZ」(約50戸)/「殿田AtoZ」(約100戸)/「木住Ato

塩見直紀の試行100(027)「若者が住みたいまちAtoZ」

半農半X研究所の塩見直紀が試みてきた小さな100個(本、ワークブック、ワークショップ、ツーリズム、コンセプト、コレクション、法則など)を紹介しています。 2018年12月、大学コンソーシアム京都主催の「第14回京都から発信する政策研究交流大会」(会場・龍谷大学)での「学生企画」の部の講演を依頼されました。企画をする京都市内の学生有志と事前ミーティング。希望の演題を聞くと「若者が住みたいまち」でした。参加する京都市内の政策系の大学ゼミの学生さんから「若者が住みたいまちAtoZ

塩見直紀の試行100(026)「コンセプトスクール」

半農半X研究所の塩見直紀が試みてきた小さな100個(本、ワークブック、ワークショップ、ツーリズム、コンセプト、コレクション、法則など)を紹介しています。 20代のとき(1992年ころ)、「新概念創出能力」という言葉に出会って以来、コンセプトに関心を持ってきました。半農半Xというコンセプトはその数年後、誕生しています。コンセプトマニアの僕が2014年に始めたのが、「塩見直紀的コンセプトスクール」の通信教育版です。2013年から、京都市内でほぼ毎月、教室型の「コンセプトスクール

塩見直紀の試行100(025)「視点集」

半農半X研究所の塩見直紀が試みてきた小さな100個(本、ワークブック、ワークショップ、ツーリズム、コンセプト、コレクション、法則など)を紹介しています。 2006年、ふと「視点」を集めてみようと思い立ちました。地球にあるすてきな視点を集め、「視点集」というブログで公開。みんなに多様な視点を使ってもらえたらという願いから生まれたものです。以下、塩見直紀がコレクションした視点のリストです。 「視点集」リスト 「関係性の回復、という視点」(NO.0112) 「ことし いちばん